生和神社
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生和神社の口コミ一覧
1 - 2件 (全2件中)
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野洲市の冨波乙(とばおつ)にある生和(いくわ)神社。旧集落の冨波乙と祇王井川に挟まれた場所に位置している。歴史は古く平安期の藤原一族の荘園である冨波之荘の領主として赴任した藤原忠重が旧領の奈良春日大社から勧請したことに創建されたものと言われている。この勧請には当時この界隈には沼や川が多く、たびたび氾濫するために利用できるものではなかったと言われており、この氾濫を起こし村人をさらう大蛇を退治するために行ったと伝えられている。実際には忠重が河川の氾濫に対し治水工事≠行い、農地化に成功する。以前は不毛の地であった場所が農地になり、荘園も民衆も潤ったことから、救世主となった忠重を祭神として祀ったものが生和神社の創建ではないかと言われている。
創建当初は別の場所にあったらしいが、鎌倉時代に現在の地に移設されたと言われており、本殿は南北朝、末社春日神社本殿は鎌倉時代のものとされ共に国の重要文化財に指定されている。
室町時代後期までは朝廷や領主の庇護を受けていたとされ、今とは比較にならないほどの大きな規模を誇っていたとされているが、戦国時代となり織田信長の社領田没収の対象になったことから急速に没落する憂き目にあってしまう。しかし冨波集落の氏神様≠ニして長年に渡り崇拝を受けながら現在に至っている。
駐車場もなく規模もそれほど大きなものではないことから、地域に溶け込んだ神社という印象を受ける場所であった。敷地内には鳥居をはじめ拝殿・本殿・春日神社等歴史ある建造物が存在感を呈しており、参拝するものに厳か感を与えているように感じた。また春の桜の時期には、付近を流れている祇王井川沿いの桜並木が地域住民の手によってライトアップが行われており、集落に於ける生和神社の重要性を垣間見ることができるようになっていた。
残念ながら今年はコロナ騒動でライトアップはないということだが、地元密着のお祭りの様子をぜひこの目で見てみたいと思った場所でもあった。- 行った時期:2020年4月7日
- 混雑具合:やや空いていた
- 滞在時間:1〜2時間
- 投稿日:2020年4月14日
他1枚の写真
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正に住宅街のど真ん中という立地ながら周囲を厚く林に囲まれており鬱蒼とした木々の中で境内がすっぽりと抜けた明るい神社で北に200mほど離れたところに御旅所がある。- 行った時期:2018年5月
- 投稿日:2018年6月7日
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