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2018.09.15

半日休暇とって男友達と東京ディズニーシーに行ったら最高にビールがうまい

最高に腹がたつトップ写真から失礼します。

先日、「平日午後から東京ディズニーシーに行って、ビール飲んだり遊んだりしたらかなり楽しいのでは?」と思いついてしまいました。

それを友人たちに相談してみたら、「ぜったい楽しい! すぐやろう!」と快諾いただけまして、無事に半休を取得した猛者たちと、この企画を実現してみたのです。

東京ディズニーシー

結果、このように「必死に働いたり勉強したりしている人たちを高みからあざ笑うかのように楽しんでいる写真」がたくさん撮れたので、ご報告がてら、東京ディズニーシーの体験レポートをお届けしようと思います。

※勤務中および通勤・通学中に読むと苛立ちが倍増しますのでご注意ください。


【13:30】「とりあえず、ビール」から始める東京ディズニーシー

東京ディズニーシー

仕事用のパソコンはすべて舞浜駅のロッカーにしまって、私服に着替えて「完全オフ」をテーマにやってきた東京ディズニーシー。プロメテウス火山がお出迎えです。

パーク内は平日でもかなり賑わっており、メディテレーニアンハーバーにはどのアトラクションに並ぼうかとテンション高く作戦会議をする女性たちやカップルの姿が数多く見られました。こちとらおっさん4人です。

東京ディズニーシー

周りはあくせくとアトラクションに向かいますが、私たちはそう簡単には足を進めません。
最初に立ち寄ったのは「レストラン櫻」のテラス席。午後休のおっさんたちが4人集まったらそこはもう居酒屋。「とりあえず、ビール」から始める東京ディズニーシー。これこそ大人の嗜みというやつではないでしょうか。

東京ディズニーシー

おつまみは、ブラックペッパーてりやきチキンロール。
「ブラックペッパー」も「てりやき」も「チキン」も、野郎の大好物。かぶりつくと肉汁が口内に広がり、それをビールで一気に流し込む。これぞ、夢の国。午後も必死に働く同僚たちが不憫でなりません。

東京ディズニーシー

「うっっっま」

東京ディズニーシー

おかわりのビールを購入すると、快晴のパーク内をほろ酔いのままお散歩。
多くのアトラクションは飲食物の持ち込みは禁止ですが、焦って飲み干す必要もありません。なぜならもう大人だから。私たちはゆっくりとアルコールを楽しむ。


【15:30】タートル・トークで積極的に攻める

タートル・トーク

グラスを空にしたところでたどり着いたのが、S.S.コロンビア号。ここでは船尾にある海底展望室で、ウミガメのクラッシュと楽しく会話することができるシアタータイプのアトラクション「タートル・トーク」を楽しむことができます。

タートル・トーク

『ファインディング・ニモ』で人気のウミガメ「クラッシュ」のコミュニーケション能力は、企業の新入社員研修に取り入れてほしいほど参考になります。

幼児から老人まで会話のレベルを合わせられる卓越した語彙力と言葉選びのセンス、不快にさせずにユーモアを織り交ぜるスピーチ力は、午後休を取ってアルコールが入った社会人にこそ刺さります。

タートル・トーク

もう立派な大人なのだから、「質問があるか?」と聞かれたら積極的に手を挙げましょう。

タートル・トーク

でも実際に当てられるとテンパって、面白いことは何も言えないんですけどね。
(初めてクラッシュと会話できました)

タートル・トーク

クラッシュ「お前たち、最高だぜー!」
ゲスト「ウオー!」

時に思い切ったリーダーシップを発揮していくところも、クラッシュの尊敬すべき点であります。


【16:15】夢の国で、ハシゴ酒を

東京ディズニーシー

タートル・トークで大いに盛り上がった後は、再びパークを練り歩きます。
東京ディズニーシーは、歩いているだけで楽しい。普段デスクとトイレの往復しか運動しない私たちからすれば、これほど理想的なウォーキングスポットもないと思います。

東京ディズニーシー

しかしどれだけ健康のために歩いても、結局次の行き先はレストランなので消費カロリーという概念は崩れ去っていきます。東京ディズニーシーはひたすらに食べ物が美味いから仕方ない。

ユカタン・ベースキャンプ・グリル

ユカタン・ベースキャンプ・グリルにてビールを注文し、途中で寄ったロストリバークックハウスのスパイシースモークチキンレッグにかぶりつく。

ロストリバークックハウスのチキンレッグ

東京ディズニーシーのスパイシースモークチキンレッグは「漫画みたいな肉」と表現するのがふさわしい。
ガブッと噛むと、ビヨンと伸びて、モチモチっとした食感が広がります。つまり美味い。もうビールが止まりません。

