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2022.10.15

東京・調布「深大寺(じんだいじ)」の見どころを紹介!深大寺そばや参道グルメで散歩を楽しもう♪

東京都調布市にある深大寺は関東有数の古刹で、国宝の銅造釈迦如来像(白鳳仏)のほか数多くの文化財を所蔵しています。毎年3月に行われる厄除元三大師(やくよけがんざんだいし)大祭では境内に縁起だるま市が開かれ、日本三大だるま市の1つとして全国的に知られています。

豊かな緑と湧き水に恵まれた場所にあり、隣接している神代植物公園と併せて、都内の散策スポットとしても人気のエリアです。周辺にはそば店が立ち並び、江戸時代から「深大寺そば」として人々に愛されてきた名物のそばを味わうことができるのも魅力。また、参道の茶屋には、おいしくてワクワクする甘味も揃っています。

気軽にお出かけできて、きっと大満足の休日が過ごせる、深大寺の見どころや参道グルメ、周辺のおすすめスポットをご紹介します。

※この記事は2022年10月12日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。

記事配信:じゃらんニュース

深大寺とは

アクセス便利な1300年の由緒あるお寺

深大寺
深大寺本堂

深大寺は都内とは思えないほど自然が豊かな場所で、都心から1時間足らずで行くことができます。京王線調布駅からバスで約10~15分、JR吉祥寺駅からはバスで約30分、JR三鷹駅からはバス約25分と、様々なルートで行けるのも便利。バスの本数も多いので、思い立ったらすぐに行くことができます。

深大寺の歴史は、723(天平5)年に満功上人(まんくうしょうにん)によって深沙大王(じんじゃだいおう)が祀られたことに始まると伝えられています。平安時代には天台密教の道場となり、鎌倉時代には巨大な元三大師像が造られました。

その後、堂舎が壊されたり3度の伽藍焼失があったりしましたが、その都度再興して多摩川流域の中心的寺院として繁栄してきました。また、1913(大正2)年には白鳳釈迦如来像が旧国宝に指定され、東日本最古の仏像として全国的に有名になります。約1300年もの長い歴史の間に興亡を繰り返しながら信仰が受け継がれ、国宝や文化財など貴重な宝物を今に伝えているお寺です。

深大寺のご利益は、「厄除け大師」とも呼ばれる元三大師による厄除けと疫病退散です。また、開祖である満功上人の両親が深沙大王のご加護で結ばれたことから、縁結びと良縁成就のご利益もあるといわれます。

見どころ1:昔ながらの街歩きを楽しめる「深大寺参道」

深大寺参道
歩いていると心が和む参道

深大寺へ向かう参道には、そば店や茶屋、土産物店が並び、いつもたくさんの人で賑わっています。お店のほとんどが老舗なので佇まいに風情があり、道の傍らには清らかな水が流れていて、豊かな緑と相まって情緒あふれる景観です。

また、参道には、漫画家・水木しげる氏の代表作である「ゲゲゲの鬼太郎」にちなんだ「鬼太郎茶屋」もあります。店先では鬼太郎とねずみ男の人形が迎えてくれ、店内には鬼太郎ワールドが広がります。

見どころ2:国宝仏や6つのお堂がある「深大寺境内」

深大寺
堂々とした姿の本堂

深大寺の広い境内には6つのお堂があります。ご本尊の阿弥陀如来像を安置している本堂は、江戸時代末期の1865(慶応元)年に起きた火災で焼失しましたが、再建されて1919(大正8)年に完成しました。

入母屋には頭部に丸みをつけて造形した屋根が日本特有の建築技法を使って建築されており、龍や鳳凰などの彫り物で装飾されていて、江戸時代の雰囲気を醸しています。2003(平成15)年には大屋根大改修工事が行われて、瓦屋根から銅板葺本瓦棒葺きになりました。

深大寺
再建後、幾度か増改築が行われた元三大師堂

元三大師堂は慈恵大師(元三大師)像を安置しているお堂です。元三大師像は秘仏なので、お姿を拝することはできませんが、座像でありながら像高が2メートル近くもあります。

元三大師堂は、本堂と同様に幕末の火災で焼失しましたが、直後の1867(慶応3)年に、本堂に先立って復興されたそうです。元三大師が厄除け大師として多くの支持を集めていたことが、よくわかりますね。

また、元三大師は、おみくじの創始者といわれています。深大寺のおみくじは古来のままなので、凶が多いことで有名ですが、凶は吉に好転する力を秘めているそうです。ぜひ、日本屈指の元三大師寺院である深大寺で、おみくじを引いてみてください。

