東京駅丸の内南口より徒歩2分。
TOKIAの2階に、今回ご紹介する「COTTON CLUB」はあります。
駅近の商業施設内とあれば、かなり敷居は低くなるもの。
ふらりと仕事帰りにいらっしゃる方も少なくないそうです。
「COTTON CLUB」では、ジャズ、ソウル、AOR、ファンク、ラテン、ワールドミュージックなどを中心に世界的に活躍するビッグ・アーティストたちが連夜出演しています。
ジャズやソウルなど、「よく分からないから楽しめるか不安…」と声が聞こえてきそうですが、ご心配は無用。
COTTON CLUBは初心者でも楽しめる素敵な夜を、私たちに提供してくれます。
実際に、編集部が体験してきました。
システム・料金
食事とお酒を味わいながら、生演奏の音楽にしっとり酔えるレストランです。
日によりアーティストや時間は異なるので、公式HPのスケジュールを見て予約しましょう。
夕方と夜の1日2回公演があり、それぞれ開場時間と開演時間が明記されています。
かかる料金はミュージックチャージ、飲食代、サービス料(10%)。
ミュージックチャージは1人6,000~10,000円ほど、飲食代とあわせて1人10,000円~15,000円程度が予算目安です。
大人を大人たらしめる、ラグジュアリーな空間
COTTON CLUBは、青山にある「BLUE NOTE TOKYO」の姉妹店で、2005年にオープンしました。
BLUE NOTE TOKYOより席数は少なく、コンパクトな作りとなっており、アーティストと近いのが魅力です。
入口の向こうは、1920年代のN.Y.「コットンクラブ」。
黄金期の華やかさを東京に甦らせたイメージで作られています。
ドレスコードはないものの、いつもより少しおしゃれをするほうがベター。
落ち着いた赤が基調で、気品ある雰囲気に心も踊ります。
名前を言えばサッと入れる、チケットレスがなんともスマート。
スタッフの方に来場順に案内されるまで、ちょっとホワイエで休憩をしましょう。
2nd showの前のみですが、受付近くにウェイティングバーが置かれます。
緊張をほぐすため、開場までに少しお酒を入れては。
会場内より少し安い価格設定もうれしいですね。
春になると、ここに桜の木が飾られるそう。
少しのドリンクと桜があれば、緊張している初心者の方も雰囲気に慣れてくるはず。
会場に入り特に目立つのは、スワロフスキーで飾られた音符の輝くシャンデリア。
思わず見とれてしまう美しさです。
席をきちんと選べば、その夜はもっと心地よくなる
会場内には自由席と指定席があり、指定席にもいくつか種類があります。
中央のテーブル席は、自由席。
ジャズがお好きで音楽をしっかり楽しみたい方は、開場すぐに到着し、前の席を取るのだそう。当日は、開場から30分程度で最前列あたりの席が埋まっていました。
テーブル席の奥、壁伝いにオレンジ色のシートが並んでいる列は指定席のSEAT-C。
2人でも過ごしやすく、肩肘はらずにカジュアルに過ごせます。
一段上がったシャンデリアの下に位置するのは、BOX-A席。
少し高い位置からステージが見え、かつ中央なので、特別な日にはぴったりです。
自由席の魅力はなんといっても、このステージとの近さ。アーティストの汗まで見える臨場感は、ファンにとってはたまらないはずです。
ステージ脇にあるBOX-S席。
カップルや夫婦など、ふたりだけの夜をじっくり過ごしたい時はコチラがおすすめ。
一段あがったステージ脇にあるのは、広々としたBOX-B席。
2人分の料金で予約するので、仲間内でプライベートに語り合うのも、カップルや夫婦でゆったり贅沢に使うのもOKです。
料理にもお酒にも、こだわりを
どれも美味しそうで迷ってしまいますが、特におすすめはコチラです。
「鎌倉野菜の農園フォンデュバーニャカウダ(1,800円)」は、ぜひ召し上がっていただきたい逸品。
季節のお野菜はみずみずしく、素材の甘みを存分に味わえます。
お肉も食べたい方は、「群馬県産 和豚もち豚盛り合わせ(2,400円)」をどうぞ。
スペアリブ・ソーセージ・チョリソーがたっぷり楽しめます。
自然豊かな群馬県で育った和豚もち豚は、きめ細やかでコクのある味わいが特徴。
お酒と一緒にぜひ召し上がって頂きたい一皿です。
ビールやウイスキーだけではなく、オリジナルカクテルも充実しています。
写真右のコットン・テイル(1,500円)は、お店の名前にも通ずる定番のシャンパンカクテル。ローズシロップとベリーで彩られた、ぐっと色気のある一杯です。
写真左のジュース・ボックス(1,100円)は、女性人気のノンアルコールカクテル。
とちおとめ、グレープフルーツ、パイナップルを全てフレッシュで使っています。
見た目も可愛らしく、なんともフォトジェニック。
ちなみに、今回飲んだカクテルは、シーズンごとに旬のフルーツを使用するので、
定番メニューですがレシピは変わっていきます。
国内でも指折りのバーテンダーが、至福の一杯を仕上げてくれます。
ビールをがぶがぶ、というよりかは、ウイスキーや度数の強いカクテルをキュッと飲むのが雰囲気にぴったりです。
ジャズのひとときは、ダンディーなだけではない
いよいよ開演。
取材にお伺いした際は、LIONEL LOUEKE TRIO(リオーネル・ルエケ・トリオ)が演奏されていました。
COTTON CLUBでは、アーティストによりその夜の雰囲気は一変するとのこと。
この日は「コンテンポラリージャズ(=文字通り、現代的なジャズ)」と呼ばれているジャンルでした。
リオーネル・ルエケの独創的なギターとなめらかな歌声、そして3人の息の合ったプレイ。
使い古された言葉で恐縮ですが、ほんとうに、夢のようなひとときです。
ジャズと一言にいえど、表現の方法は無限。
イメージされるような、古き良き「渋くて苦い」ジャズ― 言ってしまえば、ダンディーなだけではありません。
COTTON CLUBは自由で新しい分、ジャズ初心者も気を張らずに楽しめるのが魅力だと感じました。
どのアーティストの日に行っても問題ありませんが、余裕があれば予習しておくのがベターですね。
おわりに
訪れた際は、ぜひオリジナルコーナーも覗いてみてください。
コーナーに並べられたTシャツやマグカップは、COTTON CLUBのロゴ入り。
この中では、音符のピンバッヂが一番人気だそうです。
料理やお酒はもちろんのこと、純粋に音楽を聴く場としても素晴らしい空間でした。
サービスはとても心地よく、手を挙げればすぐにスタッフの方が席に来てくれて非常にスマート。
老若男女、広く「贅沢したい夜」に愛される理由がわかります。
東京駅近くの非日常空間で、ぜひ大人の階段をのぼってみては。
[TEL]03-3215-1555
[住所]東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルTOKIA 2F
[営業時間]17時~23時(土日祝のみ16時~21時)
[予約方法]電話、公式HPフォーム、じゃらん遊び体験予約より受付
「COTTON CLUB」の詳細はこちら
※18歳未満のご入場、公演中の録音や撮影、泥酔者のご入店はご遠慮いただいております
※この記事は2016年3月時点での情報です
じゃらん編集部
こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。