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2015.11.28

実は温泉ソムリエ!「ワイルドだろぉ?」スギちゃんに聞く、関東・東北のおすすめ温泉6選

「ワイルドだろぉ?」で一世を風靡したお笑いタレントのスギちゃんが、実は温泉カリスマだった!?
そんな噂を聞きつけ、温泉愛に溢れるスギちゃんの突撃インタビュー!

温泉ソムリエとは、温泉の基礎知識を持ち、入浴法のアドバイスが出来る人を認定する制度。スギちゃんは2015年に3つ星、通称「カリスマ温泉ソムリエ」の称号を取得。
そんなスギちゃんおすすめの温泉を、関東・東北から6スポット教えてもらいました!

記事配信:じゃらんニュース

スギちゃん

スギちゃん
1973年生まれ。2012年に「ワイルドだろぉ?」のフレーズで大ブレイクし、「新語・流行語大賞」年間大賞も受賞。Eテレ「さんすう犬ワン」(毎週月曜9:10~)など、バラエティ・ラジオで活躍中

3つ星温泉ソムリエ
スギちゃんのMY BEST&憧れ温泉

温泉街に活気があると無性にドキドキする。

――まず、温泉ソムリエの資格をとった経緯を教えて下さい。

「ぶっちゃけて言うと、資格は何でもよかったんです(笑)。資格をとった2007年は、まだ仕事が全然なくて、すごく暇だった。なにか仕事のきっかけになる資格でもとろうかな、と調べた結果、その当時温泉ソムリエなら1泊2日の認定ツアーに参加すればとれるということだったので…」

――でも、温泉にはそれ以前から興味があったんですよね?

「ええ。昔から旅行といえば温泉ばっかり。彼女と週末に1泊で旅行に行くとなれば、必ず温泉宿に宿泊してました。20代の頃は貧乏だったので、近場の温泉の安い宿ばかりでしたけどね」

――行く温泉地を選ぶ基準は?

「とにかく温泉街が大きくて楽しい!これが第一条件。温泉に行って、なにもやることがない、無駄に時間が余るっていうのが苦手なんです。早めに温泉街に到着したら射的やスマートボールで遊んで、温泉街で買い食いしながら足湯に浸かったり神社にお参りしたりするのが大好き。夕食の後も居酒屋に飲みに行ったり、ゲームセンターに入ってみたり、たまにはストリップを覗いてみたりね(笑)。そんなのって楽しいじゃないですか」

――そういった意味で、今までで印象に残っている温泉は?

「ダントツで好きなのは草津温泉ですね。しっとりした湯の街風情が残っているのに、賑やかさも失われていないでしょ。湯もみショーも楽しいし、落語だって観られるんですよ。あそこはまるでテーマパークです。何度行っても飽きることがありません」

スギちゃんMY BEST 温泉

大好きな草津で記念の一枚

帰り道の会話が弾む思い出をたくさん作りたい。

――では、秘湯的なひなびた温泉は好きではないということ?

「いや、それが最近は少し考えが変わってきたんです。確かに20代の頃はまったく興味がなかったんですが、『秘湯もいいな』と乳頭温泉郷が気づかせてくれました。何年か前にロケで鶴の湯に泊まったんです。テレビはないし、携帯の電波は繋がらないし、最初はどうしようかと思いましたよ。でも、混浴露天風呂に入ってドキドキしたり、部屋ではいろいろ考え事をしたりしていると、なんだか静かに時間が過ぎていく。そんなのもいいもんだなと思えるようになりました。こちらもロケで行ったんですが、塩原温泉郷の元湯温泉や、万座温泉も自然環境が抜群で、最近好きになりました」

――では、これから行ってみたい温泉はどこかありますか?

銀山温泉は憧れますね。よくポスターとかであの温泉街の写真が使われてるでしょ。あそこをぶらぶらしてみたい。それと松川温泉。ウェブでたまたま見た松楓荘って宿の露天風呂は渓谷沿いでロケーションがいい。あれは強烈に惹かれます」

スギちゃんMY BEST 温泉

いかなる時もワイルド表情は忘れません!

――泉質はどうでしょう?どんなお湯が好きですか?

「これはもうね、相性としか言いようがない。硫黄泉がいいとか単純泉がいいとか頭で考えるんじゃなくて、風呂に入った瞬間に『ああ、このお湯好き!』って思える温泉が人それぞれにあるはず。僕の場合は抽象的なんですが、お湯に抱きしめられているような感覚を味わえる湯が好きです。温泉の成分と肌が合っているんでしょうね。たまに、そういうお湯に出合うことがあるんです。要はね、温泉なんて気持ちよければそれでいいんです!」

――最近では自分で穴を掘って入る「野湯」なんていうワイルド系露天も注目されていますが。

「スギちゃんね、温泉に関してはワイルドはノーサンキュー(笑)。やっぱり嫁さんや芸人仲間と一緒に行って、楽しい思い出をたくさん作りたいんですよ。辛い思いをしてまで温泉に入りたくない!思い出のネタになる要素がたくさんあふれているような温泉。思い出源泉掛け流しの温泉が好きなんだぜぇ〜」

スギちゃん ロケの合間に温泉

ロケの合間に。お茶目なポーズで場を和ませる

◇関東 MY BEST温泉◇
スギちゃん

群馬県 草津温泉

行くたびに新しい発見がある。進化し続ける温泉だぜぇ~!

