秋鹿神社
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観光に来るような場所ではないが - 秋鹿神社のクチコミ
神社ツウ 三文詩人さん 男性/50代
- 一人
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秋鹿神社一の鳥居。中々の雰囲気
by 三文詩人さん(2017年8月13日撮影)
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控え目な随神門
by 三文詩人さん(2017年8月13日撮影)
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拝殿の両側に境内社もあったが、社名御祭神不明につき省略
by 三文詩人さん(2017年8月13日撮影)
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三社の扁額を列べる
by 三文詩人さん(2017年8月13日撮影)
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中もよく手入れされている
by 三文詩人さん(2017年8月13日撮影)
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地名の由来として出雲國風土記に記す、秋鹿日女命(あいかひめのみこと)を祀る式外社。式外社でありながら、式内社「御井神社」を合祀する。
この姫様は記紀に顕れず、風土記にも名ばかりの登場。どんな人で何をしたのか、事績がない。その名を冠する社があるのだから、どんな所にお住まいだったのか見てみたい。
県道沿い、木立に覆われて鎮まる。秋鹿川近く、辺りを見下ろすほどの高台でもなく、良い場所を選んだようだ。駐車場はないが、鳥居横に斜路があり、乗り入れ可能。
随神門を潜ると社務所らしき住居、一段上がって拝殿。軒下に扁額三枚。
「式内社 御井神社」「秋鹿神社」「姫二所大明神 八幡宮」
御井神社は、南90mにあった別の社を合祀したもの。今や民有地となった所に井戸3本あったという。二所大明神を称したのも、御井神社の罔象女命(みずはのめのみこと)と秋鹿日女命を合わせ祀ることをいう。
八幡宮は、河原にあったものが社地ことごとく流され、当社に合祀した。
拝殿は平入りの入母屋で、幅広の厳かな造り。屋根を最近に葺き替えたようだ。屋根以外は年季が入っており、右手前には佐陀神社で見かけたような供物が架けてある。
本殿は大社造を小さくした感じ。拝殿に比べて随分ささやか。
秋鹿日女命は社伝に拠ると、大己貴命の火傷を癒し給うた神。これは古事記の蚶貝比賣(きさがいひめ)・蛤貝比賣(うむがいひめ)の事績に相当する。神産巣日之命(かみむすびのみこと)が遣わしたこの二柱は、出雲大社の瑞垣内に坐す摂社、神魂伊能知比売神社(かみむすびいのちひめのかみのやしろ)に祀る。赤貝と蛤のことで、赤貝を削った(粉末?)を蛤の汁で塗りたくり、大己貴命を治したとされる。
佐田神社に祀る佐田大神の母神は支佐加比賣命(きさがいひめのみこと)といい、加賀神社に祀る神。この神が秋鹿姫と同神だという主張に見える。事の正否はさておき、秋鹿姫オリジナルな仕事は伝わらないようだ。寂しいことだが、秋鹿姫の社が今に伝わるだけでも有り難い話ではある。
- 行った時期:2017年8月13日
- 混雑具合:空いていた
- 滞在時間:1時間未満
- 投稿日:2017年10月19日
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