2018.09.14
35周年のアニバーサリーイヤーに沸く東京ディズニーリゾート(R)で、大人気の秋イベント「ディズニー・ハロウィーン」がスタート!2018年9月11日(火)~2018年10月31日(水)まで、東京ディズニーランド(R)と東京ディズニーシー(R)の両パークが、一段と賑やかに盛り上がります。
人気の理由のひとつが、ゲストのディズニー仮装。通常パーク内では禁止されているディズニーキャラクターのフル仮装が、ハロウィーンのイベント期間中に限って全日解禁に!ディズニーファンのゲストが、キャラクターへの愛を込めた衣装を携えて、今こそはとパークへ押し寄せる特別なシーズンなのです。
今年はイベント開始日の前日から仮装ができるようになったので、はりきって初日に取材してきました。
2018年の人気仮装レポートをいち早くお届けします!
<目次>
■今年の仮装の旬テーマ
■やっぱり人気のプリンセス仮装
■愛が詰まった、推しキャラ仮装
■ディズニー仮装の定番も
■真似できない!? 個性派仮装
■「ファミリーで仮装」が流行の兆し!?
■お揃いが楽しい♪普段着風
今年の仮装の旬テーマは、『リメンバー・ミー』!
例年、その年に公開されたディズニー映画の仮装がハヤりますが、やはり今年もその傾向が!両パークで、3月公開の『リメンバー・ミー』をテーマにした仮装グループと遭遇。同じ作品でも、選ぶキャラクターが違うと雰囲気が変わりますね!
「映画を観て、感動でみんな泣いてしまった」というお三方。イメルダのウィッグやヘクターの立体的な骨模様など、手作りの衣装や小道具にこだわりが光ります。あやももさんはミゲルの仮装をするために、髪の毛をバッサリ40㎝も切ったとか!その意気込みに拍手!
映画の色鮮やかさを再現した、華やかなコスチュームが目を引くこちらのグループ。羽のグラデーションなどディテールにこだわったペピータの衣装は、コツコツと3カ月かけて手作りしたものだそう。ダンテのお顔部分も注目の精度です!ミゲルの手作りギターは「仮装のルール」に収まるよう、ネックが折りたためる構造になっています。真似したい工夫ポイントですね。
やっぱり人気のプリンセス仮装!
シンデレラ城前やウォーターフロントパークには今年も、綺麗なドレスに身を包んだプリンセスたちが集合していました。衣装は手作りというこだわり派や、手軽なネット通販派など様々ですが、プリンセスたちのチャーミングポイントでもあるヘアスタイルの再現はバッチリです!
左右のプリンセスたちは仮装歴9年目!どちらもお手製の衣装で、特にオーロラ姫のドレスは、日暮里繊維街で布を買ってきて染めるところから手作りとのこと。ピンクからブルーへの淡いグラデーションが美しいですね。
真ん中のBOSSさんは身長が183cmあり、ベイマックスと同じ高さ!等身大を表現したスポンジの着ぐるみが、迫力満点で目立っていました。
昨年末から仮装計画を進めてきたというお二人。上品な既製品のドレスに、海外ブランドのウィッグやチョーカーを合わせた佇まいがとってもエレガント!ベルが手にしているルミエールは、数年前に限定販売されていたものだとか。美しく仕上がってますね~!
この数年でディズニー仮装に欠かせなくなった「アナ雪」!大学の友だちというお二人は、今年が2度目の仮装だそうです。こだわりポイントは手作りの靴と手編みのウィッグ。複雑な編み込みヘアの見事な再現に、思わず感服しました!
「メイクも楽しめそう!」と考えて、ジャファーを選択したというルーシーさん。ここには写っていませんが、小道具に魔法の杖を持っていて、さらりとマジックも披露してくれました。ジャスミン仮装のプティさんは、今年が初参加。初々しさの漂う爽やかなジャスミン姿は好感度◎ですね!
愛が詰まった、推しキャラ仮装
プリンセス以外にも、お気に入りのキャラクターは十人十色!大好きなキャラクターになりきるべく、コスチュームからポーズまでこだわり抜いた仮装はもうプロの域です。
2カ月かけて編み込んだウィッグに、車が買えるほどのお金を投じたという輸入アクセサリーの数々。「映画に忠実にいきたい!」と、本物にこだわったジャックの仮装は華麗なる仕上がりに!「脇役だけど、マダム・チンが好き」というhitomiちゃんさんの衣装は、制作期間約3日。重厚感漂う上着のデザインは、グルーガンで描いた立体模様を着色して貼りつけたものだというからびっくり!存在感のある手作りアクセサリーもお似合いです。
コスプレイヤー仲間だというお二人がディズニー仮装に選んだのは、共通のお気に入り作品『ズートピア』のキャラクター。ピーンとのびたジュディの耳と、ふわふわのニックのしっぽがとってもキュートでした。ポーズもバッチリキマっています!
