宿番号:337933
秩父 旅籠一番 〜酒と料理を愉しむ古民家旅館〜のお知らせ・ブログ
主のつれづれ3
更新 : 2011/9/16 10:55
秋ですね。
心落ち着く長夜の秋、空には十六夜の月
さほど冷えぬ風が盆の上のぬる燗の香りを漂わす
ハラリと落ちた前髪をただす君の香りと交差する
もう飲めぬと云う君の杯に酒を注ぐ
まだ日中は夏のようで、汗に濡れたシャツで過ごしますが
それが、ある日を境に汗が止む。
そういう夜ってふと山際を見ると、月の満ち欠けはあるけれど
月明かりが山の木々隙間から眩しいぐらい明るい。
先日夜半に目が覚め、
そそまま眠りにつけずにリビングに降りていき、
ノンアルコールのビールを飲んだ
ごくごくと飲んでいると
そばで迷惑そうに片目だけ開けている
僕の飼っている犬の声が聞こえた。
「おい。オヤジ、そんなもん飲んでいねーで早く寝ろよー、
眩しくって寝てられねーよ。」
と僕は「うん。ごめんな。」と云いベッドに戻った