弥勒寺(愛知県弥富市)
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弥勒寺(愛知県弥富市)の口コミ一覧
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「海南こどもの国」の隣にある曹洞宗の寺院です。本尊は銅造阿弥陀如来坐像で、県指定文化財です。
なまこ壁の山門が、とても印象的です。トンネルを通り抜けるように山門をくぐると、正面に立派な本堂が姿を現します。でも、その右手にある庫裏?の方に目を引かれてしまいます。唐破風屋根の玄関を備え、屋上は太鼓櫓みたいな構造になっているからです。
これだけの伽藍を備える寺院ですから、どんな御由緒なのだろうと調べてみると、今ひとつはっきりしません。もともとの弥勒寺は創建が明応9年(1500)で、離れた場所にあった密教の寺院でした。現在の所在地の辺りは海辺だったようですから、古い寺院があるはずはないのです。旧弥勒寺は、豊臣秀吉と徳川家康の争い(蟹江城合戦)に巻き込まれて焼失し、阿弥陀如来像だけが残されました。元禄4年(1691)に、曹洞宗の寺として新しい弥勒寺が再興され、阿弥陀如来像が安置されたそうです。その8年後に現在の場所に移されました。再興したのは僧侶や為政者ではなく、鳥ケ地周辺の開発主であったといいます。干拓などで農地や集落を広げていたようです。早い話、古い仏像を安置し古い寺の名跡を継いでいるものの、新たに開発された土地に創建された新しい寺院だということです。新しいとはいっても300年以上昔の事で、水郷地帯であった当地の開発史を物語っています。立派で荘厳な伽藍は必見の価値ありです。- 行った時期:2018年7月22日
- 混雑具合:空いていた
- 滞在時間:1時間未満
- 家族の内訳:お子様
- 子どもの年齢:13歳以上
- 人数:2人
- 投稿日:2018年7月23日
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