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2018.02.02

春を先取り!名所を巡る「梅」と「桜」の花見旅2018【全国】見頃・周辺情報も♪

晩冬の冷ややかな空気の中、ひっそりとほんのり甘い香りを放ち、春の訪れを告げる梅の花。薄紅梅と白梅の花が、淡い水彩画のように山を埋め尽くし、新春にふさわしい彩りを見せる。
そんな梅の花を追いかけるように咲く早咲きの桜の華やかさに、気分は早くも春爛漫。
さあ、今年はひと足お先に、梅と桜の名所を巡る花見旅にでかけてみませんか?見頃や周辺のおすすめ情報もお届けします。

記事配信:じゃらんニュース

偕楽園【茨城県水戸市】

淡紅、赤紅、青白、乳白…。表情を変えながら春を囁く。

偕楽園
写真/PIXTA
偕楽園
「水戸の六名木」に選ばれた6品種の梅がある。開花時期が異なるので何度でも訪れたい

見頃:2月下旬~3月中旬

梅の品種が多い、三大名園のひとつ。水戸藩の歴史を辿る
水戸藩9代藩主・徳川斉昭が造園し、およそ100品種、3000本の梅が、甘くはかない香りを漂わせながら次々と花を開いていく。広い園内、まずは好文亭表門から入り、孟宗竹林を抜けて中門へ。そこまでの竹や森の「陰の世界」を感じてから、中門を抜けて見晴広場や梅林の「陽の世界」へ。世界観の見事なコントラストに心を躍らせつつ、メインとなる東西梅林で間近に梅を見た後は、好文亭3階の楽寿楼から視界いっぱいに広がる梅園を眺めたい。見納めには、仙奕台から見る田鶴鳴梅林越しの千波湖を。東西梅林とはひと味違う、そっと告げてくれるような春に思いを馳せながら…。
心ゆくまで梅を観賞した後は、水戸藩の「黄門様」を偲ぶ珍しい郷土料理に舌鼓を打ち、一路太平洋一望の湯宿へ。自家源泉のよく温まる良質な塩泉と、活きのいい地魚料理はもちろんだが、何より「心和むホスピタリティに感激した」と多数寄せられたクチコミが、この宿の真の魅力を物語っている。

偕楽園(かいらくえん)
TEL/029-244-5454 
住所/茨城県水戸市常磐町1-3-3
営業時間/6時〜19時、好文亭は9時〜17時(2月20日〜9月30日)、7時〜18時、好文亭は9時〜16時30分(10月1日〜2月19日)
定休日/なし
料金/好文亭のみ大人200円、小・中学生100円
アクセス/電車:JR 水戸駅より茨城交通または関東鉄道バスで20分、偕楽園前より徒歩3分 車:常磐道水戸ICより20分
駐車場/1200台(梅まつり期間中は500円)
「偕楽園」の詳細はこちら

花見の余韻を楽しむ周辺情報

五鐵 夢境庵

五てつ夢境庵
黄門料理5000円~6000円(要予約)。光圀公が愛した牛乳酒をはじめ、納豆和えやアンコウ料理も

偕楽園から車で5分

医食同源を取り入れた黄門様の食事を再現。
73歳という、当時では長寿を全うした徳川光圀公の食事をアレンジ。旬の地元食材を使い、漢方の考えを取り入れた献立はここならでは。

五鐵 夢境庵(ごてつ むきょうあん)
TEL/029-225-6073
住所/茨城県水戸市南町1-3-27
営業時間/11時〜14時、17時〜22時
定休日/なし
アクセス/電車:JR水戸駅より車で10分 車:常磐道水戸ICより20分 
駐車場/契約駐車場あり
「五鐵 夢境庵」の詳細はこちら

木村屋本店

木村屋本店
水戸の梅100円(1個)。葉脈を一つずつ手で取り除く

偕楽園から車で7分

江戸末期からすべて手作り。水戸を代表する銘菓のひとつ。
創業150年。多くの店が白あんで作る「水戸の梅」だが、ここは小豆のこし餡を求肥で包むのが特長。甘酸っぱいシソの葉と餡の甘さが絶妙だ。

木村屋本店
TEL/029-221-3418
住所/茨城県水戸市南町1-2-21
営業時間/9時〜18時30分(土日祝は〜18時)
定休日/日※梅祭り期間中(2〜3月)と夏期(7〜8月)は不定
アクセス/電車:JR 水戸駅より車で7分 車:常磐道水戸ICより15分
駐車場/なし
「木村屋本店」の詳細はこちら

いそざき温泉 ホテルニュー白亜紀

いそざき温泉
太平洋に昇る朝日が見られる露天風呂。pH7.8のアルカリ度の高い美肌の湯だ

偕楽園から車で30分

太平洋を望む絶景の宿。魚介やご当地牛の和懐石も。
体の芯まで温まる、自家源泉からのナトリウム塩化物泉の湯は、加水なしで濃厚。ぬめりのある湯が疲れを癒やす。夕食には太平洋の海の幸や常陸牛などを堪能したい。

