秋と言えば、「芸術の秋」!読書したりアートを鑑賞したり絵を描いたり…新しいことを始めたくなりますよね。そんな時に揃えたくなるのが文房具♪可愛いノートやペンが手元にあるだけでなんだかワクワクしちゃいます。
そこで今回は、世界にたった一つのオリジナルノートとインクが作れるという今話題の文房具店『カキモリ』に、じゃらん編集部の前田が潜入!「どんな種類がある?」「どうやって作るの?」など、実際に体験してきました。
この秋は可愛い文房具を新調して、新しいこと始めてみませんか?
東京・蔵前にあるおしゃれな文房具店「カキモリ」
初めて訪れた東京下町エリアにある蔵前は、程よい間隔でおしゃれなショップが立ち並んでいて、街歩きにもぴったり!そんな素敵な場所にひっそりと佇む『カキモリ』では、ノートやペン、レターセットにペンケースなど、可愛い文房具がずらりと並んでいました。
「ここの空気を吸うだけで、もう幸せ…」と癒されていると、なにやら店の奥側で女子たちがひしめき合うエリアを発見!なんとここで、世界に一つだけの可愛い「オリジナルノート」が作れるんです♪
世界でたった一つの「オリジナルノート」を作ってみる
まずはこちらのノートを見てください!今回自分で選んで作ったのですが、我ながら「可愛らしいノート」の仕上がりで、自画自賛♪
皆さんが行ったときに最高の1冊が仕上がるよう、選ぶときのポイントも合わせてご紹介していきます!


棚にはノートのパーツとなる可愛い素材がずらり並んでいます。まずはB5サイズ(大学ノートサイズ)のタテ・ヨコか、B6サイズ(B5の半分)のタテ・ヨコの4種類から用途に合った大きさを選びます。私は持ち運びしやすいB6サイズで、おしゃれな人が使うイメージがあるヨコ向きに決定しました!
ここからは、4つの過程を経て完成します。「意外とすぐに出来そう!」と思った方、そう思うでしょ?でもこれが種類多すぎて、選び切れないんです!!!
【最高の1冊に仕上げるポイント1】一日中迷っていられる「表紙選び」


まずは、ノートの“顔”となる「オモテ表紙」と「ウラ表紙」を選びます!革やコットン、紙など様々な素材や色が常時60種類以上も揃えられているんですよ。さらに季節によって入れ替わる柄物もあるそうで、この中から2枚に絞るなんて苦行すぎます。
まずはざっと目を通して、気になった表紙をストックしていくのがおすすめ。そのあとに選ぶリングや留め具との相性もあるので、まずは第一印象で決めるのがベター!組み合わせもオモテを派手にして、ウラをシンプルにしたり、両面とも思いっきり派手にしたりと、自由な発想で手に取ってみてくださいね。
私も気づいたときには10枚以上も手に持っていました。これ以上悩んでもキリがないので、次の工程に進みます!
【最高の1冊に仕上げるポイント2】試し書きもできる「中紙選び」

2つ目の工程では、中紙を選びます。万年筆に合うにじみの少ない「バンクペーパー」や、ノートには馴染み深い「フールス紙」、柔らかくて鉛筆を使うときに向いている「コミック紙」など、常時約30種類以上が用意されています。

これまた種類がありすぎて、どれがいいのか悩んでしまいます。そんな時は、隣にある試し書きのコーナーへ♪紙とペンの組み合わせでこんなにも書き具合が違うのかと驚きつつ、結局どれがいいのか迷宮入りしてしまいました…。
「でも大事なのは、何の用途で使うのか」。これを思い出して、趣味の記録ノートとして使うための「ひととき綴」、軽くて持ちやすい「トモエリバー」、写真やカードを貼るのに適した「クラフト紙」を選びました!
【最高の1冊に仕上げるポイント3】印象を決める「リング選び」と「留め具選び」
最後の工程はノートの印象が決める、リングと留め具を選びます。リングは、書くときに手にあたるのが気になっていたので、「上下留め」をチョイスしました。

あとは表紙とリングの色、留め具の形状と色を決定すれば完成です♪いろんなタイプのリングとボタン留めを気になる表紙に合わせて…悩むこと数分、結局最初から気になっていた絵柄に立ち返ることに!
最終的には、インパクトのある大きな花の絵柄をオモテ表紙に、緑色の革をウラにして組み合せ、それに合う銅色のリング、赤色のボダン留め(ペンホルダータイプ)に決定しました。
ノートはこうやって出来ている!“製本”の全過程
迷いに迷って選んだ部材たち。これを店員さんに渡して、製本して頂きます。「そういえば、ノートってどうやって作るんだろう」と頭の中が“???”に。
店内の真ん中に作業スペースがあるので、目の前で出来上がっていく工程を見ることができます。実際に手作業で「ガチャン」と穴をあけたり、「トントン」とトンカチで金具を取り付けたり、自分で選んだ子たちが出来上がっていく姿に、テンションが上がります。「こうやって出来上がっていくのか!」とちょっと勉強になりました。
完成したノートがこちら!イメージ通り、可愛く仕上がりました。一つ一つの部材を本気で選び抜いたので、愛着が湧きすぎて使えるか不安です。
普段は20分くらいで仕上がるそうなのですが、週末や祝日は混み合ってしまい、仕上がり時間も変わってくるそうそうなので、オリジナルノートを作るなら平日の午前中がおすすめだそうですよ!

ちなみに待ち時間は、店頭で配られている散策マップを見て、「この後どこに行こうかな~」なんて考えるのもおすすめです。
TEL/050-1744-8546
住所/東京都台東区三筋1-6-2
営業時間/11:00~19:00(オーダーノート最終受付19:00)
定休日/月曜日(祝日の際は営業 翌日火曜日振替休み)
アクセス/都営 蔵前駅より徒歩8分、JR 浅草橋駅より徒歩10分
「カキモリ〈蔵前〉」の詳細はこちら
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前田琴美
山口県出身、バラエティ番組の元AD。海外旅行が大好きで、暇さえあれば次の旅行先を模索中。今は、ラテアートにハマっています。