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2019.05.19

絶景なのに意外と知らない?2019年SNSで絶対バズる穴場スポット8選【関東近郊】

巷にあふれる絶景特集。定番は確かにきれいだけれど、日本にはまだ見たことない穴場の絶景がたくさんあるはず。

そこで今回は各地の関係者に大々的なリサーチを実施!じゃらん本誌に掲載事績がなく、インスタ(Instagram)のハッシュタグ数もやや少なめな、隠れた絶景を大捜索しました。今回は、その中より関東近郊の穴場絶景をご紹介します。
まだあまり知られていない穴場絶景を見に行きたい!我こそは絶景マニア!そんな人必見です。本当は秘密にしておきたい穴場スポット、2019年SNSで注目間違いなしです!

また本記事に掲載の各スポットのさらなる秘密情報や裏話が、6月号じゃらん関東東北版の本誌に掲載のQRコードからチェックできます!ぜひ本誌もご覧くださいね。

記あ事配信:じゃらんニュース

1.石切山脈【茨城県笠間市】

自然の芸術か、古代遺跡か。壮大なスケールの非現実感。

石切山脈
第一展示場から望む石切山脈。湖は朝の方がより青く見える
石切山脈
第二展示場からのアングル。採掘場は東西8km、南北6kmにもわたる。撮影:川崎秀典
石切山脈
第一・第二展示場には採掘された稲田石を使った彫刻アートが並ぶ
石切山脈
採掘中の奥山採石場へはガイド付きで見学可(要予約・500円)。湖がないため真下から大迫力の岩肌を仰げる。超オススメ!撮影:川崎秀典

6千万年前の地球が生んだ、美しい石を切り出す場所。
小刻みに切り立った白い岩肌、空を映して静まり返る湖。天然なのか人工なのかも曖昧に思える、どこか非現実的な風景が石切山脈だ。実はここ、国会議事堂や日本橋の建造にも使われている稲田御影石の採掘現場跡。深さ65mまで掘ったところで2014年に採掘を休止したが、その後、そこに石透水や雨水が溜まってこの深い色彩の湖が出現した。 
現地は株式会社想石という会社の敷地内にあたり、見学に際しては事務所に一声かけるのがマナー。石切山脈の奥には現在採掘中の「奥山採石場」もあり、職員の方に案内してもらうこともできる。遺跡発掘現場さながらの迫力ある風景をぜひその目で。

絶景データ

・Instagramのハッシュタグ数:523
・車を停めてから絶景まで:徒歩2分
・おすすめシーズン:春・秋
・おすすめ時間帯:午前中
※10名以上の場合は要予約

石切山脈
[TEL]0296-74-2112
[住所]茨城県笠間市稲田4260-1(株式会社想石)
[営業時間]9時~16時
[定休日]不定(要事前確認)
[アクセス]北関東道笠間西ICより10分
[駐車場]20台
「石切山脈」の詳細はこちら

2.飯豊川橋梁【新潟県新発田市】

いつか消えゆくかもしれない、錆茶色の橋に時の儚さを知る。

飯豊川橋梁
東赤谷連続隧道/かつて列車が走っていた軌道。美しいアーチが続く不思議な景観だ
飯豊川橋梁
廃線後数十年を経た鉄橋の上には、朽ちた枕木が今も残る
飯豊川橋梁
よく見ると天井が蒸気機関車のススで黒くなっているのが分かる。トンネルを4つ抜けると絶景が

深い緑の中に突如現れる錆びた鉄骨の正体とは。
赤谷は明治時代から鉄山で栄え、昭和には日鉄鉱業の経営で鉄、亜鉛、鉛鉱が産出された場所だ。最盛期には集落に数百人もの職員とその家族が暮らし、人々は毎日飯豊川の橋を渡って鉱山に出勤した。橋を渡った先には建造物が林立し、トロッコや人間がいつも走り回っていた。すぐ脇には鉄鉱石を運ぶ専用鉄道が走り、蒸気を吹いてトラス鉄橋の上を行き来していたという。
現在はただ緑が静かに広がるのみのその場所に、地図にも載っていないトラス鉄橋の残骸が佇んでいる。特に保護されていないため、この橋もいずれ姿を消す運命なのかもしれない…そう思うと、少し離れがたくも感じる不思議な場所である。

※急な道路工事のため、開通時期は秋ごろを予定。要問合せ。

絶景データ

・Instagramのハッシュタグ数:1
・車を停めてから絶景まで:徒歩すぐ
・おすすめシーズン:5月下旬、11月(12月~通行止め)
・おすすめ時間帯:特になし
・スニーカーやぺたんこ靴がおすすめ!

飯豊川橋梁
[TEL]0254-26-6789(新発田市観光協会)
[住所]新潟県新発田市東赤谷
[営業時間]冬季通行止めあり
[アクセス]日本海東北道聖籠新発田ICより50分
[駐車場]なし(飯豊橋の近くに約3台駐車可能)

3.高過庵、低過庵、空飛ぶ泥舟【長野県茅野市】

目を閉じ想像力を働かせ、さあ、空の旅に出発だ!

高過庵、低過庵、空飛ぶ泥舟
高過庵、低過庵、空飛ぶ泥舟
想像以上に快適そうな泥舟の内部。窓は開けられ、炉では火をたける
高過庵、低過庵、空飛ぶ泥舟
高さ6mの木の上にある茶室「高過庵」。風が吹いたら怖い!?
高過庵、低過庵、空飛ぶ泥舟
史料館右手の道を直進すると見えてくる
高過庵、低過庵、空飛ぶ泥舟
半地下状態の「低過庵」。屋根はスライド開閉式という、斬新な茶室
高過庵、低過庵、空飛ぶ泥舟
スライド式の屋根が開くと…!?

見れば見るほど不思議な空飛ぶ茶室に夢が膨らむ。
空にぽっかり浮かぶ飛行船のような姿に、何かのオブジェだと思う人は多いかもしれない。だがこれはれっきとした建築物。自然素材を使ったプリミティブな作風で知られる建築史家・建築家の藤森照信氏による、私有の茶室なのだ。長さ約3mの泥舟にはなんと7人も乗船可能。時に友人たちとこの中で憩うこともあるという藤森氏が本当に羨ましい。
残念ながら普段は内部非公開。それでも、眺めるだけで誰もが空想の世界に飛べる魔法のような茶室である。近くには同氏作の高過庵、低過庵、神長官守矢史料館などもあり、藤森ワールドにどっぷりと浸れる。

絶景データ

・Instagramのハッシュタグ数:550
・車を停めてから絶景まで:駐車場所により異なる
・おすすめシーズン:通年
・おすすめ時間帯:日中

高過庵、低過庵、空飛ぶ泥舟
[TEL]0266-73-8550(ちの観光まちづくり推進機構)
[住所]長野県茅野市宮川389-1 神長官守矢史料館近く
[アクセス]中央道諏訪ICより5分
[駐車場]なし(近隣のコインパーキングを利用)
「高過庵、低過庵、空飛ぶ泥舟」の詳細はこちら

じゃらん編集部  じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

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