仮装歴2年目のお二人は、高校時代の同級生。ティンカー・ベルが大好きなおがわさんの希望に合わせて、今年は『ピーター・パン』をテーマにしたそう。半年かけて手作りしたというティンクの衣装は、小花やリーフが丁寧に散りばめられていて、まるでアート!腕に絡む蔦や背中の羽もお手製というこだわりようです。もし見かけたら、じっくり鑑賞したくなること間違いなし!
ディズニー仮装の定番といえば、こちらも!
東京ディズニーリゾートならではの仮装といえば、こちらの2テーマも欠かせません!
ヴィランズが主役のハロウィーンが繰り広げられている東京ディズニーシーでは、ディズニーヴィランズの仮装に毎年熱視線が注がれます。「タワー・オブ・テラー」を背景に写真が撮れるウォーターフロントパークに、今年もヴィランズ仮装の皆さんが集まっていました!
こちらの7名は「ディズニー仲間」とのこと。仮装歴は10年、14年とそれぞれに長く、毎年改善を加えながら1つのキャラクターを追求したり、キャラクターのバリエーションを増やしたりして楽しんでいるそうです。さすがベテラン!写真映えも素晴らしいですね!!
東京ディズニーシーの人気キャラクター、ダッフィー&シェリーメイも仮装の定番!セーラー服を着た初期のダッフィー&シェリーメイに扮したお二人は、メイクにもこだわりが。ダッフィーは色彩をおさえて男の子っぽさを出し、茶色のカラーコンタクトで仕上げ。シェリーメイはブルーのカラーコンタクトで、それぞれぬいぐるみと同じ瞳の色を演出していました♪
真似できない!? 個性派仮装に視線が集中!
「みんなと同じではつまらない。もっとインパクトのある、自分だけの仮装がしたい!」そんな熱い想いがほとばしる個性的な仮装には、誰もが思わず釘付けに。パークで出会ったら、記念撮影をさせてもらいましょう♪
まず目に入るのは、ハートとスペードのトランプの兵隊。主役のアリスは?と目を凝らすと、なんとダッフィーのぬいぐるみたちが、アリスをはじめとする主要キャラクターに仮装しているのでした。「小さい子どもから年配の方まで、みんながわかる仮装」をテーマに、毎年新たなキャラクターに挑戦しているという、さとう家パパファミリーさん。衣装はすべて手作りで、ぬいぐるみのコスチュームに約2カ月、ご自身の着ぐるみには約3週間の制作期間を要したそう。取材前後にも、一般のゲストさんが「一緒に写真を撮ってください」と押し寄せていました!
「若い頃のかっこいいヨーダじゃなくて、死にかけの時期のヨーダであることがポイント」とシミーズさん。カーテンの布地を縫い合わせて作ったマントに、古いカッターで傷をつけてボロボロ感を演出。背中の曲がった体型を表現するべく、洗面器を背負っているそうです。歩き方まで練習してきたというから本格的!ここまで来ると、ほぼ役者さんですね。
「ファミリーで仮装」が流行の兆し!?
今年の「ディズニー・ハロウィーン」では、家族で仮装を楽しんでいるゲストさんに多く出会いました。最初は友だちと仮装をして、次は家族も巻き込んで…と、仮装の輪が広がっているのかも?いずれのファミリーも仲がよくて素敵です!
お母さんと3人姉妹のご家族によるこの仮装は、「リアル家族シンデレラ」がテーマ。母(継母)、長女(義姉ドリゼラ)、次女(義姉アナスタシア)、三女(シンデレラ)と本物の家族の順番で、役に扮しているそうです。長女さんがディズニー仮装の常連で、家族に呼びかけて今年初めてファミリーでの仮装が実現したとか。衣装はすべて、長女さんの手作り。映画から切り取ったかのように完成度の高いポージングに拍手!
