三国を代表するお菓子【三国の酒まんじゅう】。
おいしいです。スキです。
江戸時代に往来した北前船の船乗り達から製法を学び、今に伝えられているという伝統深いものだそうです。
甘酒を熟成させたものをしぼって生地と合わせた後、餡を包んで丸く形作ります。
ほどよく膨らんだら蒸し、最後に焼き印を押します。
焼き印を押すのはここ三国独特の習慣。
焼くことにより香ばしさが増すほか、この焼印は店によって異なるためその印を見ればどこの店のものかわかるようにもなっています。
冠婚葬祭はもちろんお土産にしたり、お祭りの時に親戚知人に配ったりされています。
実は地元の私達は三国の酒饅頭は違った食べ方で三国の酒饅頭を楽しんでいるんですよ。
酒まんじゅうは原料の一つとして「餅米」を使用しているため、他の饅頭に比べてやや固くなります。固くなるのが案外早いです。
固くなった時にこちらでは【天ぷら】にして食べているんですよ。
酒まんじゅうを半分くらいに切り衣をつけて油で揚げて食べるとやわらかくなりとても美味しくなります。(から揚げにする人もいるみたいです。)
これを食べたさに買って来たりもらったりした酒饅頭をやわらかいうちに食べず、わざわざ2、3日【放置プレイ】する人もいるくらいです。
又熱したフライパンなどで酒まんじゅうの両面をコンガリと焼くと、皮がパリパリと香ばしくなります。香ばしい酒の風味とまろやかな餡がコラボしてムチャムチャ美味しいですよ。
古くなって固くなってしまっても食べられる「三国の酒饅頭」。
【地球にやさしい】と思います。