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ならまち【奈良県】

細い路地や抜け道を歩き、古き良き時代の面影が残る町屋めぐりを満喫

ならまちは、千三百余年前の都「平城京」の外京とよばれる大寺院が集中し、中世に東大寺・興福寺・元興寺・春日大社などの門前郷として「南都七郷」とよばれ栄えたエリアの一角にあります。

特に、近世に奈良時代の七大寺の一つとして大きな伽藍を有していた元興寺の境内地へ民家が建ち並び、江戸時代には酒造、墨、甲冑、一刀彫などの産業により商業都市として繁栄しました。

このエリアには、間口・格子・土塀など、“ならまちらしさ”がそこかしこに残っています。お店の軒先越しに興福寺の五重塔を眺めたり、町屋カフェでひと息入れたり、伝統ある建物を生かしたアトリエショップでお買い物したり…カメラを片手にそぞろ歩きを楽しんでくださいね。

三年坂【京都府】

清水寺へお参りする時にぜひ訪れて。食べ歩きグルメも満載！

清水寺の参道として作られた三年坂は、石段の坂道の両脇に昔ながらの建物が軒を連ねる風情あふれるスポット。重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている、京都を代表する名所です。清水寺の子安塔の安産信仰から産寧坂（さんねいざか）とも呼ばれています。

二年坂を介して北に八坂神社や円山公園、八坂の塔、南に清水寺があり、京都観光ではほとんどの人が通る道ということもあって人出が絶えないエリア。沿道にはおみやげ店のほか、テイクアウトのお店もあるので食べ歩きも楽しいですよ。急な坂道なので足元に注意してくださいね。

倉敷美観地区【岡山県】

歴史が薫る白壁の町並みを散策。カフェや倉敷ブランドショップなども多数

江戸幕府の直轄地・天領として栄えた倉敷の美観地区は、白壁やなまこ壁、柳並木の風景など、伝統的な町並みが今に伝えられるレトロな観光スポット。

建ち並ぶ町家は風情たっぷりで、SNS映えも抜群！町家を改装したカフェでランチ、倉敷ブランドの帆布やデニム商品がそろうおしゃれなお店でショッピングなど、一日散策を楽しめます。

また、倉敷川では川舟に乗って遊覧することも。昼の風景だけでなく、明かりが灯り、よりノスタルジックな雰囲気がただよう夜の町並みを楽しむのもおすすめです。

勝山町並み保存地区【岡山県】

古い町並みにモダンな店舗が融合。フォトジェニックな「のれん巡り」がおすすめ

酒蔵、旧家、武家屋敷などが軒を連ねる岡山県初の「町並み保存地区」。白壁や格子窓の古い町屋を活かしたカフェや工房、ギャラリーが軒を連ねます。

伝統を守りつつ、現代的なセンスも積極的に取り入れていく町づくりで、ますます多くのファンを魅了している勝山。そんな温故知新の町づくりは、勝山のシンボルでもあるのれんにも表れています。

各家々にかかる90余ののれんは、心和ませるものやユニークなものなど、いずれも個性豊か！散策がてら、それぞれのデザインをぜひチェックしてみてください。

（画像提供：真庭市）

竹原町並み保存地区【広島県】

重厚な屋敷が建ち並び、まるで映画の世界！歴史を語り継ぐ「安芸の小京都」

竹原は江戸時代に塩田や酒造で栄えた町。当時の栄華をそのまま残す町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。

景観を守るため、本通りには電柱や電線がまったくありません。棒瓦葺きや、独特の建築意匠をこらした格子窓などを持つ重厚な屋敷が並び、竹鶴政孝の生家や、西方寺の石段などの名所も多数。

近年は屋敷をリノベーションした店舗も増えてきましたが、いずれも歴史ある趣を活かした造り。CMや映画のロケ地としてもおなじみで、見ているだけで江戸時代にタイムスリップした気分が味わえます。

うだつの町並み【徳島県】

商人たちの栄華を感じる「うだつが上がる」町並み。夜は風情あるライトアップも

「うだつが上がらない」という言葉の語源になったうだつとは、隣家との境に造った防火壁のこと。高額な費用が必要なため富や出世の象徴とされ、各家々が装飾や家紋にこだわりました。

そんなうだつがある家が、この町では約400ｍにわたって連なります。虫籠窓、格子造り、蔀戸など、他の部分も凝った旧家が並び、かつての豪商たちの隆盛を物語る町並みです。

夕方には砂岩の上に明かりをのせた高さ80cmの街灯が灯り、また違った雰囲気が味わえます。ほのかな明かりに町並みが照らされ、デートスポットにもぴったりの風流な景色です。

（画像提供：美馬市）

豆田町【大分県】

江戸時代～昭和初期の建物が残るレトロなお店がいっぱい！石畳の道をそぞろ歩き

「天領日田」の名でおなじみの日田市は、江戸幕府直轄の城下町として栄えた商人の町。当時の豪商や御用達商人の家屋がそのまま残る風情ある町並みです。

江戸時代から続く薬屋「日本丸館」には、今では手に入らない珍しい商品やユニークなお土産が並ぶ映えスポット。2階ではお屋敷探索も楽しめます。

また、古民家をおしゃれにリノベーションした飲食店やショップも多く、ぶらぶら散策するだけでも見ごたえは充分！醤油や日田やきそばの名店もあり、 地元の名物も堪能できます。

竹富島の町並み【沖縄県】

沖縄の原風景がここにある！赤瓦の家屋と南国の花、水牛が歩く島

石垣島の沖合南西約6kmの位置にあり、サンゴ礁の美しい海に囲まれた周囲約8kmの平坦な小島です。沖縄の美しい原風景に触れたいという人は、沖縄伝統の赤褐色の屋根瓦の家屋が並ぶ竹富島の町並みを訪れてみてください。

屋根の上にはシーサーが鎮座し、庭にはハイビスカスやブーゲンビリア。白砂がまかれた道をのんびり水牛が歩いて行く様子を眺めていると、なんだか時間の流れがゆっくり過ぎていくように感じますよ。ゆっくりと散策したり、レンタサイクルで巡ったり、竹富島名物の水牛車に揺られて集落を回ったりと、この島ならではの魅力を楽しんでください。

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行われている可能性があります。
※お出かけの際は、お住まいやお出かけされる都道府県の要請をご確認の上、マスクの着用、手洗いの徹底、ソーシャルディスタンスの徹底などにご協力ください。
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