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宿番号:337486

受け継がれる歴史の湯 登録有形文化財「桃山風呂」

ハイクラス

湯田中温泉
車/上信越道・信州中野IC→R292佐野・角間ICより3分。電車/長野電鉄湯田中駅徒歩7分(15:00より送迎有)。

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    剱岳1  人生で最も苦しかったあの日。

    更新 : 2010/10/7 11:21

    映画「劒岳 点の記」をテレビで見ました。

    いや〜懐かしい。
    ストーリーよりも風景の方が気になったくらいです。

    ああ、これは「仙人池から見た八ッ峰」だとか、
    「五色ヶ原から望む鬼岳・獅子岳」など、
    10数年前に目にした情景が
    次々と映し出される。

    しかし「あの辺りに小屋があるはず」というのも分かるので、
    そういった人工物を入れずに
    うまく撮影したものだなあと感心いたしました。

    小学校時代の立山、
    高校時代の飯縄山という「学校登山」以来
    一度も山に登ることが無かったわたくしが、
    剱岳に登ろうと思ったのは25歳のとき。

    その当時富山市内で働いていたわたくしは、
    転勤する前にいつも眺めている「剱岳」に登りたいと、
    隣の県に赴任していた山岳部出身の「同期」に
    山の案内を頼み込んだのです。

    その年の夏は猛烈に仕事が忙しく、
    5月半ばから3ヶ月間休み無しの生活。

    それでも8月3日に一日だけ休暇が取れたので、
    上司には内緒で出かけたのです。

    前日は珍しく6時に仕事を切り上げ、
    会社の「許可車」を借りて桂台のゲートが閉まる5分前に
    アルペンルートに滑り込みました。

    そしてそのまま標高2400mの室堂へ!
    (映画では白衣の行者さんがうようよいた場所です。
     今では世界中から観光客が集まっていますが)

    夜9時に室堂に着くと
    会社の同僚が迎えにきてくれていたので、
    そのまま雷鳥沢のテント場に向かいました。

    このとき分厚い仕事の書類一式と
    500mlのペットボトルほどの大きさがある
    携帯電話を持っていったんですよ。
    もしポケベル(懐かしい〜! もう、死語ですね)が鳴っても
    対応できるようにと思って。

    そして翌朝、そうした書類を全て同僚に背負わせ、
    わたくしは空身で黎明の剱岳に向かったのです。

    しかし普段から「超」がつくほどの運動不足。
    さらに酸素が薄い「高山帯」。

    この山登りは、これまでの人生で
    こんなに辛いことは無かったと断言できるほど
    苦しい行動でした。

    室堂〜剱岳往復のコースタイムは12時間以上。
    素人なら普通は途中で1泊しますよね。

    でも休みはその日しかないので、
    わたくしはどんなに苦しくても
    とにかくひたすら歩くしかなかったのです。

    (続く)



               ブログ担当 ミソサザイ



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