深大寺
国宝の銅造釈迦如来像(白鳳仏)

深大寺で見逃せないのは、釈迦堂に安置されている国宝の銅造釈迦如来像(白鳳仏)です。飛鳥時代の7~8世紀初に作られたといわれる高さ83.9cmの像で、深大寺開創時の本尊と伝えられています。釈迦堂では、ガラス越しに穏やかな微笑みをたたえた白鳳像を拝むことができます。

現在は鉄筋コンクリート造りの建物で大切に守られている白鳳仏ですが、過去には驚くような出来事がありました。幕末の火災でお堂が焼失した際、幸いにも白鳳仏は難を逃れたのですが、元三大師堂の須弥壇下に仮置きされて、そのまま忘れられてしまったのだとか。再発見されたのは、火災からなんと44年後の1909(明治42)年だったそうです。その後は1913(大正2)年に旧国宝指定、1950(昭和25)年の文化財保護法施行で重要文化財となり、2017(平成29)年に国宝に指定されました。

ほかにも境内には、縁結びのパワースポットとして知られる深沙堂などがあります。時間があれば、散策をしながら6堂すべてを巡ってお参りしてみるのもいいですね。

見どころ3:境内に300以上の店が並ぶ「だるま市」

だるま市
境内が鮮やかな朱に染まる「だるま市」

例年3月3日・4日の2日間に、深大寺最大の行事である「厄除元三大師大祭」が行われます。元三大師堂で諸願成就の大護摩供が終日厳修される伝統ある行事ですが、これに合わせて、大師様のご威力にあやかる縁起だるま市も開かれます。境内には縁起だるま店を中心とした店が300以上も並び、だるまを買い求める参詣者は10万人にも及びます。

深大寺のだるま市でなんといっても嬉しいのは、僧侶の方に開眼してもらえることです。購入した新しいだるまを元三大師堂の特設だるま開眼所に持っていくと、1つ1つ丁寧に目を入れてくださいます。一般的なだるまには目を丸く入れますが、深大寺では物事の始まりを表わす梵字の「阿」の文字を入れます。願いが叶っただるまには、もう1つの目に終わりを表わす「吽」を入れ感謝の意を込めて寺に納めます。

開眼所には長い行列ができますが、ぜひとも並んで目を入れていただきたいものです。その際には、お気持ちのお金を納めてください。

そのほか深大寺の年中行事には、4月下旬~5月上旬頃に境内のなんじゃもんじゃの木の下で開催される「なんじゃもんじゃコンサート」や、参道と境内が橙色に彩られる夏の風物詩「深大寺鬼燈(ほおずき)まつり」、新そばが出る11月にそばを奉納する「深大寺そばまつり」などがあります。

「なんじゃもんじゃコンサート」と「深大寺鬼燈まつり」は、新型コロナウイルス流行の影響で、ここ数年は中止になっています。開催の詳細は調布市観光協会サイトや深大寺公式ホームページなどの情報を確認してください。

深大寺のおまもり・御朱印

だるま土鈴などユニークな「おまもり」

深大寺
1つ1つ絵柄が異なる「縁結び開運守」(500円)

深大寺をお参りした際にいただきたい、おすすめのおまもりをご紹介します。1つ目は、「縁結び開運守」です。お守りの中には、深大寺で穫れた稲穂が、良いご縁に恵まれ結ばれるようにとご祈祷をして納められています。

恋愛に限らず、人と人とのご縁や、会社や新たな仕事とのご縁などにもご利益があるのだとか。縁結び寺と名高い深大寺のお守りを身に付ければ、良縁に恵まれそうですね。

深大寺
「紅白だるま土鈴(小)」(800円)

もう1つご紹介したいのは「だるま土鈴」です。だるま市に行けなくても、縁起物のだるまは欲しいもの。門前にある「深大寺窯」では、だるまの形をした土鈴をいつでも授与していただくことができます。「だるま土鈴」は、すべて深大寺の僧侶の方が祈祷を行っており、境内の授与物と同様に魂入れされています。

大(600円)は赤、白、金の3種類、小は紅白がセットになっています。まず「深大寺窯」に立ち寄って、土鈴をいただいてから諸堂にお参りをすると、仏様のご加護を受けてさらに運気がアップするのだとか。

期間限定の授与もある「御朱印」

深大寺
「無量寿の御朱印」(500円)
深大寺
「国宝白鳳佛の御朱印」(500円)
深大寺
「元三大師の御朱印」(500円)

