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2019.11.08

温泉オタクOLが選ぶ「忘れられない温泉」3選!無性に恋しくなる個性豊かな東北の名湯とは

全国の温泉を取材する温泉オタクOLのながちさん。これまで400もの温泉に入ってきたそうです。そんなまさに温泉のプロであるながちさんが忘れられない温泉、また入りと思う湯を厳選して3つご紹介していただきました。

どこの温泉もわざわざ行ったことを裏切らない個性的な温泉ばかり。泉質や露天風呂の情緒あふれる雰囲気はもちろん、空間の美しさにほれ込んでしまうような温泉も。

温泉好きの人なら一度は行きたい場所や、温泉好きでなくても行けばきっとその湯にとりこになってしまう場所。東北にあるそんな魅力的な温泉、ぜひ次の旅行先にくわえてみませんか?

記事配信:じゃらんニュース

1.蔦温泉

蔦温泉
蔦温泉
平安時代に開湯、約千年前から人々を癒してきた秘湯「蔦温泉」

足元から湧出する生の源泉は柔らかく滑るような湯ざわり

20歳の時に全国の温泉を巡る仕事で初めて東北を訪れてから、これまで浸かった東北の湯は東北6県58カ所。なかでも青森県八甲田山にある「蔦温泉(つたおんせん)」は今のところ一番のお気に入り。

湯船から梁まで12mあり湯の音がよく響くことから「泉響の湯」と名付けられた湯場はその美しさに思わず、ため息!浴槽下の板間からぷくぷくと湧く生まれたての湯はじんわり肌に染みこむ極上の良泉。ブナ材と湯の香が入り混じった独特の空間も好き。一晩中浸かりたいと思うほど惚れ込んで、プライベート旅で再訪しました。今も時々あの新鮮な湯が恋しくなります(笑)。

2.国見温泉 石塚旅館

国見温泉 石塚旅館
国見温泉 石塚旅館

自然の神秘を感じる緑の薬湯は濃厚かつ効能豊か

岩手県と秋田県の県境、駒ヶ岳の中腹にある「国見温泉 石塚旅館」も忘れられない湯の一つです。

標高860m、国見峠を見下ろす山奥にひっそりと佇む一軒宿。こちらに湧くのは濃度がとても高い、強烈なビビッドグリーンの珍しい湯。重厚な硫黄がぷんと香り湯に体を沈めると肌感はつるやか、とろみも少し。湯底に泥のようにたっぷりと沈殿するのは何と湯の花!すくい上げてさらに感動。大量の湯の花に驚愕!手ですくうとサラサラ、肌に塗ってもよし!疲れた体にガツンと効く濃ゆ~い感じの湯がたまりません。

3.乳頭温泉 鶴の湯

乳頭温泉 鶴の湯
乳頭温泉 鶴の湯
乳頭温泉 鶴の湯

秋田藩主の湯治場だった由緒ある温泉。雪×白濁湯は風情たっぷり

冬に行きたくなるのが秋田県「乳頭温泉 鶴の湯」。茅葺屋根の長屋「本陣」が残る鶴の湯は秘湯ムード満点!茅葺屋根の長屋に並々満ちる白濁湯…タイムスリップしたかのような秘湯感たっぷりの鄙びた雰囲気がとにかく最高です。歴史と伝統を誇る宿ならではの重厚感。日帰りで訪れてしまったので、次回は宿泊でじっくり滞在したい。

温泉オタクOL ながちさんプロフィール

今回ご紹介した温泉の他にも、福島県の高湯や岳温泉(だけおんせん)、宮城県の鳴子温泉、山形県の赤倉温泉など好きな温泉をあげたらキリがないほど。未開拓の温泉もまだまだあるので、生涯かけて制覇できたらいいなと密かに企んでいます。

東北の温泉はわざわざ行かないと辿りつかない、ちょっとした冒険心や旅路のワクワク感も魅力だと思います。そしてその手間や距離を微塵も後悔させない、個性豊かな名湯の数々!
圧倒的な湯力、佇まい、湯を取り巻く春夏秋冬の美しい自然、あったかい地元の人々がいつでもそっと迎え入れてくれる。だから今年もまた、あの場所、あの湯が無性に恋しくなって東北温泉旅を計画してしまうことでしょう

温泉オタクOL ながちさん

[Profile]全国各地の温泉を取材した経験を持つ、CHOCOLATE Inc.のプロデューサー。これまでに入った温泉は400超。女性誌『GINZA』などで温泉コラムを掲載。

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※この記事は2019年10月時点での情報です
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じゃらん編集部  じゃらん編集部

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