地元の人々の生活に寄り添う銭湯を訪れ、その土地の「素顔」を垣間見ることができる、銭湯ならでは魅力を楽しむなら、漁師町を訪れるのが正解!
海に出て、銭湯で汗を流し、家路につく。青森・八戸と千葉・銚子の漁師町の「日常」にふれる旅へ出かけましょう。
1.【八戸】はちのへ温泉
漁師町の朝は早い。冷えた体を温める、癒しの銭湯。
17世紀から漁業の街として栄え、現在も日本有数の水揚げ量を誇る八戸。東北有数の漁師町には朝風呂文化が根付いています。イカやイワシなどの水揚げで知られるこの街では、海の男御用達の温泉銭湯が、早朝5時から良心価格で営業しています。
海から戻ったばかりの漁師さんたちも通う湯量豊富な天然温泉で満たされた、贅沢な100%源泉かけ流しの湯船に浸かる、八戸ならではの湯浴みのひとときを楽しめます。
地下1000mから湧き出す体をポカポカと温めるナトリウム塩化物泉は、通称「熱の湯」とも呼ばれ、海の男たちに親しまれています。源泉温度47.9度の温泉をかけ流し(一部温度調整のため加水)にした湯船のほか、2種類のサウナも人気です。海に出て冷えた体を芯から温める「熱の湯」でハードワークの疲れを癒やす、これが漁師町・八戸の日常です。
TEL/0178-27-3337
住所/青森県八戸市尻内町島田17-5
営業時間/5時~22時
定休日/なし
料金/大人420円、小学生150円、小学生未満60円
アクセス/JR八戸駅より徒歩15分
「八戸 はちのへ温泉」の詳細はこちら
2.【八戸】長寿温泉
豊富な天然温泉を100%源泉かけ流しで楽しめる銭湯。
漁師町・八戸にある毎分600リットルが湧出する豊富な天然温泉を100%源泉かけ流しで楽しめます。38.5℃の源泉が体に染みていく優しい肌触りが特徴の温泉は、ヒバの木をくりぬいた名物風呂「ひばの湯」や大浴場にかけ流しにされており、たった420円でこんなに贅沢な湯浴みを楽しめるなんて、八戸の人がうらやましい!と思うほどに贅沢な温泉銭湯です。「ひばの湯」のほか、大浴場、ジェットバスやサウナなども備えています。
TEL/0178-28-4126
住所/青森県八戸市下長3-21-11
営業時間/5時~23時
定休日/なし
料金/大人420円
アクセス/JR本八戸・八戸駅よりタクシーで10分
3.【銚子】松の湯
関東きっての漁師町に残る、昔ながらの銭湯を訪ねて。
例年、全国屈指の水揚げ高を誇る千葉県の銚子漁港。かつて、漁師たちに愛された銭湯が何軒も点在したこの街だが、今は2軒を残すのみとなっています。
古き良き時代のノスタルジーを感じる、レトロでディープな「漁師町の銭湯」のひとつ「松の湯」。JR銚子駅からも歩けるが、銚子電鉄の仲ノ町駅や観音駅も近く、アクセスも良好です。年季の入ったタイルや、洗い場のケロリン桶、熱々のお湯など、「これぞ正統派!」という雰囲気が魅力です。
12時30分と比較的早くから営業するのも、漁師町ならではです。地元の常連さんが多く、気さくにふれあいを楽しめます。気取らず、飾らず、これぞ漁師町の銭湯です!
TEL/0479-22-5475
住所/千葉県銚子市新生町2-12-24
営業時間/12時30分~22時30分
定休日/不定
料金/大人370円、小学生160円、小学生未満60円
アクセス/JR銚子駅より徒歩12分
4.【銚子】浅間湯
地元感満点の銭湯体験。
ドキッとするほど熱々の湯だが、地元の人は涼しい顔で入っているから不思議です。薬湯に満たされたタイル貼りの湯船に身を浸し、銚子に根付いた銭湯カルチャーを体験してみましょう。
昭和のまま時間が止まっているかのような脱衣所に、入浴剤を入れた薬湯、幻の白ケロリンが備えられているなど、レトロ感が満載で、銭湯好きにはたまらない空間となっています。どこにでもありそうでここにしかない空間、まさに、地元で愛される銭湯です。
TEL/0479-22-4888
住所/千葉県銚子市愛宕町3702
営業時間/16時~22時
定休日/第2・3日、8月のみなし
料金/大人370円、小学生160円、小学生未満60円
アクセス/銚子電鉄本銚子駅より徒歩2分
まとめ
いかがでしたか。地元に根付き、愛され、人々の生活に寄り添う漁師町の銭湯をご紹介しました。古き良き時代のノスタルジーを探して、レトロでディープな「漁師町の銭湯」を訪ねてみてはいかがでしょうか。
※この記事は2015年12月時点での情報です
じゃらん編集部
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