小さな絵本美術館のクチコミ

• 「おかえりなさい」と言われたような、魂のふるさとのような美術館

  5.0

  カップル・夫婦

  　コンクリートの打ち込みの館は絵本への誘いにふさわしい形をしています。二階に上がれば絵本の原画がずらり。所狭しと原画が展示されいます。
  　もう、終わりかと思えば、ドアの向こうには渡り廊下を隔てて赤い扉があります。赤い扉の向こうには、また、絵本の原画がずらりと展示してあります。見渡せば、丸と三角の穴の向こうにはもう一つの新しい世界がありそう。
  　今度は三角のお部屋には絵本がまたずらりと。三角の頂点には窓がありまぶしくて仕方がありません。絵本の世界に冒険に来た子供たちが、これでもかとこれでもかと絵本の世界に引き込まれていく。このまぶしさこそ、絵本の世界への誘いです。
  　そして、もう一つのおまけが。赤いらせん階段を下りていくと、一階にはまた原画が並べられています。ここは子供たちが必ず来て欲しいパワースポットのような気がしました。ここに来る子供たちはきっと豊かな心を持てることでしょう。
  　一枚の絵が目にとまりました。ほおずきという題名がついています。二羽の鳥が描いてあります。生き物はなぜつがうのでしょうか。命を生み、育み、次の命につなぎます。ここには絵本の世界の豊かさと、命の連続性を感じさせる絵本がいっぱいありました。人はなぜ生まれ、なぜつがうのか。一つの答えを小さな絵本の美術館に見いだした旅でした。
  　信州はまもなくリンゴの季節です。青いリンゴは赤く色づき始めました。もうぐ甘酸っぱい香りが小さな絵本の美術館を包むことでしょう。司書の方がお見送りをしてくれました。入るときはまるで子どもが帰ってきたかのように温かく迎え、そして、帰るときには惜しむかのように見送ってくださいました。
  　最初に来たときは道に迷って、たまたま行き着いた美術館。何があるかって、何があるわけでもありません。どんな特徴があるかって、そんなたいした特徴があるわけでもありません。でも、ここに来れば自分自身の存在を確かめられるような、自分の在りようが何なのか言葉にできるような不思議な空間が用意されています。それは絵本が織りなす魂への語りかけなのかも知れません。アニマシオンという言葉があります。アニマ、つまり魂が活性化されて生き生きする状態をアニマシオンと言います。美術館の周りはいたって静か。その静謐の中で絵本に囲まれて新しい自分を発見することでしょう。

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  • 行った時期：2016年8月6日
  • 混雑具合：やや空いていた
  • 滞在時間：1〜2時間
  • 投稿日：2016年8月9日

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  ponyさん

  • 温泉ツウ
  • 男性／60代

  このクチコミは参考になりましたか？ 2 はい

• 絵本が自ら語りかけてくれる不思議な空間が用意されていて、絵本の暖かさと迎える人の温かさが身にしみる

  5.0

  カップル・夫婦

  　コンクリートの打ち込みの館は絵本への誘いにふさわしい形をしています。二階に上がれば絵本の原画がずらり。所狭しと原画が展示されいます。
  　もう、終わりかと思えば、ドアの向こうには渡り廊下を隔てて赤い扉があります。赤い扉の向こうには、また、絵本の原画がずらりと展示してあります。そのコレクションの多さには驚かされます。見渡せば、丸と三角の穴の向こうにはもう一つの新しい世界がありそう。
  　今度は三角のお部屋には絵本がまたずらりと。三角の頂点には窓がありまぶしくて仕方がありません。絵本の世界に冒険に来た子供たちが、これでもかとこれでもかと絵本の世界に引き込まれていく。それがここで顕現されているのでしょう。このまぶしさこそ、絵本の世界への誘いです。
  　そして、もう一つのおまけが。赤いらせん階段を下りていくと、一階にはまた原画が並べられています。ここに来る子供たちはきっと豊かな心を持てることでしょう。いや、子供たちよりも大人がここに来たらどんなことを考えさせられるのか。今まで気づかなかったことを悟り、ぼんやりとしかつかんでいなかったことが一気に焦点化されて言葉として表れるのではないかと。
  　一枚の絵が目にとまりました。なんとも不思議な絵です。「ほおずき」という題名がついています。二羽の鳥が描いてあります。生き物はなぜつがうのでしょうか。命を生み、育み、次の命につなぎます。ここには絵本の世界の豊かさと、命の連続性を感じさせる絵本がいっぱいありました。人はなぜ生まれ、なぜつがうのか。一つの答えを小さな絵本の美術館に見いだした旅でした。
  　信州はまもなくリンゴの季節です。青いリンゴは赤く色づき始めました。もうぐ甘酸っぱい香りが小さな絵本の美術館を包むことでしょう。司書の方がお見送りをしてくれました。入るときはまるで子どもが帰ってきたかのように温かく迎え、そして、帰るときには惜しむかのように見送ってくださいました。何があるかって、何があるわけでもありません。どんな特徴があるかって、たいした特徴があるわけでもありません。でも、ここに来れば、自分の在りようが何なのか言葉にできるような不思議な空間が用意されています。それは絵本が織りなす魂への語りかけなのかも知れません。人は自分自身のルーツを知れば、次の未来に生きようとする意欲を発見するのかも知れません。

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  • 行った時期：2016年8月6日
  • 混雑具合：やや空いていた
  • 滞在時間：2〜3時間
  • 投稿日：2016年8月8日

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  ponyさん

  • 温泉ツウ
  • 男性／60代

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• ばばばぁちゃんが好きでいってきました。

  4.0

  友達同士

  女子旅で諏訪湖に泊まったのですが、偶然地図でみつけて、ばばばぁちゃんが好きなのでいってきました。 少し駅から遠いのでタクシーで向かいました。かわいらしい看板や中の美術品、絵本に癒されました。

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  • 行った時期：2014年12月28日
  • 混雑具合：空いていた
  • 滞在時間：1時間未満
  • 人数：3人〜5人
  • 投稿日：2014年12月29日

  

  もざさん

  • 女性／20代

  このクチコミは参考になりましたか？ 2 はい

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