東京ディズニーシー

いつもならこの時間も会議だったり、上司の説教があったりするのに、私たちの目の前にはビールと美味い肉がある。幸福の二文字以外浮かばない。現実が怖い。

東京ディズニーシー

スパイシースモークチキンレッグを完食したら、またビール片手に少し歩きます。
この「休憩→散歩→休憩」というPlanもDoもCheckもActionもない単純行動にこそ、人間として正しい生き方が詰まっているように思えて、これを私は「丁寧な暮らし」と呼びたいと思いました。

東京ディズニーシー

「お酒を飲むと、炭水化物が食べたくなる」という人として当然な欲求を叶えるため、東京ディズニーシーでも屈指の味を誇る炭水化物(完全に私見です)ギョウザドッグを食べに、ノーチラスギャレーに来ました。もうビールでの乾杯は古い。ここではギョウザドッグで乾杯をオススメします。

東京ディズニーシー

のけぞって写真から見切れるほどの美味さ。
東京ディズニーシーに来たら絶対に食べてほしいです。
(ハロウィーン期間中は期間限定バージョンになるらしいので尚更食べてみてほしい)

マーメイドラグーン

ギョウザドッグをきれいに胃袋にしまうと、マーメイドラグーンの周辺をお散歩。
なんでも話せる友人たちと昼から夢の国を満喫し尽くしているのですから、そりゃあ笑いも止まらないわけです。
びっくりするほど背景のマーメイドラグーンが似合わない絵面でした。


【17:40】酔い冷ましに最適なアトラクション1選

ディズニーシー・トランジットスチーマーライン

そろそろホロ酔いでは済まなくなりそうな気配もしたので、最後は酔い冷ましにディズニーシー・トランジットスチーマーラインに並びます。

同アトラクションはメディテレーニアンハーバーから出ている便とアメリカンウォーターフロントから出ている便、ロストリバーデルタから出ている便があり、それぞれコースも異なるし、昼と夜でも雰囲気がガラリと変わるから楽しみ方もさまざま。歩き疲れたときやパーク内を違った視点から見てみたいときにはもってこいのアトラクションです。

ディズニーシー・トランジットスチーマーライン

そして何より14~5分の間ゆったりと風に吹かれてのんびり過ごせるこの船旅は、酔い冷ましに最適すぎるアトラクションと言えます。

ディズニーシー・トランジットスチーマーライン

もしも船内が空いているときは東京ディズニーシー・ホテルミラコスタを背景に、海外旅行に来たような集合写真を取ることも。半休取得して東京ディズニーシーに行くことは、修学旅行に近いワクワク感があるのかもしれない。

「明日からまた仕事だなー」
「なんなら舞浜を出たらスタートだよー」
「パソコン開くの怖いなー」

解散の時間が近づくに連れて、徐々に現実が顔を見せ始めます。
でも、それも悪くない。楽しんだ分だけ、また頑張ればいいのだと思ったからこそ、私たちはここにいるのです。(そう言い聞かせて必死に受け入れました)


【18:00】そして現実へ

東京ディズニーシー

少しだけ後ろ髪引かれる気持ちを残しながら、エントランスをくぐってパークを後に。

結論、半日休暇を取得して男友達と遊ぶ東京ディズニーシーは、最高に楽しかったです。

普段はアトラクションにいくつ乗れるか試行錯誤するあまり、ちょっとせっかちになりがちなパーク内ですが、「あえてゆったり過ごすこと」を意識するだけで、そこに流れる空気は全く変わります。

「平日の午後」というみんなが頑張っている時間帯にちょっとした背徳感と優越感を覚えながら飲むビールは最高に美味いし、心許せる仲間とダラダラと談笑し続けるのもまた至福。

単調な暮らしになりがちだからこそ、たまにはこういう半日があってもいいと思うので、是非みなさんも足を運んでみてください。

それでは、、

東京ディズニーシー

「お前たち、最高だぜー!」
「ウオー――――!!!!!!!!!」




東京ディズニーリゾート(R)
問合せ/東京ディズニーリゾート・インフォメーションセンター
TEL/0570-00-8632(9時~19時)
料金/1デーパスポート大人(18歳以上)7,400円、中人(12歳~17歳)6,400円、小人(4歳~11歳)4,800円、シニアパスポート(65歳以上) 6,700円ほか
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※この記事は2018年9月時点での情報です

カツセマサヒコ  カツセマサヒコ

編集プロダクション・プレスラボでのライター経験を経て、2017年4月に独立。広告記事、取材記事、エッセイ、物語等の企画・取材・執筆を行う。ツイートが10〜20代を中心に話題を呼び、Twitterフォロワーは12万人に。趣味はスマホの充電。