宿・ホテル予約 > 岐阜県 > 飛騨・高山 > 飛騨古川・荘川・清見 > 八ツ三館のブログ詳細

宿番号:312996

飛騨高山の奥座敷に佇む国登録有形文化財の料亭旅館

ハイクラス

流葉温泉
JR高山本線飛騨古川駅下車徒歩6分。 東海北陸道清見ICより車で25分。 富山空港から車で60分。

八ツ三館のお知らせ・ブログ

宿泊施設ブログ

  • 施設のおすすめ

    深緑の室礼は心入れの品を誂え思いも深まる

    更新 : 2011/6/11 11:46

    端午の節句も終わり 館内の室礼も少し夏らしく模様替えしました。
    今年初めてお目見えのこの衝立、
    涼しげでしょ♪

    実はこれ 数枚の欄間で作っていただいたものなんです。

    欄間といえば 客間などの天井板と鴨居の間に、
    光を取り入れたり、通風性をよくするためのもので、
    今日の日本家屋ではその実用性とともに 
    品格を保つための室内装飾として取り付けられてきました。
    古くは平安時代の巻絵にも彫刻をした欄間が見られるそうです。

    この9対の欄間は祖父の従兄弟にあたる方が彫られたもので
    ご本人がお亡くなりになられた後 処分に困り 当館にお声がかかりました。

    当初は 欄間は新築しない限り使い道がない!と思っていましたが
    見るだけでいいから。。。といわれ 
    拝見してみると透かしが素敵で繊細な図柄、
    このままどこかの片隅で日の目を見ず終えるのは
    大変忍びないとの思いがわきあがり
    譲り受けることとなりました。

    。。。とはいっても これをどう利用するか。
    どこかに飾ることは直ぐに思いつきますが
    一方だけ見てもらっても意味がない。
    表裏どちらも見えるからこそ 欄間としての価値がある、
    などと色々考えたところ
    衝立にしてはどうだろうと考えました。

    早速、出入りの建具やさんにお願いし、誂えていただいた物は
    思った以上に素敵に出来上がりました。
    夏に向けて 涼しげで大満足です。

    処分を考えていらっしゃったご親戚の方も 
    そして 丹精こめて作成された故人も
    きっと喜んでくださっていることと思います。

宿泊のご予約はこちらから

料金・宿泊プラン一覧

お電話でご予約される場合は、宿泊プランをお選びください。