忙しない毎日に追われていると、ふと「どこか遠くへ行きたい」「美しくしつらえられた宿でゆっくり過ごしてみたい」などという思いが脳裏をかすめることはありませんか。
日々頑張っているからこそ、時には自分へのご褒美として美味しいお料理を堪能し、贅沢な空間に身を包み、心身ともにリフレッシュすることが大切かもしれません。
今回は、こだわりの豪華なお料理と贅沢空間で、忘れられないひと時を過ごす大人のための極上宿を全国から集めました!露天風呂付客室や貸切風呂の温泉、ラグジュアリーなお部屋も見逃せません。
素敵な空間と、美味しい料理をゆっくり満喫したら、きっとまた翌日から頑張れそうな予感。
ぜひ、今度のお休みは大人の極上宿でゆっくり過ごしてみませんか。
1.里山十帖【新潟県南魚沼市・大沢山温泉】
主役は“里山の野菜”。素材の味わいを引き出す美しき料理に出合う旅へ。
2014年開業の「里山十帖」は、ライフスタイル誌『自遊人』が“体験型の新たなメディア”として手がける人気宿。そのメインコンテンツともいえるのが、里山の恵みを生かした美しい料理の数々です。
同館のダイニング「早苗饗(さなぶり)」のフードディレクターを務めるのは、スリランカやインドでアーユルヴェーダを学び、その後都内のヴィーガン料理店で腕をふるった桑木野恵子さん。「健康」への興味から食の世界に入ったという異色の経歴の持ち主が手がける料理は、“里山の野菜”が主役です。山菜やきのこなどの山の幸や地元農家から届く野菜、自家栽培のハーブなどを使う料理は、その日の食材に合わせて即興で仕立てられてゆきます。
「毎日、山や畑を歩きながら『今日はどんな料理ができるかな』って考えるんです。里山に暮らしていると『セリは花も根もおいしいんだ』とか『この花は塩漬けにすると面白い調味料になるかも』とか、季節ごとにさまざまな気づきがあります。そんな発見や経験を料理に落とし込むことで、里山の素材の魅力を感じてもらえたら嬉しいです」と桑木野さん。
重厚なダイニングで味わうコース料理は、美しく、驚きに満ちていました。この日の一皿は、地元の農家から届いた数種類のズッキーニに、雪室で貯蔵したニンジンのピクルスや豆腐の粕漬けなどを添えたもの。華やかな盛り付けはもちろん、多層的に折り重なった素材の旨みと香りが印象的です。
「野菜が主役の料理はどうしてもシンプルな味わいになることが多いので、手作りの調味料や摘みたてのハーブを使って味わいや香りに深みを持たせることを心がけています」と桑木野さん。彼女の料理は、手間を惜しまず、工夫を凝らしながら食材と向き合うことで生まれてきたものに違いありません。
築150年の古民家を改装した空間でくつろぎ、山々を望む露天風呂に癒やされ、里山の恵みを知る。「里山十帖」には、ここでしか体験できない特別な旅の時間があります。
[TEL]025-783-6777
[住所]新潟県南魚沼市大沢1209-6
[料金]基本料金(朝食付きルームチャージ)1室2万1600円~、料理コース「早乙女」1万583円、「里山十帖」1万3824円
[アクセス]関越道塩沢石打ICより10分
「里山十帖」の詳細はこちら
2.ナチュラルリゾート・ハイジア【北海道新ひだか町・日高】
自家菜園で育てた野菜と日高の恵みを愉しむ森の中のオーベルジュ。
日高の食材と世界中から選りすぐった高級食材のマリアージュを楽しめる最上級コース。写真は前菜。天然の生ホタテやきのこのテリーヌなどに、トリュフや自家栽培の野菜が彩りを添える美しい一品だ。
そのオーベルジュへの旅は、ドラマティックなドライブから始まりました。サラブレッドが牧草を食む緑の草原と、どこまでも青い海。日高の雄大な風景の中を走り抜け、深い森へと向かった先に「ナチュラルリゾート・ハイジア」はあります。
約38万坪もの敷地に立つ、わずか7室の宿。日常の喧騒とは遠く離れた自然のなかで味わえるのは、自家菜園で採れた野菜や日高産の魚介やジビエを用いた美しいフレンチです。「野菜は無農薬の自然農法にこだわっているので、収穫時期のコントロールなどで苦労することはあります。けれど、安心してお客様に召し上がっていただけますし、何より素材の味が違います。日高の恵みをゆっくり味わってください」とは本庄俊介料理長。採れたての有機栽培トマト「アイコ」を食前酒やソースに用いるなど、創意に溢れる料理は、優しく、滋味に富んだ逸品揃いです。
ちなみにハイジアとは、ギリシア神話の“健康の女神”の名。散策路やスパを備えたオーベルジュで、健やかで贅沢な旅を愉しみましょう。
[TEL]0146-48-2800
[住所]北海道日高郡新ひだか町静内東別383-59
[料金]1泊2食付き4万1040円~
[アクセス]日高道日高厚賀ICより50分
「ナチュラルリゾート・ハイジア」の詳細はこちら
じゃらん編集部
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