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【初心者向け】冬キャンプの魅力と失敗から学んだ装備・服装のポイント!

2023.09.07

初心者でも楽しめる冬キャンプの魅力を紹介します。
シュラフ(寝袋)などのキャンプ必須道具や服装から、テント内で快適に過ごすための防寒グッズ、よくある失敗体験談、たき火・ストーブを使用するときなどキャンプ場で安全に過ごすための注意点まで網羅!
キャンプブロガー「劇団にひき」さん監修で、わかりやすく解説します。

※この記事は2023年9月7日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

記事配信:じゃらんニュース

冬キャンプの魅力

(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)

冬キャンプの魅力は、なんといっても景色がキレイなこと。

冬は空気が澄んでいるので、星空も夏より輝いて見えます♪
たき火で温まりながら眺める夜空に、非日常を感じて癒されましょう。

(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)
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また、寒い中で食べるお鍋やシチューは格別。
朝日を見ながら飲むホットコーヒーも、いつもと一味違います。

雪遊びができるのも、冬キャンプならでは。
雪を上手に使用して、クーラーボックス代わりにすることもできちゃいます。

(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)

手慣れたキャンパーは、雪でテーブルやチェアなどを作ることもあるのだとか。
積雪2mの雪を掘り下げ、“雪中シェルター”のようにしてリビングを造った、なんて声も。

積もった雪に横穴を掘り、ランタンやろうそくを置く”雪燈篭(とうろう)”で、冬キャンプの雰囲気を高めるのも良いでしょう♪

(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)

夏キャンプと違い、虫が出づらいというのもうれしいポイント!
“虫嫌いでキャンプを避けてきた”という人は、ぜひ冬キャンプを経験してみてくださいね。

ストーブやたき火、ソファなどで快適な空間作りをして、冬キャンプを思う存分楽しみましょう!

冬キャンプでの失敗体験談

ここまで見てきたように、この季節ならではの魅力がたくさんある冬キャンプ。

ですが「失敗もたくさんありますよ」と、監修の劇団にひきさん。
そこで、劇団にひきさんから失敗体験談と、それに対する注意点・対策をお聞きしました!

■テントのフレームが変形!?

(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)

雪が降っている時は、ときどきテントの上に積もった雪を降ろさなければいけないそうなのですが…
それを怠ってしまうと、テントが雪の重さに耐えられず、フレームが変形してしまうこともあるのだとか。

「特にドームテントの場合は上に雪が溜まりやすい」とのことで、意識してチェックするようにしましょう。

■起きたら雪に埋もれていて大惨事に…!

(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)

寝ている間に雪が降り、テントが埋もれてしまった…なんてことも!
降雪の予報が出ていたら、夜中も数時間おきに起きて雪降ろしをするのが理想的だそう。

また、「雪が積もっているとペグ(テントやタープを張る際、ロープを地面に固定する道具)を失くしやすい」という”あるある”も教えてくれました!
冬キャンプに雪のハプニングはつきものですね。

■タープが破けた理由は…

(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)

風が強いと、タープ(日差しや雨・雪を防ぐための広い布)が破けてしまうことがあるそう。
「強風の日はタープを張らない」というのも1つの対策方法なのだとか。

■アレが凍ってしまった…!
「料理で使用した油をテント外に置いておいたら…凍ってしまった!」という劇団にひきさん。

寒い中での冬キャンプ。場所によっては液体物が凍ってしまう、なんてことがよくあるのだそう。
使用後は車に入れておくか、暖かいテント内に入れて保管しておくのが良さそうです。

冬キャンプに必要な道具や服装

(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)

季節を問わず、キャンプに必要な道具はこちら。
■テント、タープ
■寝袋(シュラフ、マット)
■照明(室内照明、ランタン)
■食事のための道具(テーブル、チェア、調理器具、調理台、BBQグリル、バーナー、クーラーボックスなど)
■焚火台、焚火スタンド、焚火ハンガー

冬キャンプでは、これらにプラスして防寒器具や雪かき道具などが必要になります。
ここからは、冬キャンプに持っていくべき道具や服装を紹介していきます。

一酸化炭素警報器

(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)

テント内で石油ストーブやガスコンロを使用するときに絶対に気を付けなければいけないのが、一酸化炭素中毒。
換気をせずにそれらの使用を続けているとテント内の酸素が欠乏してしまい、一酸化炭素が発生することで頭痛や吐き気などが起こる可能性があります。
命にも関わるので、必ずこまめに換気を行うなど、対策をしましょう。

テント内に一酸化炭素警報器を設置しておくと、少し安心できるかもしれませんね。
サーキュレーターで空気の循環を促すのもおすすめです。

銀マット(断熱材)

(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)

テントの下に銀マットを敷いておくと、凍った地面からの冷気を遮断することができます。
テントから熱が逃げないようにする役割もあるので、冬キャンプには欠かせないアイテムです。

防寒グッズ

(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)

朝晩は特に冷えるので、「少し多いかな?」と思うくらい万全な対策をしていくと、ちょうど良さそうです。

ストーブや毛布、シュラフ(寝袋)、湯たんぽなど、さまざまなグッズを持参して臨みましょう。
さっと羽織れるブランケットは、ひざ掛けや座布団にもなるのでとっても便利!
ホッカイロは貼るタイプと貼らないタイプ、いくつあっても困りません。

(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)

また、冬キャンプ初心者は、電源のあるキャンプ場がおすすめ!
ホットカーペットなどを使用することができるので、防寒対策に便利です。

ポータブル電源

(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)

ポータブル電源があると、ヒーターや電気毛布、ホットカーペット、こたつなどが使用可能に。
スマートフォンの充電もできるので、1つあると重宝します。

大容量15万mahのものであれば、50w程度のファンヒーターだけで約10時間も使用できます。
6万mahのものなら2万円程度で購入することができるので、これでリッチな冬キャンプを堪能するのもgood!