深大寺では、「無量寿」、「国宝 白鳳佛」、「元三大師」の3種類の御朱印をいただけます。それぞれの御朱印には、中央に本堂、釈迦堂、元三大師堂のご本尊の文字が記されます。「無量寿」は阿弥陀仏のことで、本堂の阿弥陀如来像の御朱印になります。

このほかにも、期間限定の御朱印が3種類あります。1つ目は深大寺が2033年に開創1300年を迎えることを記念した「深大寺開創1300年記念 縁結び深沙大王の限定御朱印」(500円)。真ん中に深沙大王のイラストが入り、縁結びにご利益があるといわれるもので、深沙大王月例法要が行われる毎月17日に限って拝受できます。

2つ目は、「毘沙門天の限定御朱印」(500円)。深大寺釈迦堂に安置されている「毘沙門天立像」の御朱印で、梵字(毘沙門天)が入った桜花の印が特徴です。毎年お正月の1月1日~7日に拝受できます。

3つ目は、毎年3月3日~4日の「だるま市」の際に拝受できる「深大寺だるま市限定御朱印」(500円)で、真ん中に梵字と角大師(つのだいし)がデザインされた達磨のイラストがあります。

土日祝は朱印所が混雑するので、1時間ほど待つこともあります。時間に余裕をもって行きましょう。

■天台宗 別格本山 深大寺
[TEL]042-486-5511
[住所]東京都調布市深大寺元町5-15-1
[参拝時間]【開門】6時~ 【釈迦堂】9時30分~16時
[料金]【釈迦堂】300円(高校生以下無料)
[アクセス]【電車】京王 調布駅より京王バス深大寺行きにて15分、深大寺下車徒歩3分 【車】中央道調布ICより10分
[駐車場]なし(近隣に有料駐車場あり)
「天台宗 別格本山 深大寺」の詳細はこちら

深大寺とあわせて訪れたい周辺スポット

神代植物公園

春秋ともに約5000株ものバラがみごと

神代植物公園
ばら園と、珍しい熱帯の植物が見られる大温室

深大寺をお参りした後は、お寺の周辺を散策するのもおすすめです。深大寺に隣接する神代植物公園は、約50万平米もの敷地に約4800種類、10万本・株の樹木が植えられており、四季を通じて草木の姿や花の美しさを楽しむことができます。

園内は、ばら園、つつじ園、うめ園、はぎ園等、植物の種類ごとに30ブロックに分けられていて、景色を眺めながら植物について学べるほか、古くから伝わる日本の園芸植物の品種を保存しており、植物や園芸に関する展示会なども随時開催しています。

見どころはたくさんありますが、特にすばらしいのは、バラ。本園、野生種・オールドローズ園、国際ばらコンクール花壇の3つのエリアで構成されており、本園はシンメトリックに設計された沈床式庭園となっています。春バラ409品種5200余本と、秋バラ約300品種5000余本が植えられ、春バラは5月中旬頃、秋バラは10月中旬頃に見頃を迎えます。

また、園内にはサトザクラなど約600本の桜があり、2月から順を追って様々な品種の桜を鑑賞できます。園内で見出された新種の桜、「神代曙」の原木に咲く可憐な花も見ることができますよ。

■神代植物公園
[TEL]042-483-2300(神代植物公園サービスセンター)
[住所]東京都調布市深大寺元町2・5丁目、深大寺北町1・2丁目、深大寺南町4・5丁目
[営業時間]9時30分~17時(最終入園~16時、水生植物園閉門16時30分)
[定休日]月(国民の祝日や振替休日、都民の日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~翌1月1日)
[料金]一般・大人500円、65歳以上250円、中学生200円 ※都内在住・在学の中学生は無料、小学生以下無料
[アクセス]【電車】京王 調布駅より京王バス深大寺行きにて17分、神代植物公園下車徒歩1分 【車】中央道調布ICより5分
[駐車場]あり(1時間まで300円、以後20分毎100円)
「神代植物公園」の詳細はこちら

そばごちそう 門前

松本清張氏が愛したそば店

そばごちそう 門前
「あらびき蕎麦」(880円)

深大寺を訪れたなら、そばを食べずには帰れません。深大寺周辺には20軒のそば店がありますが、その中の2店をご紹介します。

深大寺山門の前にある「そばごちそう 門前」は、建物の外にも席が設けられ、山門と木々を眺めながらそばをいただける風流な店。多くの有名人ガ訪れています。

特に、作家の松本清張氏は足繁く通っており、いつも同じものを注文したので、当時は「清張メニュー」なるものがあったのだとか。松本清張氏の小説の中には、この店の料理が登場しているそうです。また、詩人サトウハチロー氏の「東京八景」の中にも、この店の様子が詠まれており、店内の額に飾られています。

