熊野参詣の要衝であった - 浜の宮王子のクチコミ

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  熊野三社大神社の鳥居横にある解説パネル。

  by こぼらさん（2022年5月29日撮影）

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  解説文

  by こぼらさん（2022年5月29日撮影）

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  熊野三社大神社の社殿横にある解説パネル。

  by こぼらさん（2022年5月29日撮影）

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  熊野三社大神社の境内：奥に見えるのは神門で、社殿はさらに奥。浜の宮王子はとても広かった。

  by こぼらさん（2022年5月29日撮影）

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  熊野三社大神社の社殿。浜の宮王子社は形も違っていたと思う。

  by こぼらさん（2022年5月29日撮影）

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  補陀洛山寺の本堂：熊野三社大神社の社殿と並び立っています。

  by こぼらさん（2022年5月29日撮影）

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かつての浜の宮王子は、熊野参詣道・中辺路にあった九十九王子の一つですが、境内がとても広かったようです。現在の熊野三社大神社と補陀洛山寺、そして渚の森が浜の宮王子であったといいます。他の王子社と比べても規模が大きかったようです。
これは、この場所が中辺路・大辺路・伊勢路の分岐点であり、熊野参詣の要衝であった事情によるのでしょう。熊野詣でにあたって、三山をどの順に巡るか決まっていた訳ではないので、田辺から那智勝浦まで大辺路を使って那智大社を目指して浜の宮王子に来た者もいたでしょう。逆に、中辺路を使って熊野本宮に始まり速玉大社を経て那智大社まで巡ってきて、大辺路で帰るために再び浜の宮王子に戻った者もいたでしょう。また、近くの那智の浜より船で速玉大社（伊勢路）に向かう者もいたでしょう。どのコースを使うにしても、この浜の宮王子は必ず通る要衝だったのです。
現在の浜の宮王子跡には、往時の賑わいを感じさせるものはほとんど残っていません。熊野三社大神社の鳥居横と社殿横に、かつて浜の宮王子があった事を解説するパネルがあり、熊野三社大神社と補陀洛山寺の広い境内があるだけです。

• 行った時期：2022年5月29日
• 混雑具合：空いていた
• 滞在時間：1時間未満
• 投稿日：2023年2月2日
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