湯畑
草津のシンボル「湯畑」。周囲を散策することができる

御座之湯

湯畑の目の前にある「御座之湯」

まんじゅうストリート

西の河原通りは個性豊かなまんじゅう店が集まる通称、「まんじゅうストリート」

日本を代表する名湯。温泉の自然湧出量は毎分3万2300ℓと日本一。酸性度もpH2.1で日本最強クラス。湯畑を中心に旅館や商店が軒を連ねる湯の街風情も日本有数と、日本三名泉に数えられるのも納得の総合力の高さなのだ。

■草津温泉
[TEL]0279-88-0800(草津温泉観光協会)
「草津温泉」の詳細はこちら
「草津温泉」の宿はこちら

栃木県 塩原温泉郷

温泉で作ったおかゆがメチャクチャ美味しかったぜぇ~!

湯っ歩の里
全長60m日本最大級の足湯「湯っ歩の里」

もみじ谷大吊橋

全長320mの「もみじ谷大吊橋」。紅葉は例年11月中旬~

とて焼

散策のお供にうってつけの「とて焼」はおかず系、スイーツ系と種類も豊富

大網温泉、福渡温泉、塩釜温泉、塩の湯温泉など、個性あふれる11の温泉が箒川沿いの谷間を中心に点在。6種類の泉質が湧出し、湯の色は大きく分けて7色もあるなど、湯がとにかくバラエティに富んでいる。

■塩原温泉郷
[TEL]0287-32-4000(塩原温泉観光協会)
「塩原温泉郷」の詳細はこちら
「塩原温泉」の宿はこちら

群馬県 万座温泉

真冬に入った露天風呂からの景色は忘れられないぜぇ~!

万座プリンスホテル
思わず叫びたくなるような絶景(万座プリンスホテル)

万座ホテル聚楽

万座の代名詞白濁湯がなみなみと(万座ホテル聚楽)

湯めぐり手形

「湯めぐり手形」(1枚700円)は対象施設が500円で入浴できる

名湯が多い群馬においても、万座温泉を最高峰に推す人は多い。日本屈指の硫黄含有量を誇る硫黄泉が、標高1800mの高地に1日540万ℓ湧出している。湯けむり上がる山肌を見ながら入浴できる露天風呂を備えた宿が多い。

■万座温泉
[TEL]0279-97-4000(万座温泉観光協会)
「万座温泉」の詳細はこちら
「万座温泉」の宿はこちら

◇東北 MY BEST温泉◇

スギちゃん

秋田県 乳頭温泉郷

温泉もいいけど料理も美味い。山の芋鍋は最高だぜぇ~!

乳頭温泉郷
温泉郷を象徴する「鶴の湯温泉」の混浴風呂

黒い温泉たまご

黒い温泉たまご!中身は白(黒湯温泉※冬季閉鎖)

湯めぐり 帖

温泉郷宿泊者が購入できる「湯めぐり帖」(1550円)は各施設で販売

温泉に興味がない人でも、乳頭の名は聞いたことがあるだろう。十和田八幡平国立公園の山深い場所に7つの一軒宿が散らばる、秘湯ファン憧れの地だ。昔ながらの湯治場風情を残す宿が多く、その名残で混浴露天風呂も数多い。

■乳頭温泉郷
[TEL]0187-43-2111(仙北市田沢湖観光情報センター「フォレイク」)
「乳頭温泉郷」の詳細はこちら
「乳頭温泉郷」の宿はこちら

山形県 銀山温泉

こんな温泉街は見たことない。永遠の憧れだぜぇ~!

銀山温泉
大正浪漫溢れる街並みはどこを切り取っても絵になる

銀山荘

雪見を楽しむ露天風呂も日帰り利用できる(銀山荘)

酒茶房クリエ

昼はカフェ、夜はBarへと様変わり(酒茶房クリエ)

江戸時代には温泉番付に列記されるなど、古くから山間の名湯として愛されてきた。一番の魅力は、なんといってもその町並み。銀山川の両側に、昭和初期までに建てられた木造旅館が軒を連ねる風景は、日本人の琴線を震わす。

■銀山温泉
[TEL]0237-23-4567(尾花沢市観光物産協会)
「銀山温泉」の詳細はこちら
「銀山温泉」の宿はこちら

岩手県 松川温泉

白濁湯の露天風呂ってのはやっぱり絵になるぜぇ~!

松川荘
混浴露天のほかに女性専用露天もあり(松川荘)

松 楓荘

四季を映す渓谷沿いの露天風呂が評判(松楓荘)

峡雲荘

冬には絶好の雪見露天となる(峡雲荘)

八幡平に湯けむりを上げる温泉のなかでも、ブナやナラの原生林に囲まれたロケーションは秘湯度が高い。松楓荘、松川荘、峡雲荘の各宿は、それぞれダイナミックな露天風呂を持っていて、全国の温泉ファンから愛される存在だ。

■松川温泉
[TEL]0195-78-3500(八幡平市観光協会)
「松川温泉」の詳細はこちら

温泉ソムリエって?

温泉の基礎知識を持ち、入浴法のアドバイスをできる人を認定する制度。1泊2日の認定ツアーか、ワンデーセミナーに参加すると、1つ星ソムリエに認定される。その後の活動次第で、5つ星までのステップアップも可能。スギちゃんは2015年に3つ星、通称「カリスマ温泉ソムリエ」の称号を取得。

※この記事は2015年10月時点での情報です

じゃらん編集部  じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

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