約30軒の駄菓子屋や和菓子店が並ぶ「菓子屋横丁」。本記事では、菓子屋横丁までのアクセス方法をはじめ、立ち寄りたいおすすめのお店や、あわせて巡りたい川越ならではの観光スポットをご紹介します。都心から気軽に訪れることができる川越で、ノスタルジックな街並みさんぽを楽しみましょう。
菓子屋横丁へのアクセス
電車の場合
菓子屋横丁へは、西武鉄道本川越駅から徒歩約15分。東武鉄道・JR川越駅からは徒歩約30分と少し距離があるため、観光には路線バス「小江戸巡回バス」の利用が便利です。「菓子屋横丁」停留所で下車すれば、迷うことなくアクセスできます。さらに、フリー乗車券を購入すると、菓子屋横丁だけでなく、川越の主要観光スポットを効率よく巡ることが可能。小江戸協賛店100店舗以上で割引や特典を受けられるので、食べ歩きやショッピングをよりお得に楽しめます。
車の場合
車で訪れる際は、関越自動車道川越ICから約20分。菓子屋横丁周辺には有料のコインパーキングもありますが、川越市が運営する観光用の無料駐車場の利用がおすすめです。
無料駐車場から菓子屋横丁までは、徒歩で20分ほどかかるため、歩きたくない場合は、駐車場から徒歩3分の「博物館・美術館前」停留所から小江戸巡回バスに乗るのが便利。バスを使えば、菓子屋横丁だけでなく、蔵造りの町並みや川越の主要観光スポットも効率よく巡ることができます。
菓子屋横丁エリアで行きたい食べ歩きスポット4選
菓匠右門 川越けんぴ工房直売店

川越市内に7店舗、さいたま市に1店舗を構える老舗和菓子店「菓匠右門(かしょううもん)」。看板商品は、地元のさつまいもを活かしたお菓子の数々です。直売店では、揚げたての芋けんぴとお芋スイーツを専門に扱っています。工房で揚げた国産のさつまいもに、自家製の芋蜜を絡めた「揚げたて芋けんぴ」は、外はカリッと、中はホクホク。出来立ての香ばしい風味と素朴な甘さが訪れる人を魅了します。フレーバーは定番の「芋みつ」のほか、「黒ごま」や「塩」など変わり種もありますよ。

細切りでサクサクと食べやすく、散策のお供にぴったりの一品。その場で揚げたてを楽しむのはもちろん、包装されたものをお土産に持ち帰るのもおすすめです。
蔵門 菓子屋横丁店

川越には昔から米菓の文化が根付いており、せんべいや団子を扱う店が数多くあります。創業66年の「カネフク製菓」が営む「蔵門」はまさにその伝統を受け継ぐ店です。
菓子屋横丁店の名物はカップ入りの「割れせんべい」。製造直送ならではの作りたてで、味の種類も豊富です。定番のしょうゆをはじめ、カレー、黒こしょう、わさび、唐辛子などが揃っています。

もう一つの名物が「蔵まんじゅう」。蔵の形をした小ぶりなおまんじゅうです。

お店は菓子屋横丁の入口。高澤通り沿いにありますよ。
埼玉県川越市元町2-9-1
10時~17時
月曜(祝日の場合翌日)
本川越駅より徒歩20分
手焼きせんべい 十人十色

川越散策の途中で、ちょっとユニークな体験をしたいなら「手焼きせんべい 十人十色」へ。自分の手でせんべいを焼くことができるんです。

受付を済ませると、醤油・エビ・枝豆の生地3枚と軍手、ビニール袋を受け取ってスタートです。専用のレンガ窯で、鉄の棒に生地を挟み、じっくりと焼き上げます。ぷくっと膨らんで香ばしい香りが広がり、全体にきれいな焼き目がつけば完成。焼きたてを味わえるのが魅力です。
この体験ではせんべいを大きく焼けるほど腕前が良いとされ、直径14cmを超えると「超人」に認定されます。

予約不要で誰でも気軽に参加できるので、家族や友人と挑戦して盛り上がるのにぴったり。旅の思い出づくりにおすすめの体験型スポットです。
松陸製菓

菓子屋横丁を訪れたら外せないのは「松陸製菓」の「元祖 日本一長〜い黒糖ふ菓子」です。長さはなんと全長95cm。袋から取り出した瞬間に驚きと笑いを誘うインパクト抜群のお菓子です。見た目だけでなく味わいも評判で、沖縄産黒糖を使った上品な甘さがクセになり、「気づいたら一本食べきってしまった」というファンもいるそう。

