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2017.01.10

水仙、菜の花…思わず見惚れる「花絶景」で一足早い春に出会う【全国】

冬から春へと移り変わる季節は、さまざまな花が咲く時期でもあります。そこで、一足早く春を感じることができる、早春の花を愛でる旅を楽しむのはいかがでしょうか。

今回は、早春の観光におすすめしたい、春の訪れを知らせてくれる「水仙」と「菜の花」の名所をご紹介します。水仙と海の絶景や、丘陵下に広がる、まるで黄色い絨毯の様な菜の花畑など、その土地ならではの風景も堪能できますよ。

さあ、春の息吹を感じる旅へ出かけましょう。

記事配信:じゃらんニュース

<水仙>

属名「ナルキッソス」は、水鏡に映った自分に恋をして水仙になった美少年ナルキッソスに由来する。美少年を想わせるその流麗な花は、「ナルシスト」の語源にも。

江月水仙ロード【千葉県鋸南町】

両側に水仙が咲き乱れ、早春を告げるハイキング道。

江月水仙ロード
散策道はよく整備されているので初心者でも歩きやすい

〈例年の見頃〉12月中旬~1月下旬

花のイベント:水仙まつり
2016年12月17日(土)~2017年2月5日(日)

水仙の日本三大群生地のひとつ、鋸南町。年が明けると、江月地区の町道の両側約3kmに水仙が咲き乱れ、花の南房総の中で最も早い春がやってくる。片道30~40分程のなだらかなハイキングコースは、山頂まで至ると爽やかな気分に。

■江月水仙(えづきすいせん)ロード
[TEL]0470-55-1560(鋸南町地域振興課まちづくり推進室)
[住所]千葉県鋸南町江月448
[アクセス]【電車】JR保田駅より水仙ロード入口へ徒歩10分 【車】富津館山道路鋸南保田ICより県道保田鴨川線西へ1分
[駐車場]150台
「江月水仙ロード」の詳細はこちら

越前岬水仙ランド【福井県越前町】

日本海の大パノラマと、力強く咲く水仙に見惚れる。

越前岬水仙ランド
近くには越前岬灯台もあり、眺めが抜群

〈例年の見頃〉12月中旬~1月下旬

花のイベント:第42回水仙まつり
2016年12月17日(土)~2017年1月23日(月)

越前海岸は、房総半島、淡路島と共に日本水仙三大群生地に数えられ、約60haの面積は日本最大級の規模。とくに越前の水仙は、対馬海流による温暖な気候と、日本海の寒い潮風を受け、花がひきしまり、香りが強いのが特徴と言われている。

■越前岬(えちぜんみさき)水仙ランド
[TEL]0778-37-2501
[住所]福井県丹生郡越前町血ケ平27-1-2
[定休日]木曜日(11月~3月までは無休)
[料金]300円(清掃協力金)
[アクセス]【電車】JR福井駅より京福バス茱崎線居倉経由左右行き1時間10分、水仙ランド入口より徒歩15分 【車】北陸道敦賀ICより越前海岸方面へ50分
[駐車場]20台
「越前岬水仙ランド」の詳細はこちら

灘黒岩水仙郷【兵庫県南あわじ市】

45度の急斜面に広がる、華麗で甘く優しい香り。

灘黒岩水仙郷
日本水仙三大自生地のひとつとして知られる

〈例年の見頃〉1月中旬~2月上旬

淡路島の南部に位置する、標高607mの諭鶴羽山から海に続く45度の急斜面一帯約7haに、500万本もの野生の水仙が自生。江戸時代、漁民が海に漂着した球根を植えたのが始まりと言われ、遊歩道に導かれて純白の花の間を歩くのが楽しい。

■灘黒岩水仙郷(なだくろいわすいせんきょう)
[TEL]0799-56-0720
[住所]兵庫県南あわじ市灘黒岩2
[営業時間]12月22日~2月下旬(予定)、9時~17時(最終入園時間16時30分)
[定休日]なし
[料金]大人500円、小・中学生300円
[アクセス]【電車】福良バスターミナルよりらん・らんバス黒岩方面行きで50分、黒岩水仙郷より徒歩すぐ(1月上旬~2月下旬は、福良バスターミナル前から有料シャトルバスあり) 【車】神戸淡路鳴門道西淡三原ICおよび淡路島南ICより40分
[駐車場]50台(臨時駐車場150台、水仙郷への無料シャトルバスが運行)
「灘黒岩水仙郷」の詳細はこちら