昨年『美女と野獣』の仮装を取材させていただいた、ふじたファミリーに今年も会えました!東京ディズニーリゾート35周年を記念して、1・10・15・30・35周年の歴代アニバーサリーミッキーに仮装。手に持っているのは、ポップコーンバケットやマグネットなど、当時販売されたスーベニアだそうです。家族で長年通ってきたからこそ持っていた、パークの思い出のアイテム。35周年の感慨が一層のものになる、ファミリーならではのとっておきの仮装ですね!
2017年に公開された映画『モアナと伝説の海』も、今回多く見られた仮装テーマのひとつです。中でも、本物のキャストさんと見紛う佇まいが光っていたこちらのお二人は、実の親子とのこと!モアナのスカートの刺繍は、お母さんであるリズママさんが1カ月かけて完成させたものだとか。リズママさんご自身のスカートはシンプルな手描き模様と聞き、ほっこりと母の愛を感じました。
今年でディズニー仮装は3回目という小松ファミリー。お父さんと4歳の長男くん、1歳8カ月の次男くんで、『ミッキー、ドナルド、グーフィーの三銃士』に扮しています。3人のマントや耳付きハットはお母さんの手作り!お母さんはデイジーダックをイメージした普段着風コーディネイトが爽やかでした。今回のインパークは、長男くんのお誕生日祝いも兼ねているとか。楽しい思い出をいっぱい作ってね!
お揃いが楽しい♪普段着風のお手軽仮装もチェック
キャラクターのコスチュームと色味やテイストを合わせた、普段着風のさりげない仮装は、昨年を超える人気ぶりです。本格仮装より低コストで挑戦できる上に、お揃いを身につけることでグループに一体感も!ぜひ皆さんも真似してみて!
サリーのブルーをベースにしたコーディネイトで、背中のリュックにはマイクの目玉がギョロリ。そんな『モンスターズ・インク』風の普段着仮装が可愛らしくて、声をおかけしたこちらのグループ。実は『バグズ・ライフ』をテーマにコーディネイトしてきたものの、あまりに完成度が低く、急きょテーマを変更することにしたのだとか。そこで当初の仮装に変えてもらうと、なるほど背中の目玉はアリの目玉だったのですね!皆さん、職場のお仲間ということですが息がぴったり。こんな明るいノリで毎日働けたら楽しそう♪
大阪から来たという元気な5人組ガールズ。「東京ディズニーランドに行くなら、服装を合わせなきゃ」と、今回のお揃いコーデが決まったそうです。ダルメシアン柄のパンツはファストファッション店で購入し、黒のシャツや赤いベルトはそれぞれに用意。安く揃えられるように工夫した結果、シンプルながらキャラクターが際立つキュートな仕上がりに♪普段着風の仮装を考える場合は、キャラクターのヘアバンドを取り入れるのが成功の近道と言えそう。
夏休みの思い出づくりのために仮装に挑戦したという男子4人組は、大学の同級生。「男はやっぱり青!」という信念で、ミッキーのブルーのカチューシャとブルーのシャツをコーディネイトしたそうです。白いハーフパンツとの組み合わせも爽やか!「低コストにこだわった」と言いますが、文句なしの仕上がりですね。
まとめ
ここまで全20組のディズニー仮装をご紹介しましたが、真似したい仮装は見つかりましたか?取材班が訪れた仮装初日のパークでは、1つのキャラクターに人気が集中するのではなく、様々なキャラクターをテーマにした表情豊かな仮装が見られました。大きな流行がないのが、今年のディズニー仮装の傾向かもしれません。ブームに左右されず、自分の好きなキャラクターに思い切りなりきれる今年こそ、仮装デビューのチャンス!
まずは気軽な普段着風の仮装からチェレンジしてみてはいかがでしょう?
問合せ/東京ディズニーリゾート・インフォメーションセンター
TEL/0570-00-8632(9時~19時)
料金/1デーパスポート大人(18歳以上)7400円、中人(12歳~17歳)6400円、小人(4歳~11歳)4800円、シニアパスポート(65歳以上) 6700円ほか
「東京ディズニーリゾート(R)」の詳細はこちら
(C)Disney
(C)Disney/Pixar
▼過去の仮装取材はこちらから
・2017年~期間中毎日楽しめる!~
・2016年~仮装が今年もスゴイ!~
・2015年~人気仮装BEST3!~
※この記事は2018年9月時点の情報です
加藤 愛
宿、温泉、食、ご当地体験を取材して記事を書くこと十余年。取材のモットーはその場所の魅力を肌で感じること。酒蔵ではとことん飲み、渓流アクティビティでは頭から滝を下ります!プライベートでは島旅とお酒と写真が趣味。