創業は1796(寛政8)年。200年以上の歴史を誇る老舗です。初代が手がけた菓子の評判が広まり、弟子を育て、その弟子がまた弟子を育て……と技が受け継がれていくうちに、やがて多くの菓子職人が集う「菓子屋横丁」が生まれたと伝えられています。創業当時は飴づくりから始まり、8代目となる現在もその伝統を守り続けています。中でも細工飴は季節ごとに絵柄が変わり、訪れるたびに違った可愛らしさに出会えるのも楽しみのひとつです。

長さも味もそして歴史もスケールの大きい「松陸製菓」。お土産にもぴったりな一品をぜひ手に取ってみてください。
店内でひと休み!おすすめランチ2選
蕎麦・甘味 クマ甚

厳選した国産蕎麦粉を贅沢に使用し、甘みと香りを最大限に引き出した蕎麦が味わえる「蕎麦・甘味 クマ甚」。北海道産や越前産の蕎麦の実の中心部分のみを使い、上品で透明感のある風味に仕上げているのが特徴です。
蕎麦つゆは、北海道利尻昆布と、鹿児島県枕崎産の鰹節に、さらに選びぬいた7種の素材を合わせ、丁寧に抽出。時間をかけて熟成させたかえしと合わせることで、まろやかで深みのある味わいを実現しています。特に温かいつゆは、上品で優しい仕上がりです。

食後には黒蜜を使った「白玉葛きりクリームあんみつ」(1000円)や「わらび餅」など手作り甘味もあります。特に「甚くんアイス最中」は、SNS映えすると評判。散策の合間にほっと一息つくのにぴったりのお店です。
うなぎ和食 大穀 川越菓子屋横丁店


川越で贅沢なひとときを過ごすなら、「うなぎ和食 大穀」へ。1967(昭和42)年に創業した和食料理店で、埼玉県内に10店舗を構えています。実は「蕎麦・甘味 クマ甚」と姉妹店で、町家風の建物で、店舗内を共有しています。

仕入れるうなぎは、静岡県浜名湖、愛知県一色町、鹿児島県大隅半島など、日本有数の産地から選び抜かれたものばかり。生きたまま高速輸送や航空輸送で届くため、鮮度は抜群です。「うな重 雪」には骨唐揚げ、ひれ焼き、肝焼きが付いていますよ。
また、菓子屋横丁店では、職人が注文を受けてから一尾一尾を丁寧にさばき、紀州備長炭で焼き上げるところを間近に見ることができます。秘伝のたれでじっくりと焼き上げたうなぎは香ばしく、外はパリッと、中はふっくらとした仕上がりです。
埼玉県川越市元町2-9-24
11時~18時(LO17時)
火曜、水曜
本川越駅より徒歩20分
「うなぎ和食 大穀」の詳細はこちら
「うなぎ和食 大穀」のInstagramはこちら
川越銘菓などのおすすめ土産3選
稲葉屋本舗

1938(昭和13)年に創業した「稲葉屋本舗」は、今もなお“町の和菓子屋さん”として親しまれている老舗。先代から受け継いだ製法を守り、店内で作られるお菓子はどれも素朴で優しい味わいです。
看板商品は、砂糖・小麦粉・卵の生地に芋餡を包んで揚げたサクサクの「いもどうなつ」。外は香ばしく、中の芋餡はさつまいもの品種を見極めてブレンドしていて、自然な甘さが広がります。

そのほか、蒸したてが楽しめる「紫芋まんじゅう」や、ようかん・まんじゅう・くずゆなど昔ながらのお菓子もずらりと並んでいますよ。
菓匠右門 菓子屋横丁店

風情ある和菓子店として親しまれる「菓匠右門 菓子屋横丁店」。看板商品は、さつまいもと粒あんをもちもちの生地で包んだ川越銘菓の「いも恋」です。さつまいもの美味しさをそのまま和菓子に封じ込めた和菓子で、店頭では蒸したてが提供され、温かいうちに食べ歩きできるのも魅力です。

