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会津まほろば街道と喜楽里博
更新 : 2010/9/27 13:31
先日、喜多方市で行なわれた「会津まほろば塾」のシンポジウムへ行って来ました。
このシンポジウムの目玉は、奈良:薬師寺の山田法胤管主の講演があることです!
飛鳥時代〜奈良時代にかけての歴史好きな私にとって、薬師寺はその時代の象徴みたいな
お寺さんなので、管主様の講演が県内であるのなら、是非行きたいと思っておりました。
薬師寺のお坊さんのお話は「おもしろい!」というのはご存知の方も多いと思いますが、
壇上でもおもしろく、またわかりやすく「真秀呂場(まほろば)」についてお話して下さいました。
また、次に行なわれたパネルディスカッションでは、「会津まほろば街道」という会津盆地の
西を行く街道(県道赤留塔寺線)が修験道であったこと、更に街道沿いには由緒ある寺院が
残っていることなどの話しを聞くことが出来ました。
特に、磐梯町の恵日寺を開いたといわれる徳一についての研究では第一人者の龍谷大学教授浅田先生から詳しく話しを聞くことが出来ました。
徳一は法相宗(その本山が薬師寺)で学び、何らかの理由で会津まで来た。
そこで、京都に対する比叡山のように、会津盆地の北東に位置する磐梯山に学問と修行の場を
開いたそうです。
それだけ昔から会津盆地は瑞穂満ち(京都に匹敵する?)文化、経済などが発展していたのかしら・・・
と思わせるお話でした。
その他湯川村の勝常寺(徳一の開山といわれる)の国宝:薬師如来(平安期)のお話しなども
聞けて有意義でした。時間の関係で早く退場しなければいけなかったのが残念でした。
祖父母のお墓が喜多方市内にあるので、お彼岸でもあることなので、お墓参りもしてきました。
母が持たせてくれたずんだとあんこのおはぎをお供えして、ゆっくり祖父に話しかけられて、
なんだか心が癒されました。
随分昔、その祖父が中国から買ってきてくれた硯と墨とで、
写経でもしてみようかな〜と薬師寺の写経セットも頂いてきました。
11月20日(土)まで喜多方市では「喜楽里博」というイベントも開催中です。
万博とは違いますので、町中が賑わっているという感じでもないのですが、
HPなどを見ながら、旅のメニューに取り入れてはいかがですか?
仏都会津で、心落ち着く時間を過ごされたら、いかがでしょうか。
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