ただ、ワット数の高い家電を複数使用するとあっという間に容量がなくなってしまいます。
優先順位を考えて、引き算しながら上手に使いましょう。

スコップ

(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)

雪が多い場合は、スコップが必須アイテムに。
場所によっては、数時間おきに雪かきが必要になることもあります。
凍った雪で滑らないように、注意しましょう。

服装

季節を問わず、キャンプには汚れても良い服装で行くのが基本。
土や泥、雪などがついてもOKなものを選びましょう。
たき火の火の粉が服に飛んで、穴が開いてしまうこともあるので注意してくださいね。

また、テントやタープを設営したり、重い荷物を運んだりするので、動きやすい格好で行くことも忘れずに。

(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)

さらに冬キャンプでは、防寒対策をしっかりしていきましょう。

おすすめの服装はこちら。
■発熱性インナー…寒さに弱い人は、2枚重ね着してもOK
■レギンス…ボトムの下に1枚履くだけで、ぽかぽかに
■マフラー…首元を温めて、冷えないように。ウェアラブルヒーター内蔵のものがおすすめ
■フリース…軽くて保温力・吸湿速乾性の高いものが◎
■ダウンジャケット…冬キャンプには不可欠!耐風・耐久性に優れたものも
■靴下…厚手のものがベター。雨や雪で濡れてしまったとき用に、予備も持参しましょう
■手袋…寒さで手がかじかむと作業できないので、必須アイテム。指先が出る手袋は料理をするときに便利
■ブーツ…歩きやすく、防水加工があると尚良し

冬キャンプにおすすめのテント

(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)

冬キャンプにおすすめのテントを、特徴とともに紹介します。

■フルコットンテント
雨や雪があまり降っておらず、とっても寒いときにおすすめなのが、このテントです。
メリットは通気性が良いところで、換気の必要がないほど。
結露することもないので、快適なテント時間を過ごせそうです。

■ツールームテント
屋根がしっかりしているので、降雨時・降雪時におすすめ!
リビングと寝室を分けられるので、レイアウトを考えるのも楽しいですね♪
風が強い場合は壊れる可能性があるので、使用を避けた方が良さそうです。

■ティピーテント
夜間に降雪の恐れがある場合などは、この三角形の万能テントがおすすめ。
倒壊のリスクが減るというのが最大のメリットです。
雪が降ると押し潰されてテントが細くなってしまう可能性があるので、壁際には物を置かないようにしましょう。

■テクニカルコットンテント
今の主流の素材が、テクニカルコットンです。
軽量で、結露最小限なのが良いところ。コットン並みの快適さを体験できます♪

安全に冬キャンプをする上での注意点

(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)

冬キャンプをする上での注意点を紹介します。

■現地の天候・気温を把握しておく
天気予報は必ずチェックしましょう!特に”ピンポイント予報”だと正確性が高まります。
山の天気は変わりやすいので、いつ雨や雪が降っても対応できるよう、備えておくことが大切です。
雨雲レーダーのアプリをスマートフォンにダウンロードしておくと便利かも。

■電源付きのキャンプ場を選ぶ
冬キャンプ初心者は、電源付きのキャンプ場でまず雰囲気を楽しむ!というのもアリです。

■設営をしっかりとする
強風時などは、通常ペグ1本のところ2本で支えてもOK。
ただしプラスチックペグは強度が弱いので、雪の降る冬キャンプにはあまりおすすめしません…!
鉄製のペグを選ぶのが無難です。

(画像提供:劇団にひきさん)
(画像提供:劇団にひきさん)

■リフレクターで風よけをする
風が吹いている時はリフレクター(たき火専用風防)を使用してたき火をすると、火が安定します。
テントやタープが揺れるくらい強風のときは、たき火を諦めるという選択も視野にいれましょう。
火の粉がテントやタープに飛び、穴が開いてしまう可能性があります。

■テント内に炭を入れない/テント内で火気を使用しない/小さなドームテントにはストーブを入れない
一酸化炭素中毒の危険があるので、ご注意ください。
テント内でストーブなどを使用する場合は、必ず2ヶ所隙間を開けて換気をしましょう。
また、1時間に1回くらいは全体を開けて、空気の入れ替えをするのも忘れずに!

■十分すぎるくらいの装備をする
寒すぎて眠れない…!朝起きたらタープが吹き飛んでしまっていた…!なんてことがないように、さまざまなシーンを想定してしっかりと備えてから、冬キャンプに臨みましょう。

【監修/劇団にひき】
年間50泊のキャンプレポを中心に、オシャレで便利、そしてオリジナリティ溢れるブログ「今日もどこかで野遊びを…」を配信中。
福島県南相馬市で、キャンプの夜をイメージした肉バル「本町バルDELISHLABO」の経営をしている。

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トリクルマガジン編集部  トリクルマガジン編集部

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