2020.09.24
温泉ツウなら、まだ行ったことのない温泉に浸かってみたいもの。今回は温泉ツウも驚く個性的な温泉をご紹介します。いずれも日帰りで入浴できるので東北旅行で気軽に寄ってみるのもいいし、珍しい温泉をお目当てに旅行するのもきっと楽しい。
五感が刺激されたり、強烈な色だったり、成分が濃すぎて不思議な現象が起きたり、色がどんどん変わっていく湯だったり、駅に温泉があったりとどこも個性的!さぁ、さっそくチェックしてくださいね。
※この記事は2020年8月6日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
五感が刺激されちゃう温泉があるって知ってる?
弘法不動の湯【福島県鏡石町】
五感が刺激されちゃうのはなんで?
pH9.1の高アルカリ性でメタケイ酸を多く含む泉質から、浸かっているととろとろの感触が生まれる。湯の中の炭酸イオンにより気泡が発生。黄金色の要因は未だ謎に包まれている。
とろ~りなのにシュワシュワ。ご利益がありそうな黄金の湯。
夢の中で不動様が指さした場所を掘ったところ、湧き出したという伝説を持つ。金色に輝く湯は、38.2℃のぬるさで長湯に最適。ぬるりと滑らかな感触で、浸かっていると気泡がプクプク肌を覆う。ほのかな甘みがあり、飲泉も可能だ。
[泉質]アルカリ性単純温泉
日帰り温泉データ
[料金]500円
[営業時間]8時~19時30分
[定休日]木
[TEL]0248-62-1770
[住所]福島県岩瀬郡鏡石町岡の内418
[アクセス]【電車】JR鏡石駅より徒歩15分 【車】東北道須賀川ICより15分
[駐車場]20台
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新屋温泉【青森県平川市】
五感が刺激されちゃうのはなんで?
硫黄臭を放つ硫黄と保湿作用のあるメタケイ酸、気泡のもとになる二酸化炭素が新屋温泉の三大成分。硫黄と二酸化炭素の黄色い色素とメタケイ酸の青い色素が融合して緑色に!
きらめく翡翠色にアブラ臭、とろとろで発泡の多芸に脱帽。
入浴剤を入れたわけでもないのに、鮮烈なエメラルドグリーンを発色する湯に目が釘付け!浸かればとろりと柔らかな肌触りで、シュワシュワと気泡がまとわりつき、ぷわーんとアブラ臭も。複雑すぎる浴感がやみつきになる名湯。
[泉質]アルカリ性単純温泉
日帰り温泉データ
[料金]中学生以上400円(朝湯250円)、小学生150円(朝湯100円)、未就学児60円(朝湯無料)
[営業時間]5時30分~21時30分(~7時30分まで朝湯)、朝湯は~11月末まで
[定休日]なし
[TEL]0172-44-8767
[住所]青森県平川市新屋平野84-14
[アクセス]【電車】弘南鉄道平賀駅より平川市循環バス新屋・尾崎線で10分、新屋神社より徒歩1分 【車】東北道大鰐弘前ICより15分
[駐車場]24台
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強烈な色の温泉があるって知ってる?
東北温泉【青森県東北町】
湯が黒いのはなぜ?
「モール温泉」とは、植物などが堆積した亜炭層を通過して湧出する温泉。植物由来の有機物を含むため、湧き出た時から黒や褐色に染まっている。濃淡は堆積物の色由来かも!?
洗面器の文字が霞むほど日本一濃いというブラック湯。
「日本一黒い湯」と称されるこちらの温泉は、国内でも数少ないモール温泉。コーヒーのような見た目とは裏腹に微かなアブラ臭を放ち、身を浸せばツルツルすべすべと心地よい浴感!湯上がり肌のしっとり感にも定評あり。
[泉質]アルカリ性単純温泉
日帰り温泉データ
[料金]中学生以上330円、小学生150円
[営業時間]6時~22時
[定休日]なし
日帰りプラン
[プラン名]“黒づくし”津軽塗夫婦御膳プラン
[料金]5000円(昼食、飲み物、1時間の貸切風呂、5時間の個室休憩付き)
[営業時間]10時~15時
[定休日]不定
※1日1組(2名)限定
[TEL]0175-63-3715
[住所]青森県上北郡東北町字上笹橋21-18
[料金]1泊2食付き8640円~
[アクセス]【電車】青い森鉄道乙供駅より徒歩5分 【車】上北道七戸ICより13分
[駐車場]70台
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南玉川温泉 湯宿 はなやの森【秋田県仙北市】
みかん色なのはなぜ?
湯口から出る温泉は透明だが、外気に触れ、日光に当たることで、濃いみかん色に変化する。鉄分を含む湯は酸化で褐色になるといわれるが、他にも様々な成分の働きがありそうだ。
ジュースと見間違えるほどの濃厚なみかん色に垂涎!
白樺林に囲まれた一軒宿の温泉。湯量豊富な自家源泉100%かけ流しで湯船へ注ぐ温泉は、全国でも珍しい「みかん色」。その色合いや濃淡は、季節や天候で変わるというから神秘的。生まれたての湯が放つ独特の香りも要チェック。
[泉質]ナトリウム-硫酸塩泉
日帰り温泉データ
[料金]中学生以上1000円、小学生以下700円
[営業時間]10時~15時
[定休日]不定(要問合せ)
[TEL]0187-49-2700
[住所]秋田県仙北市田沢湖玉川328
[料金]1泊2食付き1万8000円~
[アクセス]【電車】秋田新幹線田沢湖駅よりタクシーで30分 【車】東北道盛岡ICより1時間10分
[駐車場]50台
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色がころころ変わる温泉があるって知ってる?
