日本書紀にも登場するほどの歴史を持つ道後温泉ですが、近年はその歴史にあぐらをかかずに、最先端アートとのコラボレーションをスタート。
例えば、築120年の道後温泉本館は国の重要文化財にも指定されているほどの歴史を持ちますが、中に入るとおしゃれなスペースがたくさんです。様々な楽しみ方ができる道後温泉をたっぷりご紹介します。
1、道後温泉
新しく生まれ変わった道後温泉から目が離せない!
日本書紀にも登場する日本最古の温泉、道後温泉。この温泉地には30軒を超す旅館やホテルがありますが、その外湯としての役割はもちろん、威風堂々とした風貌で道後温泉のシンボル的な存在となっているのが道後温泉本館です。
築120年を経た木造三層の建築は増改築を繰り返したもので、内部は複雑、まるで温泉博物館の様相を呈しており、それがさらにこの建物の魅力を引き出しています。外観は多くの観光客の撮影スポットになっています。以下、この建物の内部を覗いてみましょう。
まず1階にあるのが「神の湯」と「霊の湯」という2種類のお湯。「神の湯」には白鷺伝説などの神話が陶板画で描かれていますし、「霊の湯」は浴槽が大理石などでできており、贅沢なつくりになっています。
この1階部分には、他にも木製のレトロな改札口があり、利用方法や案内をしてくれます。廊下にある昔ながらの「ざくろ口の折れ鏡」に映しだされた自分の姿にショックを受けるかもしれません。
2階部分は大広間になっていますが、2/29まで「蜷川実花×道後温泉 道後アート2015」が開催されており、障子にもアートが施されています。そんなスタイリッシュなアートとは逆に、軒下をみると、支え部分に細密な彫刻がびっしり。古今の芸術を堪能できる空間で大満足できるはずです。
3階には夏目漱石がお気に入りだったことから、「坊っちゃんの間」と名付けられたスペースがあります。「坊っちゃんの間」は無料で見学できます。他にも湯上がりにゆっくりくつろげる個室が8部屋あります。
さらに上に上がると最上層の「振鷺閣」では、6時、12時、18時に太鼓を打ち鳴らす場所が。
この本館巡りをするときに是非探してほしいのは建物の内外にある「湯玉」です。これは道後温泉のトレードマークとも言われていますが、時代や使われ方でデザインも様々で、楽しめます。
例えば、2階大広間の建具には優しいラインでふわふわ遊んでいるような湯玉がありますし、館内に釘隠しとして使われている金属製の湯玉は重厚な雰囲気を醸し出しています。
小学校にある手洗い場をイメージさせるつくりで、宿泊客へのサービスとして無料で飲めます。他にも「みかんの県」である愛媛県ならではのスポットがあります。
さらに、「10FACTORY 道後店」では、好みの品種をその場でジュースにしてくれますし、ここで買えるみかんラスク(540円)や温州みかんのコンポート(120g/540円)はきっとお土産にも喜ばれるはずです。
道後温泉本館
TEL/089-921-5141
住所/松山市道後湯之町5-6
営業時間/6時~23時
定休日/臨時休館あり(要確認)
道後やや
TEL/089-907-1181
住所/松山市道後多幸町6-1
10 FACTORY 道後店
TEL/089-997-7810
住所/松山市道後湯之町12-34
営業時間/9時~21時(土は22時まで)
定休日/なし
「道後温泉」の詳細はこちら
まとめ
いかがでしたでしょうか?常に新しい話題を提供している道後から目が離せませんよ。道後温泉に来た際には、ぜひこちらを参考に楽しくお過ごしください!
※この記事は2016年1月時点での情報です
じゃらん編集部
こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。