この店自慢の「あらびき蕎麦」は、白神山地で作られたそばを使用して田舎風に仕立てたものです。かつて深大寺の土地の人たちが食べていたそばについて調べたところ、色が黒く粗いそば粉を使っていたことがわかり、当時のそばをイメージして作られました。甘皮部分を多く使用して、香り高くコシの強いそばに仕上げられています。

一口すすると、そばの風味が口いっぱいに広がって、噛むと甘みが感じられます。深大寺に行ったらぜひ味わってみてください。

■そばごちそう 門前
[TEL]042-487-1815
[住所]東京都調布市深大寺元町5-13-5
[営業時間]11時~16時(そばがなくなり次第終了)
[定休日]月、金
[アクセス]【電車】京王 調布駅より京王バス深大寺行きにて15分、深大寺下車徒歩3分 【車】中央道府中ICより10分
[駐車場]なし
「そばごちそう 門前」の詳細はこちら

手打ちそば 湧水

行列のできるそば店

手打ちそば 湧水
「上湧水天もり」(2200円)

いつも店の前に行列ができている「手打ちそば 湧水」。季節によって産地が異なる国産のそば粉を使用した、9割と二八の2種類のそばを揃えています。

おすすめは、9割そばに大きなエビと野菜、椎茸の天ぷらが付いた「上湧水天もり」です。少し黒っぽい色で、そばの香りが豊か。のど越しが良く、太さもコシも絶妙なバランスです。

つゆの味も甘すぎず辛すぎず、そばの味を引き立てます。つゆに使っている「かえし」は、隣にあるそば店「深水庵」のレシピを受け継いだものなのだとか。「深水庵」は、ご主人のお祖母様が始めたお店で、その伝統を引き継ぎながら、独自のアレンジを加えているそうです。

こちらは一品料理や甘味も充実しています。デザートにはぜひ、「そばようかん」(360円)を。そば湯にそばの甘皮粉を加え小豆を挟んで固めたもので、やさしい甘さと口の中でほろりと崩れる食感、ふわりと香るそばの風味がたまりません。

■手打ちそば 湧水
[TEL]042-498-1323
[住所]東京都調布市深大寺元町5-9-1
[営業時間]【平日】10時30分~18時 【土日祝】10時30分~19時
[定休日]木(ほか臨時休業あり)
[アクセス]【電車】京王 調布駅より小田急バス吉祥寺駅行きにて15分、深大寺入り口下車徒歩2分 【車】中央道府中ICより10分
[駐車場]あり
「手打ちそば 湧水」の詳細はこちら

鬼太郎茶屋

一反もめんがカワイイ!

(C)水木プロ
「一反もめんの茶屋サンデー」(800円)(C)水木プロ

参道グルメは、そばだけではありません。茶屋のスイーツも充実しているので、散策途中の休憩に立ち寄ってみては。参道にある2つの茶屋をご紹介します。

調布市は水木しげる氏が50年以上も暮らした場所で、ここでたくさんの作品が生まれました。鬼太郎茶屋は、築60年の木造家屋を改装して「水木ワールド」の世界観を表現したお店です。

一階の奥にある妖怪喫茶は、ぬり壁のベンチをはじめ、あちこちが妖怪だらけ。とはいえ、店内は落ち着いた雰囲気で窓からは緑も見えるので、妖怪に囲まれながらものんびりと寛ぐことができます。メニューも妖怪にちなんだものを揃えています。

一反もめんが可愛くて食べるのがもったいない「一反もめんの茶屋サンデー」は、濃厚な牛乳ソフトクリームに、ぷるぷるの一反もめん寒天とフルーツがのったボリューム満点のスイーツ。ほかにも、キャラクターが選べる「ゲゲゲラテ」(600円)や、こんにゃくがぬり壁の形をしている「ぬり壁のみそおでん」(400円)があります。見た目だけでなく、牛乳やこんにゃく、味噌など、水木しげる氏の出身地である鳥取産の素材を多く使用するこだわりぶりです。

店内には喫茶のほかに、妖怪グッズを揃える「妖怪ショップ」や、妖怪の展示がある「妖怪ギャラリー」(見学料小学生以上100円)、自由に寛げる「癒しのデッキ」があります。妖怪ショップで販売している「鬼太郎茶屋限定 御朱印帳」(2200円)や「一反もめんカフェオレマグ」(1650円)などをお土産にしてもいいですね。

