こんにちは、リーガロイヤルホテルでございます。
先日、国立国際美術館にて開催中の「バベルの塔」展へ行ってまいりました!
本日はそのレポートをお届けします☆
昔々、「天まで届く高い塔を」と人々が塔を建て始めました。
それを見た主は「人が皆同じ言葉を話しているからこんな事になるのだ」と言って、人間たちが互いの言葉が分からなくなるように別々の言葉を与えたのです…。
有名な聖書の一節を描いたブリューゲルの「バベルの塔」。
実際に見てみると作品自体はあまり大きくないのですが、その画面にびっしりと描かれた人々や建物、風景の精緻さに圧倒されます。
何と描かれている人の数は千人以上!(数えた人もすごい…)
たくさん見どころのある作品ですが、それを詳しく解説するドキュメンタリー映像なども上映されています。
予習無しでも十分楽しむことができました。
また、もう一つのメインと言えるのがヒエロニムス・ボス関連の作品群。
ブリューゲルが影響を受けたといわれるボスの画風はとにかく奇抜。
人間の顔みたいな家に人が住んでいたり、日用品や魚から足が生えていたり…。
変てこなモンスターが跋扈する不思議な世界観に、一目でとりこになってしまいました!
どことなく、歌川国芳の浮世絵に登場する妖怪にも通じるものがあります。
ボス自身が描いた作品は実はあまり残っていないそうで、関連作品のほとんどはボスのフォロワーとも言うべき同時代の画家によるもの。
現代の私たちだけではなく、15世紀当時の人々もボスの絵に魅了されていたんですね。
個人的にものすごくおすすめしたい「バベルの塔」展。
10月15日(日)まで開催中ですので、お時間がありましたらぜひ。
展覧会グッズも大充実しており、散財必至です!