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ルドゥーテが描いた『バラ図譜』」 2013.1.23放送分
更新 : 2013/1/23 12:16
(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)
一枚一枚、ていねいに描かれたシルクのようなバラの花びら。その絵の前に立つと、香りまで漂ってきそうです。
作者の名は、ピエール=ジョセフ・ルドゥーテ。1759年、現在のベルギー南部に生まれ、パリで植物画家として活躍したルドゥーテは、花の肖像画ともいえる緻密で優雅な作品を数多く残しました。
なかでも、最高傑作といわれる『バラ図譜(ずふ)』は、ナポレオン皇妃ジョセフィーヌがマルメゾンの庭で栽培したバラを中心に、ルドゥーテが描いた169点のバラの銅版画です。1817年から24年にかけて刊行された、この『バラ図譜』によってルドゥーテの人気は花開き、その才能を讃えた人々から「バラのレンブラント」「花のラファエロ」と呼ばれるようになりました。
今も、植物画の最高峰といわれる『バラ図譜』。その全作品を観ることができる展覧会が、ひろしま美術館で開催されています。
会場の入口で迎えてくれるのは、ほのかなバラの香り。この素敵な演出は、何種類かのローズオイルを交替で薫らせているそうです。また、週末にはバラの絵を施したチェンバロのコンサートなども開かれ、優雅な演奏を聴きながら作品を鑑賞することができます。
ひろしま美術館で2月11日まで開催されている「ルドゥーテのバラ」展。芸術を愛する人にも、植物を愛する人にも、心華やぐ香りを届けてくれる展覧会です。
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