幻想的な光が差し込む鹿ろく鳴めい館かん様式の大浴場で生まれたての湯に浸る。群馬県・法師温泉法師温泉 長ちょう寿じゅ館かん※画像や文章で紹介している建築物が、登録有形文化財に認定されていない場合もあります。※記載している料金は、平日大人2名1室利用時の1名料金(消費税・サービス料込み)です。別途入湯税・宿泊税がかかる場合があります。※料理などは季節や天候によって変更になる場合があります。※じゃらんnetが表示されている宿は「じゃらんnet」より予約が可能です。※電話予約の際は「じゃらん大人のちょっと贅沢な旅2022-2023春夏号を見た」と一言お伝えください。※掲載されている情報は、2022年3月3日現在のものです。新型コロナウイルス感染症や自然災害の影響により状況が変わる可能性もありますので、最新の情報については施設へ直接お問い合わせください。<「Go To トラベルキャンペーン」について>利用条件や割引対象、利用期間を含めたキャンペーンの内容は、今後予告なく変更となる場合があります。最新の情報や詳細は観光庁のホームページやじゃらんnet「Go To トラベルキャンペーン」ページをご確認ください。 新潟県との県境に近い三国峠の手前で、杉皮葺きの屋根が目に留まる。「長寿館」は約1200年前に弘法大師が開湯したとされる法師温泉の一軒宿。本館と別館の宿泊棟と「法ほう師し乃の湯ゆ」と命名された浴舎が、国登録の有形文化財に認定されている。 明治8(1875)年築、若山牧水や与謝野晶子など数多の文人墨客に愛されてきた本館は、すべての客室の広さが異なる。一方昭和に建てられた別館の客室は、眼下に法師川を望み、静寂さの中に響く瀬音が耳に心地よい。 湯客お目当ての法師乃湯は、明治28(1895)年に誕生。窓が鹿鳴館風のアーチ型、中央に柱を設けない洋風建築で、差し込む柔歴史を紡ぐ名建築の温泉宿有形文化財の美に見惚れる湯旅へ宿を選ぶポイントは、旅の目的や個人の嗜好などによって様々だが、今回編集部が提案するのは、観賞する対象としての宿選びだ。紹介するのはすべて歴史的建造物として評価されてきた国登録の有形文化財で、さらに良質の温泉にも恵まれている宿とホテル。建築美を眺めて歴史に思いを馳せ、名湯に浸る休日を過ごしてみよう。構成・取材・文/とがみ淳志
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