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延命館のお知らせ・ブログ
”法正寺古墳”
更新 : 2019/6/30 14:45
重定古墳と塚花塚古墳の中間点に同じ朝田古墳群のなかで最大の法正寺古墳が在ります。前方部にクスノキの巨木(幹周3,8m)が1本聳え立っているから直ぐに古墳と認識できます。
ここは、約1500年の前方後円墳で墳長は104m、幅は最大40m、前方部の高さ4,7m、後方部の直径65m、高さは6.7mあり一部は墓地になっています。いままでブログに取り上げた多数の古墳は墓地に転用されており、規模の大小あれども古墳は権力者の墓だから同類項です。後円部に上ると空の祠が祀られていました。
ただ、説明板もなく石室の構造など詳細は不明です。発掘調査は平成3年(1991年)に行われ、周濠と葺石の跡が確認されました。また、出土品は浮羽歴史民俗資料館に展示されています。
現在、前方部から後方部にかけてカンネカズラに覆われ雑草は繁って、墳丘に近づくことさえ困難な状況です。