日本全国、津々浦々の温泉を知り尽くした「温泉ソムリエ」。そんなプロフェッショナル達が自信を持っておすすめする、東北の名湯TOP5をご案内!
もちろん全てが源泉100%。大自然に抱かれた野湯や、混浴露天風呂など、温泉地としての環境も個性豊か。色濃く残る温泉文化にきっと魅了されるはず。
温泉ごとに違う色、肌触り、香りと五感で堪能できるのもうれしいポイント!
「温泉ソムリエ」が語る魅力を聞けば、きっと入りたい温泉が見つかりますよ。
名高い湯から秘湯めいた穴場まで、みちのくの名湯の魅力をたっぷり教えます。
1.乳頭温泉郷【秋田県仙北市】
半径50mに4種類の源泉。週に一度の透明な湯は珍景です。
秘湯ブームを盛り上げた温泉郷。特に「鶴の湯」は乳白色の湯に魅了され、4種類の源泉の効能がそれぞれ異なるのも魅力です。月曜日の午前中が露天風呂の清掃日。湯を新たに張るため、珍しい透明な湯に遭遇します。
\ここが太鼓判!/
足元からプクプクと自噴する湯で満たされる露天風呂が絶品!江戸時代に時空を超えたような景色です。すべての人を癒やしてくれます。(東京都・石岡直也さん)
温泉郷の一番奥に位置する黒湯温泉が好きです。開放感抜群の混浴露天風呂や別棟の打たせ湯も。源泉で茹でた黒玉子も美味いですよ。(埼玉県・片野浩克さん)
2.黄金崎不老ふ死温泉【青森県深浦町】
目には荒磯の岩場と日本海!自然と同化する感覚です。
日の出から日没まで限定の絶景露天風呂。湯に浸かるまでがアトラクションのよう。露天風呂の扉を開けると、その絶景に歓喜の声!岩場を30mほど歩くと浴槽が。橙黄色の湯は鉄を含む塩化物強塩泉で、温まります。
\ここが太鼓判!/
海に入っている気さえしてしまうほどで、特に夕日の景色は絶景この上なし!熱めのお湯も私好みです。館内の大浴場からも絶景は望めます。(愛知県・河井和美さん)
垂直に指を沈めると、第二関節から下は見えなくなるほどの濃い濁り湯。西へ広がる日本海の夕日は、大切な人と一緒に入りたいと思うはず。(東京都・武藤弘さん)
3.国見温泉【岩手県雫石町】
ここまで濃厚で美しい緑色の温泉にビックリ。
蛍光色のような鮮やかなエメラルドグリーンにビックリ!その色に相反し、湯に浸かると爪や足の裏が真っ黒になり、印象に残りました。泉質は含硫黄の重曹泉なので、ツルツル肌が期待でき、女性には嬉しいお湯ですね。
\ここが太鼓判!/
石塚旅館は、冬季休業になる秘湯の宿です。人気の岩風呂の混浴露天風呂は、山肌と岩風呂だけの景色を満喫でき、湯の花がたっぷりです。(宮城県・佐藤昭さん)
ここの特色は「緑色の湯」。入浴剤を入れたの?と思われるほどの鮮やかさ。これは天然成分からの色で、多くの温泉有識者もこの湯を絶賛しています。(宮城県・南博之さん)
4.酸ヶ湯温泉【青森県青森市】
歴史を感じさせる湯治場。湯に浸かる幸せを感じます。
名物ヒバ千人混浴風呂は入るべき!白濁したにごり湯は、強酸性で肌がぴりりと引き締まり、濃い硫黄成分が血流を促してくれるのが嬉しいです。特にアクセスが悪くなる時期に入る、秘湯感MAXの冬の酸ヶ湯にゾッコンです。
\ここが太鼓判!/
お湯の色に香りに酸っぱい味に感動します。昔からの建物や混浴が今も残り、ここは女性も入りやすいので、混浴文化を満喫できると思いますよ。(静岡県・斉藤雅子さん)
開湯300年。趣のある木造の建物でお湯は濃い硫黄泉です。翌日まで体に香りがまとわりつくほどで、温泉に入ったという充実感満点です。(神奈川県・森岡俊也さん)
5.鳴子温泉郷【宮城県大崎市】
9種類の泉質が楽しめる温泉パラダイスです。
全11種類ある泉質のうち9種類がある温泉郷。中でもシンボルでもある共同浴場「滝の湯」は温泉好きにはたまらない温泉です。湯治場の風情を醸し出し、酸性泉でもお湯はやわらかく、入浴後はいつまでもポカポカ!
\ここが太鼓判!/
多彩な泉質を湯巡りで楽しめるのがここの魅力。素朴な湯治宿が多く、立ち寄り湯に門戸が開けているため、湯巡り手形の活用がお勧めです。(滋賀県・TAKEさん)
「滝の湯」がお気に入りです。総ヒバ造りの浴舎と、含有成分が多彩な白濁した湯に打たせ湯、さらに湯のフレッシュ感と、どれも最高です!(埼玉県・飯塚玲児さん)
※この記事は2016年2月時点での情報です
じゃらん編集部
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