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宿番号:337486

受け継がれる歴史の湯 登録有形文化財「桃山風呂」

ハイクラス

湯田中温泉
車/上信越道・信州中野IC→R292佐野・角間ICより3分。電車/長野電鉄湯田中駅徒歩7分(15:00より送迎有)。

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    ホタルは歌っているのでしょうか。

    更新 : 2010/7/25 20:08

    志賀高原、石の湯のゲンジボタルを
    見に行ってきました。

    国道292号線から
    山田牧場方面に抜ける分岐に車を止めると、
    大型バスが20台以上来ていて
    ここはこんなメジャーな観光地になったのかとビックリ!

    しかし中から出てきたのは、
    林間学校で志賀高原に宿泊している
    都会の小中学生たちでした。

    片時もじっとしていられない
    やかましい子供たちの行列を追い越しながら、
    舗装された緩やかな下り坂を15分ほど歩いて
    標高1650mの岩倉沢川までたどり着きました。

    月の明るい夜でしたので、
    ホタルは月光の当たらない木陰に集まって
    そっと点滅を繰り返しておりました。

    淡い緑色を帯びたホタルの光が
    森の中で輝いているのは、
    とても幻想的です。

    わたくしの知人の実家は
    天井の梁がむき出しになった大きな古民家で、
    以前は夏に電気を消すとホタルがたくさん入ってきて
    屋根裏の辺りで夜遅くまで光っていたと言っていましたが、
    ホタルというのは何だか
    郷愁をかき立てるものですね。

    ゲンジボタルは
    成虫になってからの寿命が10日から20日。

    その間は夜露を飲むだけで何も食べないという
    はかない生涯の「最後の輝き」に、
    胸を打たれない人はいないと思います。



    しかし不思議なことに気がつきました。

    ここのホタルはてんでんばらばらに光るのではなく、
    明滅のリズムをある程度合わせながら光っているのです。

    茂みの中でいくつもの光が
    一斉に点いたり消えたりする。

    見ているうちに何となく、
    「ル〜〜♪」というたくさんのホタルの
    声なき声が聞こえるような、
    不思議な感動に包まれました。

    そこで心の中で「おいでおいで」と呼びかけると、
    一匹のホタルがスゥ〜と近づいてきて
    わたくしの右手の上に止まりました。

    空には大きな北斗七星と
    「夏の大三角形」。

    掌(てのひら)の上には
    小さな命。

    忘れられない夜となりました。


     ※ ホタルが多く見られるのは日没後1時間。
       早めに夕食を終えて
       7時過ぎに湯田中を出発すると
       ちょうどよいくらいです。

       石の湯のゲンジボタルは、
       お盆のころまでたくさん見られます。



                   ブログ担当 ミソサザイ



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