鳴子温泉 鳴子ホテル【宮城県大崎市】
湯の色が変わるのはなぜ?
温泉成分の沈殿物や温泉水中のコロイド粒子が、外気や湿度に反応することで湯色が変わるとか。青色や緑色は硫黄による光の散乱など諸説あるが、正確にはよくわかってはいない。
入浴するたびに色が変わる!マジックみたいなカラフル湯。
3本の源泉から引く湯は、硫黄泉・硫酸塩泉・炭酸水素塩泉の三大美人泉質を含む成分豊かな混合泉。透明、緑色、乳白色、鶯色など、その日、その時間によって湯色が様々に変化する。全ての浴槽の湯色が異なる日もあるというから驚き。
[泉質]含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉
日帰り温泉データ
[料金]中学生以上1100円、小学生以下660円
[営業時間]11時~15時
[定休日]不定(来館前に要電話確認)
[TEL]0229-83-2001
[住所]宮城県大崎市鳴子温泉字湯元36
[料金]1泊2食付き1万3200円~
[アクセス]【電車】JR鳴子温泉駅より徒歩5分 【車】東北道古川ICより45分
[駐車場]100台
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滑川温泉 福島屋【山形県米沢市】
湯の色が変わるのはなぜ?
硫酸イオンなど硫黄成分が空気や日光に反応して、白や青に発色している可能性が考えられるが、真実は不明。湯色の変化はランダムで、気温などの条件を特定することも難しい。
白・青・透明と湯色が三変化。大自然の彩りも目に鮮やか。
開湯から約250年の歴史を持つ秘湯宿。3つの自家源泉から湧出する湯を、加水・加温・循環は一切行わずに源泉100%かけ流しで湯船へ注ぐ。乳白色の湯は、時間によって透明や青みがかるなど表情が変化し、浸かるたびに新鮮な気分に。
[泉質]ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・炭酸水素塩泉
日帰り温泉データ
[料金]600円
[営業時間]9時~16時
[定休日]営業期間中はなし(11月上旬~4月下旬は冬期休業)
[TEL]0238-34-2250
[住所]山形県米沢市大字大沢字滑川15
[料金]1泊2食付き9830円~
[アクセス]【電車】JR峠駅より徒歩1時間 【車】東北道福島飯坂ICより50分
[駐車場]20台
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成分が濃すぎて起こる謎の現象がある温泉って知ってる?
百目鬼温泉【山形県山形市】
成分が濃すぎるとどうなる?
ナトリウムイオンが3410mg/kgと多量に含まれるこちらの湯は、温まりの効果が抜群!鉄分濃度も高いため、長く浸かると湯上がり後にのぼせてクラクラに。3分浸かったら10分休むなど、注意して入浴したい。
入浴目安はたったの3分間。物足りないかと思いきや…!?
のどかな田園風景の中に佇む温泉施設。湯船には、1kg中に1万670mgもの成分が溶け込んだ超濃厚な温泉が、源泉100%かけ流しでドバドバ!「入浴目安3分」を呼びかける注意書きがあり、「ウ●トラマン温泉」との呼称も。
[泉質]ナトリウム-塩化物泉
日帰り温泉データ
[料金]中学生以上350円、小学生150円
[営業時間]6時~22時
[定休日]第1月
[TEL]023-645-9033
[住所]山形県山形市百目鬼42-1
[アクセス]【電車】JR山形駅よりタクシーで15分 【車】山形道山形蔵王ICより20分
[駐車場]67台
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白神矢立 湯源郷の宿 日景温泉【秋田県大館市】
成分が濃すぎるとどうなる?
こちらの湯に多量に含まれる炭酸カルシウムは、大理石や鍾乳石の成分。この成分が析出して沈殿すると、石灰華を生成する。これが湯口の下に鎮座する「お煎餅」の正体だ。
お尻の下にパリッとお煎餅?浴感のインパクトも強烈。
古くから愛されてきた硫黄泉を残しつつ、近年新たに3種の源泉が加わった秘湯の宿。露天風呂で楽しめる炭酸水素塩泉は、炭酸がたっぷり含まれた濃厚湯。ガツンと刺激のある浴感で、湯口の下にはお煎餅のような塊が!
[泉質]ナトリウム-塩化物泉
日帰り温泉データ
[料金]中学生以上600円、小学生以下300円、貸切風呂1室1時間2000円
[営業時間]10時~15時
[定休日]不定
日帰りプラン
[プラン名]手ぶらで日帰り旅
[料金]5000円(個室昼食、飲み物、休憩処利用付き)
[営業時間]10時~15時30分
[定休日]不定
[TEL]0186-51-2011
[住所]秋田県大館市長走37
[料金]1泊2食付き1万5000円~
[アクセス]【電車】JR陣場駅・碇ヶ関駅より送迎車(要予約)で6分 【車】東北道碇ヶ関ICより10分
[駐車場]50台
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じゃらん編集部
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