いそざき温泉 ホテルニュー白亜紀
TEL/029-265-7185
住所/茨城県ひたちなか市磯崎町4604
料金/1万4710円〜
アクセス/電車:ひたちなか海浜鉄道磯崎駅より送迎車で2分 車:常陸那珂道路ひたち海浜公園ICより5分
駐車場/100台
「いそざき温泉 ホテルニュー白亜紀」の詳細はこちら

南部梅林【和歌山県みなべ町】

「一目百万、香り十里」。春色に染め上げる一面の白梅。

南部梅林
写真/PIXTA

見頃:2月上旬

日本最大級の梅林。最高級ブランドの梅の里を歩く。
梅の生産量日本一(※)の和歌山県。その主な梅がみなべ町で育てられ、「南高梅」の果実は最高級品として人気が高いのは周知のことだろう。約700万本という日本最大級の梅林は、観梅用ではなく栽培用の白梅が主役。春光に照らされた緩やかな丘陵地を、可憐な花弁が埋め尽くす。
入園門までの急な坂道を上り、さらに続く上り坂を抜けると、突然一面の梅林が目に飛び込んでくる。香こう雲うん丘きゅう展望台からの眺めはまさに梅絶景。そこから先、2つの散策コースが作られている。せっかくここを訪れたなら、約4㎞をのんびり歩く長距離コースを選びたい。満開の梅の木々の間を縫うように続く農道で、道中、作業に勤しむ地元の梅農家の人との会話も楽しみのひとつだ。
ここに来たら、南高梅を自分好みの味に漬けてみるという体験も、旅の思い出作りにはうってつけだ。開業して間もない知る人ぞ知る料理店での懐石料理や、名湯・白浜温泉の湯と併せて、紀州旅の魅力を余すことなく堪能したい。
※平成28年農林水産統計調査

南部(みなべ)梅林
TEL/0739-74-3464
住所/和歌山県日高郡みなべ町晩稲
営業時間/8時〜17時
定休日/観梅期間中なし
料金/入園料大人300円、小学生100円
アクセス/電車:JR 南部駅より車で10分 車:阪和道みなべICより5分
駐車場/500台(有料)
「南部梅林」の詳細はこちら

花見の余韻を楽しむ周辺情報

召膳 無苦庵

召膳無苦庵
活あゆの塩焼き、地元産岩牡蠣のチーズ甘酢あんかけ、季節の前菜。5000円~予算に応じて仕立ててくれる(要予約)

南部梅林から車で20分

わざわざ食べに行きたい。今だけ、ここならではの逸品。
地方のまだ知られていない食材を発掘してきた主人が、紀南の珍しい旬食材を使った懐石料理を供する。海の幸からジビエまで、ここでしか食せない料理は、2015年の開店以来県外の食通の間でも話題だ。

召膳 無苦庵(しぜん むくあん)
TEL/0739-26-5600
住所/和歌山県田辺市高雄2-16-30
営業時間/11時〜14時、17時30分~
定休日/不定
アクセス/電車:JR 紀伊田辺駅より車で7分 車:阪和道南紀田辺ICより7分
駐車場/20台※事前要予約(当日不可)
「召膳 無苦庵」の詳細はこちら

紀州梅干館

紀州梅干館
冷凍の梅を使って作る梅酒。お勧めはブランデーと黒糖の組み合わせ
紀州梅干館
自分で調合した調味液を試飲してから作る梅干し。いずれも2000円

南部梅林から車で10分

質のいい大きな南高梅で、マイ梅干しと梅酒を作る。
紀州産南高梅を使い、3種類のお酒に、氷砂糖、黒砂糖、グラニュー糖を好みの量だけ加えて梅酒が作れる。他、5種類の調味液を自分でブレンドして作るマイ梅干しや梅ジュース作りの体験もある。

紀州梅干館
TEL/0739-72-2151
住所/和歌山県日高郡みなべ町山内1339
営業時間/8時30分~17時
定休日/なし
アクセス/電車:JR 南部駅より車で20分 車:阪和道みなべICより5分
駐車場/30台
「紀州梅干館」の詳細はこちら

白良浜一望の料理宿 白南風

白南風
幻の天然本クエは鍋で。脂がのり、口の中に甘さが広がる
白南風
「月の湯」は美濃石造り。硫黄の香りが漂う良湯がかけ流される

南部梅林から車で40分

天然温泉100%かけ流し。紀州の素材にこだわる料理宿。
1日4組の小さな宿で、全室太平洋を一望するオーシャンビュー。3カ所の湯船には、美肌の湯が注がれる。熊野牛や天然本クエなど、地元の食材を使った出来立ての料理はクチコミで満点と評価が高い。

白良浜(しらはま)一望の料理宿 白南風(しらはえ)
TEL/0739-42-2573
住所/和歌山県西牟婁郡白浜町2022
料金/1万9590円〜
アクセス/電車:JR 白浜駅より車で15分 車:阪和道南紀田辺ICより25分
駐車場/6台
「白良浜一望の料理宿 白南風」の詳細はこちら

じゃらん編集部  じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

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