イエメンの海外旅行基本情報
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南西アジア・アラビア半島に位置するイエメンは、サウジアラビア、オマーンと国境を接し、紅海、アデン湾をはさんでアフリカに面している。標高3000mを超える山々がそびえ、雨が多く肥沃な土地では古くから農耕が発達し「幸福のアラビア」と呼ばれた。人々はアラブの伝統やイスラムの戒律を重んじ、昔ながらの生活様式を守って暮らしている。首都サナアは中世アラビアの世界そのままの姿を残す街並みが魅力的な、世界遺産に登録された都市。北部山岳地帯では、シバム、コーカバン、スーラ、マナハなど要塞都市群が見どころ。豊かな文化と魅力的な歴史を感じることができる都市や遺跡、美しい自然風景など、楽しみが多い。[オススメの観光スポット・グルメ・ショッピング]首都サナアは標高3500mをこえる高原都市。旧市街地は世界遺産に登録され、周囲を囲む城壁の城門「バーバルヤマン (イエメン門)」や「スーク (市場) 」、「グレート・モスク」は一見の価値あり。地方にも、旧約聖書由来の都市「サナー」やシバ王国の首都だった「マーリブの遺跡」などの歴史遺産が多くあり、是非訪れたい。サナアの南に位置するハッダ山は、少数民族が暮らすトルコ風の小さな村や果樹園が有名。郷土料理サルタは、肉、豆、米などをスパイスで煮込んだもの。他にもシチューのような煮込み料理が多い。女性一人では、レストランに入りにくいことが多いので、ホテルで食べるのが無難。イエメンで飲まれる「ギジル」と呼ばれる飲み物は珈琲豆の皮を煎じ、砂糖を加えたもので、珈琲とは違った味わい。イエメン旅行のツアー選びのポイント
日本人観光客は少なめ、ツアーも少なめ。中東や秘境を得意とする旅行会社を中心に問い合わせて、自分なりのツアーを組み立てることになる。直行便はなく、ドバイなど近隣都市やヨーロッパ各都市を経由して入国するので、移動にも時間がかかる。経由地も観光する周遊型にするか、イエメン国内の観光に絞るかで日程や価格も変わってくる。首都サナアにはさまざまなランクの宿泊施設がある。落ち着ける高級ホテルもあり、イエメン国内観光の足場として利用できる。市内での交通はタクシー、「ダッバーブ」と呼ばれる乗り合いタクシー、バスなどの車か徒歩がメイン。サナア近郊ならばタクシーなどでもアクセスできるが、地方へ行くにはバス、または特別なアレンジが必要となる。ツアー参加人数や性別によって、できることも変わってくるので、計画を十分に練る必要があるだろう。出来上がったパッケージツアーは少なく、多くの場合は、旅行会社と相談しながら、自分なりのツアーを作っていくことになる。予算や日程などとともに、旅の目的を絞りこんだ上で、余裕をもったツアーを組み立てよう。観光の中心は首都サナアとその近郊。サナアを離れると、自然や遺跡を巡る他に、紅海に浮かぶ美しい島でのキャンプやダイビングも可能。観光客の少ない場所への旅は、戸惑いことも多いため、余裕のあるプランをたてておくことをオススメする。
イエメンの都市情報
- サナアNoImageアラビア半島南西部、最も高い所で標高3,760mもの高原にあるイエメンの首都。アラブ文化が色濃く残るイスラムの都市で、200年〜300年くらい前の建物が石畳の道や城壁などと一緒に残る旧市街地は世界遺産に登録されている。夜になるとオレンジ色の街灯がともり幻想的な美しさ。旧市街を取り囲む城壁に唯一残っている城門「バーバルヤマン (イエメン門)…続きを見る
- サユーンNoImageアラビア半島最大のワディ(枯川)である「ワディ・ハダラマート」の中心都市。イエメン東部の広大な砂漠に位置する長さ160km、平均幅2kmの巨大な谷で、深さは長い歳月の浸食により約300mにも及ぶ。砂漠地帯に広がる「100万のヤシに囲まれた町」として知られ、鮮やかな緑のなかにモスクやミナレット、石造りの建物が佇む美しい景観を楽しめる。町の中…続きを見る
- ハジャラNoImageマグラバとマナハの中間、標高2300mの山にある町。山頂に建つ家々は、1000年以上も前に外部からの侵略を避けるために造られたもので、12世紀のオスマン・トルコ占領時代には重要な要塞だった。険しい山にひしめくように建つ4〜5階建ての石造りの家には、現在も約400人の人々が暮らしている。標高が高いため天気が変わりやすく、午後は霧の中に隠れて…続きを見る
- マリブNoImage首都・サナアから東へ車で約3時間で到着する砂漠の町。かつてのシバ王国の首都であり、東西貿易の中継地、乳香の輸出地として栄えた。その繁栄を支えたのは、紀元前8世紀に造られた巨大なダムを水源とした農業。シバ王国衰退後に支配したさまざまな国も莫大な費用をかけてダムの修理、維持を続けたが、570年の破壊以来は修復されることはなかった。現在は、壊れ…続きを見る