国営ひたち海浜公園【茨城県ひたちなか市】

約100万本の花畑は、まさに息を呑む美しさ。

国営ひたち海浜公園
春のフラワーリレーのトップバッターがスイセン。その後、チューリップ、ネモフィラと続いていく

〈例年の見頃〉3月下旬~4月中旬

花のイベント:スイセンファンタジー
2017年3月中旬~4月上旬

茨城県を代表する人気観光地、ひたち海浜公園のフラワーリレーは、スイセンの開花から。1haものスイセンガーデンに咲く約100万本のスイセンが、松林の柔らかい木漏れ日を受けて光り輝いている。約550品種を誇るスイセンの中でも、この場所でしか見られない、白色の八重咲き「ひたちの海」と、花弁が厚い「ひたちサンライズ」は、スイセン協会の宮田潤二郎氏が「この公園の名花となってほしい」と、6~7年かけ交配したもの。また、白色で副花冠の部分がピンク系オレンジ色の品種、「プリンセス・キコ」も探してみて。

■国営ひたち海浜公園
[TEL]029-265-9001
[住所]茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
[営業時間]11月1日~2月28日は9時30分~16時30分、3月1日~7月20日は9時30分~17時、7月21日~8月31日は9時30分~18時、9月1日~10月31日は9時30分~17時
[定休日]毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)、12月31日~1月1日、2月7日~10日は休園 
[料金]大人(15歳以上)410円、小・中学生80円、65歳以上210円
[アクセス]【電車】JR勝田駅より茨城交通バスで17分、海浜公園西口または南口より徒歩すぐ 【車】常陸那珂道路ひたち海浜公園ICより3分
[駐車場]4350台
「国営ひたち海浜公園」の詳細はこちら

<菜の花>

一面の黄色を目にすれば、心身が元気になる花。「明るさ、快活」という花言葉のように。

綾部山【兵庫県たつの市】

約5haもの菜の花畑は黄色い絨毯のよう。

綾部山
見晴らし台からは、小豆島や遠く東には淡路島まで見える

〈例年の見頃〉2月下旬~3月下旬

花のイベント:みつ菜の花まつり
2017年3月26日(日)予定

「海の見える梅林」として知られる綾部山。約2万本の梅林がある丘陵の中腹から望むもうひとつのお楽しみが、丘陵下に広がる約5haの菜の花畑だ。その光景はまさに黄色の絨毯。梅から菜の花へ、春の移ろいを感じて。

■綾部山(あやべやま)
[TEL]079-322-1001(たつの市御津総合支所地域振興課)
[住所]兵庫県たつの市御津町黒崎
[定休日]なし
[料金]無料
[アクセス]山陽電鉄山陽網干駅より神姫バス世界の梅公園前より徒歩20分
[駐車場]1000台(普通車500円、中・大型1500円)

のこのしまアイランドパーク【福岡県福岡市】

博多湾の青と菜の花のコントラストが鮮やか。

のこのしまアイランドパーク
園内にはレストランや宿泊施設も併設されており、1日楽しめる

〈例年の見頃〉3月中旬~4月上旬

花のイベント:能古島のライトアップ
2017年3月25日(土)~4月2日(日)

博多湾能古島に広がる15万平方メートルの自然公園では、3月中旬から菜の花が見頃。博多湾の青さと、同時に咲く桜、一面に広がる菜の花の共演が美しい。夜はライトアップされ、昼の愛らしい姿とは違った幻想的な雰囲気が広がる。

■のこのしまアイランドパーク
[TEL]092-881-2494
[住所]福岡県福岡市西区能古島
[営業時間]平日9時~17時30分、日祝9時~18時30分
[定休日]なし
[料金]大人(高校生以上)1000円、小中学生500円、幼児(3歳以上)300円※2017年3月に料金改定予定
[アクセス]姪浜港より市営能古・姪浜フェリー乗船、能古島渡船場より西鉄バスアイランドパーク行きで10分
[駐車場]姪浜渡船場横駐車場300台(1台500円)
「のこのしまアイランドパーク」の詳細はこちら

※この記事は2016年12月時点での情報です

じゃらん編集部  じゃらん編集部

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