秋の気配が感じられる10月。葉の色付きが気になってくる季節ですね!
そこで、今回は都内からも気軽に行ける箱根、鎌倉、横浜の紅葉スポットをご紹介します。よく知られているけど、紅葉が有名なの?というものから、ちょっと通な穴場まで、大人な秋を満喫できるスポットを選り抜きました。
紅葉のシーズン真っただ中になって慌てる前に、チェックしておきましょう!今年は、山を彩る紅葉と心地よい秋風に包まれる、ちょっと大人の紅葉狩りを楽しみませんか?
箱根美術館(箱根町強羅)
箱根といえば、まずはココ!造形美に宿る圧巻の紅葉
箱根で最も歴史のある美術館「箱根美術館」は、日本のやきものを中心に展示しています。歴史を感じる展示物も素晴らしいですが、こちらの庭園も有名です。
花の時季はもちろん、秋の紅葉も必見!国の登録記念物となっている「神仙郷」では、紅葉の時期になるとモミジが一斉に色づき、深紅の紅葉と苔が織りなすコントラストが、まさに日本の美を感じさせます。自然が織りなす迫力のある紅葉とは違い、丁寧に造園された繊細な美しさがあります。
TEL/0460-82-2623
住所/神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300
入館料/大人 900円 前売り 800円
高大生 400円 前売り 350円
中学生以下 無料
「箱根美術館」の詳細はこちら
蓬莱園(箱根町小涌谷)
箱根の隠れた紅葉の名所で、ゆるりと楽しむ、静謐
大正の始め、三河屋旅館の主人によって開かれた、つつじで有名な「蓬莱園」。実は隠れた紅葉の名所でもあります。もとは三河屋旅館の庭園でしたが、現在は箱根町の管轄なので、無料で入園できるのというのも魅力。混雑も少なく、ぜひ立ち寄りたい紅葉穴場スポットです。
多くの文人墨客にも愛された三河屋旅館は、創業明治16年の歴史と伝統のある宿。クラシカルで優雅な雰囲気のお部屋から、蓬莱園の紅葉を堪能できるので、こちらもオススメです。
長安寺(箱根町仙石原)
羅刹さまと箱根の古刹で味わう紅葉、ああ、艶やか
静かなたたずまいに、しっとりと色付いた紅葉が趣深い、古刹「曹洞宗 長安寺」。創建は1356年と古く、凛とした空気に混じる濃密な秋の匂いを感じることができます。
美しい境内や風景はもちろん、それぞれに違う表情で、喜怒哀楽に富んだ五百羅漢も見る価値あり!
イチョウやモミジ、竹林などに抱かれるように点在している五百羅漢の石仏ですが、現在までに安置されているのは、実は総勢200体ほどとのこと。あれ、500体ないのかな?と思ってしまいますが、この羅漢さまの建立は現在も進行中なんです。
散策がてら、これからも増え続ける羅漢さまの中から、自分にそっくりな表情を探してみるのも楽しいかもしれませんね。
足を延ばして、ちょい旅プラス!
箱根近郊には他にも紅葉スポットがいっぱい!
いずれも車で小1時間~1時間半程度なので、箱根帰りに、ちょっと足を延ばして紅葉巡りをするのもオススメです。箱根とはまた違った紅葉を楽しめますよ。
ユーシン渓谷(足柄上郡山北町)
神奈川県西丹沢の玄倉川上流にあるユーシン渓谷。底まで見える透き通った川はエメラルドグリーンに輝き、その水面に映る紅葉は必見です。まさに自然に息づく紅葉を見ることができます。
丹沢湖(足柄上郡山北町)
丹沢湖は、自然の環境を大切にした人造の湖。湖畔からは折り重なるような山々の紅葉とともに、富士山が望めます。湖畔にはボート、サイクリング、釣り、キャンプなどレジャーも充実しているので、箱根の帰りにさらにもう1泊したくなるかも?
鶴岡八幡宮(鎌倉市)
言わずと知れた鎌倉の名所「鶴岡八幡宮」。サクラの時季ににぎわいますが、紅葉も見事です。さらに2010年3月に倒れ、移植された大銀杏の若芽が、可愛らしく黄葉している様子も是非見たいところ。
三溪園(横浜市)
生糸貿易で財をなした実業家・原三溪により公開された「三溪園」。
面積18万平方メートルという広大な日本庭園には、17の歴史的な建造物が巧みに配置されていて、それだけでも見る価値があります。古建築と和の紅葉の美しさが相まって、いにしえの日本にタイムトリップしたような感覚に。
※この記事は2015年9月時点での情報です
じゃらん編集部
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