2017.04.16
神奈川の二大観光地といえば、横浜と鎌倉。えっ? 箱根もあるって? じゃあ三大でいいよ。
ともあれ、横浜と鎌倉って距離的にわりと近いわけですが、じゃあ、この2つを日帰りで存分に満喫することって可能なんでしょうか?
限られた時間で互いの良さを享受するには、横浜と鎌倉どっちから先に回ったらいいんでしょうか? どのエリアにどれくらいの時間を配分すべきなんでしょうか?
というわけで、ヨコカマ(横浜と鎌倉)の1日をより楽しむため、巡り方の「最適解」を考えてみました。
午前中は「空いてる鎌倉」を満喫
まず、横浜と鎌倉どちらを先に回るか問題ですが、
これはもう
完全に「鎌倉」一択
なぜなら
鎌倉には「朝から午前中」という時間帯ならではの楽しみが多いから。たとえば、鎌倉駅東口の小町通りには最近、こだわりの「朝食」を提供するお店が増えています。旅先で食べる「朝食」って、むしろランチよりテンションあがりません?
午前7時30分~10時くらいにぶらりと小町通りを歩いてみると、けっこうありましたよ。「モーニングタイム」の看板を掲げているカフェや食堂。
小町通りは昼から夕方あたりまでがピークタイムで、飲食店はどこも激混みになるわけですが、この時間ならまだ空いているのでわりと待ち時間なしで入れます。
よく「玉子焼きを食べれば寿司屋のレベルが分かる」とかいいますが、その法則は朝食にも当てはまるかもしれません。ほら、観光地のランチって割高だから、店選びには絶対に失敗したくないじゃないですか。その点、朝食は比較的リーズナブルなので、「お試し」でその店の味を知るにはもってこいなわけです。
ちなみに、写真はNYスタイルのブランチ専門店「BRUNCH KITCHEN」のフレンチトースト。これが中身とろとろでスーパーうまい。フレンチトーストなんて気取った名前じゃなくて「とろとろ」に変えたらいいと思います。
ブランチセットはフレンチトースト+好きなメインが選べます。写真は「大山鶏のグリル+スクランブルエッグ(目玉焼きに変更可)」1800円。このトリもまた、やたらうまかった。うまみがエグかった。
なお、ここには平日限定で1000円のお得なモーニングセットもあるので(11時まで)
いつか会社をサボって食べにこようと思います。
[TEL]0467-24-5512
[住所]神奈川県鎌倉市小町2-6-28
[営業時間]【月、水~日、祝日、祝前日】9時~22時(料理L.O. 21時30分、ドリンクL.O. 21時30分)
[定休日]火
[アクセス]鎌倉駅より徒歩5分
[駐車場]なし
食後はまだ比較的空いている小町通りをスイスイ抜けて「鶴岡八幡宮」を参拝するもよし。
ちなみに、鶴岡八幡宮は「つるおかはちまんぐう」じゃなくて「つるがおかはちまんぐう」ですのでよろしくお願いします。
[TEL]0467-22-0315
[住所]神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
[アクセス]鎌倉駅より徒歩10分
[駐車場]有料
あるいは、「長谷寺(長谷観音)」などで写経に没頭するのもまたよしでしょう。
長谷寺の書院で体験できる写経は9時から15時までなので、やはり朝の行程にたいへん組み込みやすくなっておりますよ。
[TEL]0467-22-6300
[住所]神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
[営業時間]【拝観】(10月~2月)8時~16時30分(3月~9月)8時~17時
[アクセス]鎌倉駅からバスで長谷観音下車
[駐車場]【有料】30(普通車)30分300円【有料】4(大型車)30分1000円
あと、「鎌倉市農協連即売所」、通称「レンバイ」に立ち寄ってみるのもいいと思います。
地域の農家が持ち寄った、朝採れたてピチピチの鎌倉野菜が並んでいるので、買って帰ればきっとお母さんが喜びます。
そんなこんなで、気づけば昼。本格的に混雑のピークタイムに突入する頃合いです。超人気観光地としての鎌倉が牙をむき始める前に、横浜へと向かいましょう。目安としては、鶴岡八幡宮(三ノ鳥居)前の交差点が「渋谷のスクランブル交差点みたいな雰囲気」になったら引き上げ時です。
ちなみに、鎌倉から横浜へ向かうJR横須賀線の車窓からは超でかい!!大船観音(巨大白衣観音像)が拝めます。超でかい!!ので、必ず写真におさめましょう。
午後は、いよいよ横浜・みなとみらい方面へ移動します【続きはこちらから】
榎並紀行(やじろべえ)
編集プロダクション「やじろべえ」代表。旅行ガイド本の編集をしたり、インターネットで旅の記事を書いています。「紀行」なんて、えらそうな名前ですみません。名前に負けない紀行文を、いつか書きたいと思います。Twitter:@noriyukienami