「ワイルドだろぉ?」で一世を風靡したお笑いタレントのスギちゃんが、実は温泉カリスマだった!?
そんな噂を聞きつけ、温泉愛に溢れるスギちゃんの突撃インタビュー!
温泉ソムリエとは、温泉の基礎知識を持ち、入浴法のアドバイスが出来る人を認定する制度。スギちゃんは2015年に3つ星、通称「カリスマ温泉ソムリエ」の称号を取得。
そんなスギちゃんおすすめの温泉を、関東・東北から6スポット教えてもらいました!
3つ星温泉ソムリエ
スギちゃんのMY BEST&憧れ温泉
温泉街に活気があると無性にドキドキする。
――まず、温泉ソムリエの資格をとった経緯を教えて下さい。
「ぶっちゃけて言うと、資格は何でもよかったんです(笑)。資格をとった2007年は、まだ仕事が全然なくて、すごく暇だった。なにか仕事のきっかけになる資格でもとろうかな、と調べた結果、その当時温泉ソムリエなら1泊2日の認定ツアーに参加すればとれるということだったので…」
――でも、温泉にはそれ以前から興味があったんですよね?
「ええ。昔から旅行といえば温泉ばっかり。彼女と週末に1泊で旅行に行くとなれば、必ず温泉宿に宿泊してました。20代の頃は貧乏だったので、近場の温泉の安い宿ばかりでしたけどね」
――行く温泉地を選ぶ基準は?
「とにかく温泉街が大きくて楽しい!これが第一条件。温泉に行って、なにもやることがない、無駄に時間が余るっていうのが苦手なんです。早めに温泉街に到着したら射的やスマートボールで遊んで、温泉街で買い食いしながら足湯に浸かったり神社にお参りしたりするのが大好き。夕食の後も居酒屋に飲みに行ったり、ゲームセンターに入ってみたり、たまにはストリップを覗いてみたりね(笑)。そんなのって楽しいじゃないですか」
――そういった意味で、今までで印象に残っている温泉は?
「ダントツで好きなのは草津温泉ですね。しっとりした湯の街風情が残っているのに、賑やかさも失われていないでしょ。湯もみショーも楽しいし、落語だって観られるんですよ。あそこはまるでテーマパークです。何度行っても飽きることがありません」
帰り道の会話が弾む思い出をたくさん作りたい。
――では、秘湯的なひなびた温泉は好きではないということ?
「いや、それが最近は少し考えが変わってきたんです。確かに20代の頃はまったく興味がなかったんですが、『秘湯もいいな』と乳頭温泉郷が気づかせてくれました。何年か前にロケで鶴の湯に泊まったんです。テレビはないし、携帯の電波は繋がらないし、最初はどうしようかと思いましたよ。でも、混浴露天風呂に入ってドキドキしたり、部屋ではいろいろ考え事をしたりしていると、なんだか静かに時間が過ぎていく。そんなのもいいもんだなと思えるようになりました。こちらもロケで行ったんですが、塩原温泉郷の元湯温泉や、万座温泉も自然環境が抜群で、最近好きになりました」
――では、これから行ってみたい温泉はどこかありますか?
「銀山温泉は憧れますね。よくポスターとかであの温泉街の写真が使われてるでしょ。あそこをぶらぶらしてみたい。それと松川温泉。ウェブでたまたま見た松楓荘って宿の露天風呂は渓谷沿いでロケーションがいい。あれは強烈に惹かれます」
――泉質はどうでしょう?どんなお湯が好きですか?
「これはもうね、相性としか言いようがない。硫黄泉がいいとか単純泉がいいとか頭で考えるんじゃなくて、風呂に入った瞬間に『ああ、このお湯好き!』って思える温泉が人それぞれにあるはず。僕の場合は抽象的なんですが、お湯に抱きしめられているような感覚を味わえる湯が好きです。温泉の成分と肌が合っているんでしょうね。たまに、そういうお湯に出合うことがあるんです。要はね、温泉なんて気持ちよければそれでいいんです!」
――最近では自分で穴を掘って入る「野湯」なんていうワイルド系露天も注目されていますが。
「スギちゃんね、温泉に関してはワイルドはノーサンキュー(笑)。やっぱり嫁さんや芸人仲間と一緒に行って、楽しい思い出をたくさん作りたいんですよ。辛い思いをしてまで温泉に入りたくない!思い出のネタになる要素がたくさんあふれているような温泉。思い出源泉掛け流しの温泉が好きなんだぜぇ〜」
◇関東 MY BEST温泉◇
群馬県 草津温泉
行くたびに新しい発見がある。進化し続ける温泉だぜぇ~!
日本を代表する名湯。温泉の自然湧出量は毎分3万2300ℓと日本一。酸性度もpH2.1で日本最強クラス。湯畑を中心に旅館や商店が軒を連ねる湯の街風情も日本有数と、日本三名泉に数えられるのも納得の総合力の高さなのだ。
栃木県 塩原温泉郷
温泉で作ったおかゆがメチャクチャ美味しかったぜぇ~!
大網温泉、福渡温泉、塩釜温泉、塩の湯温泉など、個性あふれる11の温泉が箒川沿いの谷間を中心に点在。6種類の泉質が湧出し、湯の色は大きく分けて7色もあるなど、湯がとにかくバラエティに富んでいる。
群馬県 万座温泉
真冬に入った露天風呂からの景色は忘れられないぜぇ~!
名湯が多い群馬においても、万座温泉を最高峰に推す人は多い。日本屈指の硫黄含有量を誇る硫黄泉が、標高1800mの高地に1日540万ℓ湧出している。湯けむり上がる山肌を見ながら入浴できる露天風呂を備えた宿が多い。
◇東北 MY BEST温泉◇
秋田県 乳頭温泉郷
温泉もいいけど料理も美味い。山の芋鍋は最高だぜぇ~!
温泉に興味がない人でも、乳頭の名は聞いたことがあるだろう。十和田八幡平国立公園の山深い場所に7つの一軒宿が散らばる、秘湯ファン憧れの地だ。昔ながらの湯治場風情を残す宿が多く、その名残で混浴露天風呂も数多い。
山形県 銀山温泉
こんな温泉街は見たことない。永遠の憧れだぜぇ~!
江戸時代には温泉番付に列記されるなど、古くから山間の名湯として愛されてきた。一番の魅力は、なんといってもその町並み。銀山川の両側に、昭和初期までに建てられた木造旅館が軒を連ねる風景は、日本人の琴線を震わす。
岩手県 松川温泉
白濁湯の露天風呂ってのはやっぱり絵になるぜぇ~!
八幡平に湯けむりを上げる温泉のなかでも、ブナやナラの原生林に囲まれたロケーションは秘湯度が高い。松楓荘、松川荘、峡雲荘の各宿は、それぞれダイナミックな露天風呂を持っていて、全国の温泉ファンから愛される存在だ。
温泉ソムリエって?
温泉の基礎知識を持ち、入浴法のアドバイスをできる人を認定する制度。1泊2日の認定ツアーか、ワンデーセミナーに参加すると、1つ星ソムリエに認定される。その後の活動次第で、5つ星までのステップアップも可能。スギちゃんは2015年に3つ星、通称「カリスマ温泉ソムリエ」の称号を取得。
※この記事は2015年10月時点での情報です
じゃらん編集部
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