さらに、菓子屋横丁店限定で楽しめる「川越わらび餅」は、併設の工房で毎日数量限定で作られる人気商品。売り切れ必至の味わいです。

店内奥にはおしゃれなイートインスペースもあり、一息つくこともできますよ。
川越ベーカリー楽楽

天然酵母と国産小麦にこだわる「川越ベーカリー楽楽」のおすすめ商品は、埼玉県産の秩父味噌を練り込んだ「お味噌のパン」。サクサクのクッキー生地に包まれ、中はふんわり。味噌の甘じょっぱい風味がクセになるおいしさです。1日500個以上も売れる日もあるんだとか。

そのほか「いぶりがっことチーズのカンパーニュ」(380円)や「めんたい生フランス」(320円)、「きんぴらチーズフランス」(320円)など、和素材を取り入れたオリジナルのパンが揃います。

町屋造りを再現した店構えは、川越の景観に溶け込み、平成18年度の川越市都市景観デザイン賞も受賞。菓子屋横丁を散策しながら、ここでしか味わえないパンをぜひ楽しんでくださいね。
埼玉県川越市元町2-10-13
8時~17時
不定
本川越駅より徒歩20分
「川越ベーカリー楽楽」のInstagramはこちら
「川越ベーカリー楽楽」のクチコミ・周辺情報はこちら
あわせて行きたい!川越の観光スポット3選
川越氷川神社

縁結びの神様として知られる「川越氷川神社」は、創建からおよそ1500年の歴史を持つ古社。ご祭神は家族の神々で、夫婦神をお祀りしていることから「夫婦円満」や「家庭円満」のご利益があると伝わります。
境内には樹齢600年を超えるケヤキの御神木や、日本最大級の木製の鳥居がそびえ、散策するだけでも神聖な空気に包まれます。

「川越氷川神社」でおすすめのおみくじは、鯛の形をした「鯛みくじ」です。専用の釣竿で釣り上げて、おみくじを引きます。鯛の中におみくじが入っていて、鯛は持ち帰ってお守り代わりにすると良縁に恵まれると言われていますよ。

また、本殿の隣には「絵馬のトンネル」があり、およそ3万枚もの絵馬がぶら下がっています。時間帯によっては陽の光が差し込み、神秘的な空間を作り出します。
時の鐘

江戸時代の初期から小江戸・川越で親しまれてきた「時の鐘」。今から約400年前、川越藩主・酒井忠勝によって創建されたと伝えられています。
火災により度々焼失しながらも、そのたびに再建され、現在の鐘楼は1893(明治26)年の川越大火の直後、商人たちの手によって建てられた4代目です。
高さ約16m、木造3層の鐘楼は、蔵造りの町並みにひときわ映え、情緒ある風景の一つとして溶け込んでいます。鐘の音は、午前6時・正午・午後3時・午後6時の1日4回響き渡り、1996(平成8)年の環境省の「残したい日本の音風景100選」にも選出されました。
川越まつり会館


「川越まつり会館」は、川越の秋を彩る約370年の歴史ある「川越まつり」の魅力や歴史を、1年中体験できるスポットです。館内に入ると目に飛び込んでくるのは2台の山車です。実際に「川越まつり」使われているもので、迫力満点。定期的に入れ替わるため訪れるたびに違う山車を見ることができます。
さらに、展示ホールでは3面スクリーンでまつり当日の映像を20分毎に上映。川越まつりイマーシブ体験では、曳っかわせの映像が壁一面に広がり、まるで曳っかわせの中にいるかのような没入体験が可能です。

ほかにも、映像作品の上映やフォトスポット、蔵の町並みをイメージした通路など、見どころ満載。日曜・祝日の13時30分、14時30分からはお囃子の実演が行われているので、立ち寄ってもいいですね。
埼玉県川越市元町2-1-10
【4月〜9月】9時30分〜18時30分(最終入館18時)【10月〜3月】9時30分〜17時30分(最終入館17時)
入館料大人300円、小・中学生100円
第2・4水曜(祝日の場合翌日)、年末年始
本川越駅より徒歩15分
「川越まつり会館」の詳細はこちら
「川越まつり会館」のクチコミ・周辺情報はこちら
まとめ
菓子屋横丁の名店で食べ歩きやお土産を購入したり、観光スポットも巡って、小江戸の情緒を感じながら、川越の町散策を楽しんでくださいね。
※この記事は2025年10月29日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。
山田陽子
旅とグルメをこよなく愛し、年間500軒以上は食べ歩く。九州の旅行、グルメ、温泉について主に執筆。 共著に「ご当地グルメコミックエッセイ まんぷく福岡・九州」がある。
















