興福寺
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興福寺の阿修羅像,長年の疑問が少し解けた。 - 興福寺のクチコミ
お宿ツウ Junさん 男性/60代
- カップル・夫婦
興福寺の阿修羅像(あしゅら ぞう)を知らぬ者はあるまい。怖いはずの阿修羅の顔が,子供という意外性に,誰もが驚く。その上,少し眉をひそめた顔の表情にいろいろな解釈がなされている。本物を見るのは,何度目か忘れたが,前回から10年以上経過している。
●阿修羅像をよく見ると
数年前,NHKの放送で,左手(六臂の中で正面の左手)の位置を修整すると,からだの正面で合掌をする形になるとのこと。よく見ると,合掌する手は,からだの中心線上にあるが,お顔はわずかに右側(=向かって左側)にある。お顔は中心線上にないのだ。
不思議に思って,足先を見ると,左足がわずかに前に出ている。そして右足の指は地面から少し浮いている。法華寺の十一面観音のように,動き始めるところなのか?
展示室の入口側から横のお姿をみると,阿修羅像の向かって右手に並ぶ八部衆3躯(畢婆迦羅ひばから,鳩槃荼くはんだ,乾闥婆けんだつば)と阿修羅では,姿勢がまるで異なるのだ。阿修羅以外は,少し前屈みで,3躯とも同じ傾斜。一方,阿修羅は,前屈みではなく,後ろに重心が傾いている。
ほとんどの仏様は,仏様より下方から拝む形になるため,目線を合わせるため前屈みになる。しかし阿修羅はその逆だ。
●後ろに重心があり,左足の指先が浮いている
どのようなときに,この姿勢になるのだろう。2ヶ月間,ずっと考えていたが,何かに驚かされ,ハッとしてのけぞる時しかない。
阿修羅以外は,すべて腕が様々な形をし,躍動的だ。一方,阿修羅は,六本の手(=六臂)はポーズをとるが,静止している。しかし身体全体が動き始めている。
阿修羅が,何を見て(あるいは何を聞いて),ハッとしているのか不明だ。しかし憂いで眉をしかめているのではなく,少し驚いている表情なのだ。
●よく見ることだけが真実を教えてくれる
興福寺の阿修羅像には,いろいろな解釈がされている。100円で購入したリーフレットには,「懺悔」と書かれていた。お顔だけみると,そうかもしれない。しかし姿勢は懺悔のポーズではない。
久々に本物を拝む機会があり,長年の疑問が氷解し,また新しい疑問が沸いてきた。
●国宝館の帝釈天像
国宝館に入ると,心ひかれる仏様が並ぶが,特に帝釈天に心を奪われた。このことは,また別の機会に。
- 行った時期:2023年6月15日
- 混雑具合:やや空いていた
- 滞在時間:2〜3時間
- 投稿日:2023年8月15日
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