■鬼太郎茶屋
[TEL]042-482-4059
[住所]東京都調布市深大寺元町5-12-8
[営業時間]10時~17時(LO16時30分、ギャラリー最終入場16時45分)
[定休日]月(祝日の場合は翌日)
[アクセス]【電車】京王 調布駅より京王バス深大寺行きにて15分、深大寺下車徒歩1分 【車】中央道府中ICより10分
[駐車場]なし
「鬼太郎茶屋」の詳細はこちら

松葉茶屋

ドラマから生まれたメニュー

松葉茶屋
「いろはセット」(680円)

松葉茶屋は十割そばと二八そばを提供するそば店ですが、甘味もいただけます。近頃話題になっているのが「いろはセット」。このメニューの誕生には、あるテレビドラマが関係しています。

松葉茶屋の店内でテレビドラマの撮影が行われたのですが、その際に、架空のメニュー「いろはセット」の短冊が壁に貼られました。ドラマのスタッフが撮影のために作ったものでしたが、放送を見た人たちは実在のメニューだと思ってしまいました。放送後、店を訪れたドラマファンが、このセットがないことを知って残念がっていたため、新メニューとして提供することに。

こうして誕生したのが、みたらし・しょうゆ・あんこの団子が各1本と韃靼(だったん)そば茶のセットメニュー「いろはセット」です。「しょうゆ」には、松葉茶屋のそばつゆのベースである「かえし」を使っているそうで、香ばしく旨みがあります。

こうしたエピソードがある「いろはセット」ですが、在庫の韃靼そば茶がなくなり次第終了の予定です。終了後は単品の団子メニュー(みたらし、しょうゆ各2本300円、あんこ2本340円)のみとなります。

こちらのお店は、もちろん、そばもおすすめです。また、アサヒビール公式「うまい樽生認定店」にも選ばれており、昼からおいしいお酒が飲めるお店でもあります。そばもビールも甘味も揃っているので、散歩休憩や昼食に立ち寄ってみてください。

■松葉茶屋
[TEL]042-485-2337
[住所]東京都調布市深大寺元町5-11-3
[営業時間]10時~17時(季節・天候により前後あり)
[定休日]月(祝日の場合は翌日)
[アクセス]【電車】京王 調布駅より京王バス深大寺行きにて15分、深大寺下車徒歩3分 【車】中央道府中ICより10分
[駐車場]なし
「松葉茶屋」の詳細はこちら

深大寺天然温泉 湯守の里

成分濃厚な黒湯の日帰り温泉

深大寺天然温泉 湯守の里
男性露天風呂の奥には洞窟をイメージした電気風呂がある

深大寺や周辺エリアを巡った後は、温泉で汗を流してはいかがですか。深大寺からわずか徒歩5分の場所に、泉質自慢の日帰り温泉施設があります。

この温泉は、数万年前の海水に有機物が溶け込んだ「化石温泉」で、保湿成分のフミン酸を含んでいるため黒い色をしています。湯船に浮かんでいる泡や黒い結晶も、濃厚な温泉成分によるもの。安心してたっぷり浸かってください。

浴場には9種類のお風呂があるので、湯めぐりしながらとことんお湯を堪能できるのも魅力です。中でも、天井に空や金魚などの幻想的なイメージをプロジェクションマッピングで写し出した「夢の浮風呂」は、美しい映像を眺めながらうっとりと湯に浸かれ、心身共にリラックスできます。

館内にはほかに、ボディケアやあかすり、エステなどのコーナや、旬の食材を使った料理など豊富なメニューを揃える食事処、休憩室も設けられています。

■深大寺天然温泉 湯守の里
[TEL]042-499-7777
[住所]東京都調布市深大寺元町2-12-2
[営業時間]10時~22時
[定休日]なし(メンテナンスで臨時休業あり)
[料金]【平日時間フリー】中学生以上1000円 【平日1時間以内】中学生以上850円 【土日祝、繁忙期時間フリー】中学生以上1100円 【土日祝、繁忙期1時間以内】中学生以上950円 ※その他はHP参照
[アクセス]【電車】京王 調布駅より無料シャトル送迎バスにて10分、JR武蔵境駅より無料シャトル送迎バスにて20分 【車】中央道府中ICより10分
[駐車場]あり
「深大寺天然温泉 湯守の里」の詳細はこちら

まとめ

清らかな水が流れ、豊かな木々に包まれた深大寺は、日常を離れてリフレッシュするにはぴったりの場所です。厄除けや疫病退散、縁結びを祈願しながらお参りをして、花に癒やされ、そばや甘味を味わい、温泉に浸かる、充実した1日が過ごせます。お休みの日には深大寺へのおでかけを楽しんでみてください。

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