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2014.08.19

この夏、周りと差をつけるために覚えておきたいスイカ割りの公式ルール

加藤広大

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「スイカ割り」それは夏に行われるエクストリームスポーツの一種であり、目隠プレイをされた挑戦者をぐるぐる回し、手に持った棒状の凶器で周囲の声のみを頼りに「真夏の果実」と言われるスイカを叩き割ることを目的としている。

夏には河原や砂浜でたくさんの方が興じるこの「スイカ割り」であるが、実は公式ルールが存在しているのをご存知だろうか。ぜひ、ルールを覚えてこの夏のスイカ割りライフを充実させて欲しい。

驚きのスイカ割り公式ルール

スイカ割りの公式ルールは「日本すいか割り協会(Japan Suika-Wari Association)」が1991年に制定したものである。まず、「Suika-Wari」だけ英訳されていないところに何とも割り切れない気持ちを覚えてしまうが、ルールの方は意外にもしっかりと設定されている。

第1条「競技場所」
1. 競技場所は、どこでも楽しめるスポーツであるが、できれば「砂浜」又は、「芝生の広場」が最適である。
2. すいかと競技者(割る人)の間の距離は、5m以上7m以内とする。

なぜ5m以上7m以内なのかはわからないが、おそらく深い理由があるのだろう。この距離より1mm短くても長くても、スイカ割りとしては邪道になってしまう。気を付けたいところだ。

第2条「用具」
1. 棒は、直径5cm以内、長さ1m20cm以内の棒とする。
2. 目隠し用として、手拭またはタオルを準備する。
3. すいかは、「日本国産すいか」を用いる。

「棒」としか定義されていないので、おそらく「叩きやすい棒のようなもの」なら何でも良いのだろう。目隠しは言わずもがな、できるだけしっかりと一寸先は闇状態にできるものを用意しておきたい。公式球は国産スイカに限るようであるが、細かい産地は各々の好みで大丈夫だろう。

第3条「競技者」
1. 競技者はすいかを「割る人1名」と「サポーター複数」で1組とし、キャプテンを決める。「サポーター」は人数に制限はないが、競技者に対して「アッチだ」「ソッチだ」と的確なアドバイスを出さなければいけないので、事前に自分のサポーターの声を認識しておくこと。
2. 審判員
審判員となるには、すいかが大好きであることを条件とする。また、公正な道徳心を持つ健康な人であり、特に以下の設問に3問以上答えられる人とする。
 (1) すいかの一番甘い部分はどこか?
 (2) すいかの水分はどのくらい?
 (3) おいしいすいかの見分け方は?
 (4) すいかの種ってどのくらいあるか?
 (5) すいかの原産地は?

「アッチだ」「ソッチだ」はとても的確なアドバイスとは言えないような気がするのだが、サポーターになったらしっかりと誘導してあげて欲しい。

第3条で特筆すべきことと言えば、やはり審判だろう。設問の難易度もなかなかのものだが、「スイカが大好きで公正な道徳心を持ち、健康な人」という条件にマッチする人間が、一体どのぐらいいるというのだろうか。

第4条「競技の開始」
1. 審判員は、距離と用具を確認する。
2. 割る人の目隠しを確認する。この時、相手チームのキャプテンを同席し了解を得る。
3. フォーメーションローリング(スタートする時の回転)を行う。回転方向は右回りで、回転数は5回と2/3回転とする。

いよいよ実戦である。「スイカが大好きで公正な道徳心を持った健康な審判」が距離と用具を確認し、目隠しをして、両チームのキャプテンを交えて試合開始の同意を取り付けたら、戦いの火蓋は切って落とされる。

試合の最初のハイライトはもちろん「フォーメーションローリング」だ。その取って付けたようなヨコモジ感から、何かしらの必殺技に見えないこともないが、目隠しをした人をぐるぐる回す「アレ」である。

第5条「競技の進行」
1. 競技者(割る人)の持ち時間は1分30秒とする。審判員は、競技終了30秒前と10秒前に報告する。
2. サポーターからのアドバイスにおいて、以下の行為を禁止する。
 (1)競技と関係のないアドバイス
 (2)競技者を中傷するような言動
 (3)すいかの真後ろに立って「私の声のする方へ」という指示
3. 1人の競技者が終了したら、第6条により勝負の判定を行う。
4. 勝負の判定が終わったら、次に、相手チームとスムーズに交代する。

競技中はサポーターも全力で勝利に向かって邁進しなければならない。「わさびと牛肉を一緒に食べると美味い」など、競技と関係のないアドバイスは即失格。また、最近流行の「お前がスイカになれ!」などの競技者を中傷する類の野次も即ギルティ。スイカの真後ろに立って「私の声のする方へ」に至っては、どう考えても反則である。

この辺りは競技の公平性を期すために、「スイカが大好きで公正な道徳心を持った健康な審判」の的確なジャッジが要求される。

第6条「勝負の判定」
1. すいかに当たらなかった場合、時間内であれば3回まで棒を振ることができる。
2. 以下の点数表を参考に審判員が点数をつける。
・空振り:0点
・すいかに当たった:1点
・すいかにひび割れができた:2〜4点(ひび割れの程度による)
・すいかの赤い果肉が見えた:5〜10点

両チームとも競技を終えたら採点に入る。スイカにひび割れができる。果肉が見える。というのがいわゆる「ヒット」であるが、なかなか点数によるバラツキが激しい。

ここはやはり「スイカが大好きで公正な道徳心を持った健康な審判」が重要な役割を果たすので、確実に試合に勝ちたいなら試合前にはキッチリと袖の下を通しておきたい。

「汚いぞ!」という声が聞こえてくるような気もするが、そんな奴は温室ビニールハウス育ちのあまちゃんである。勝てば官軍。スイカ割りは遊びではない。

第7条「後始末」
1. 勝ったチームは、すいかを食べる権利があり、負けたチームは、残ったら食べることができる。
2. 競技場所は、勝負の勝ち負けに関係なく、きれいにしゴミは持ち帰ること。

勝者はスイカを食べ、負けたチームはその残飯にありつくという、サバンナのライオンとハイエナのような弱肉強食の光景がそこには繰り広げられる。

ほぼ皮しか残っていないようなスイカを、カブトムシのような気分で砂と一緒に噛み締めながら細々と食らう情景は、まさに敗者にふさわしい悲しき夏の風景である。

ゴミは持ち帰る。というのは当たり前なのだが、勝負事でアツくなってしまうとつい忘れがちなことである。特に敗者はじっくりと敗因と屈辱を噛み締めながらゴミ拾いをすることにより、「来年こそは」というモチベーションがぐっと上がる。

以上が、スイカ割り公式ルールとされているものである。

終わりに

スイカ割り勝者

夏の風物詩、スイカ割りにはかくも複雑怪奇なルールがあるということがお分かりいただけたかと思う。不自由だと思われるかもしれないが、ルールという制約はスイカ割りをより一層アツいものにしてくれること請け合いだ。今年の夏にスイカ割りをする機会があれば、ぜひ活用して欲しい。

ちなみに「スイカ割り審判やります」などと段ボールに書いて海水浴場を練り歩けば、もしかしたらビーチの人気者になれるかも知れない。あなたが「スイカが大好きで公正な道徳心を持った健康な人」だったらの話であるのだが。

引用元:JAみちのく村山

スイカ割りをしに行くならじゃらん観光ガイド

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加藤広大

行った事の無い宿場に出かけ、近場の飲み屋に飛び込んで、職業をスパイと偽るのが最近のマイブームです。

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