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2023.02.08

四季折々を楽しむ「仙石原」。箱根の自然美を体感!【神奈川】

高原の温泉リゾート「仙石原(せんごくはら)」エリアの四季の楽しみ方をご紹介します。神奈川県内で希少な湿原「箱根町立箱根湿生花園」では春から夏にかけて貴重な花々が見られ、秋はススキの名所としても有名。また「箱根ガラスの森美術館」では冬の名物ツリーも見ものです。

仙石原の季節ごとの見どころをチェックして、箱根の自然美を体感する旅へ出かけましょう!

※この記事は2023年2月2日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。

記事配信:じゃらんニュース

希少花が見られる春【箱根湿生花園】

湿原の春を告げる開花リレーを楽しもう

箱根湿生花園
4月上旬の園内。2万株のミズバショウが見頃を迎えます

箱根湿生花園は、仙石原湿原に隣接する植物園。湿原をはじめ、川や湖沼などの水湿地の植物を中心に、高山植物や珍しい外国の山草など、約1700種の植物が四季折々に花を咲かせます。

敷地が広大なため、混雑しづらくゆったりと過ごせるスポット。園内には散策路が設けられ、歩いて40分ほどで回れます。アップダウンはほとんどなく、園内は木道になっているので歩きやすいのも魅力です。

箱根湿生花園
3月下旬~4月中旬に咲くミズバショウの群落

冬期休園が明ける3月下旬には春の訪れを知らせるミズバショウが咲き、次々と始まる開花リレー。

5月の連休あたりから6月にかけては、園内が華やかになってくるシーズン。湿原にはクリンソウやニッコウキスゲ、高山のお花畑ではクロユリやコマクサが咲き誇ります。

花散策にぴったりの夏【箱根湿生花園】

100種類以上の花が競演する華やかなシーズン

箱根湿生花園
仙石原湿原植生復元区で見られるノハナショウブは6月上旬から開花

5月中旬から6月上旬、箱根湿生花園は1年で1番美しい季節を迎えます。ニッコウキスゲ、ノハナショウブ、トキソウなどが湿原を華やかに彩り、園内では100種類以上と年間で最も多くの花が見られる時期です。

6月下旬には、仙石原湿原を代表するノハナショウブが見頃となります。

箱根湿生花園
5月下旬から6月上旬が見頃のサンショウバラ

また、箱根湿生花園のある仙石原は標高650mの高原に位置しているため、真夏でも爽やかで快適な気候で避暑を楽しめますよ。

旧暦のお盆である8月中旬を過ぎたあたりからは秋の花が咲き始め、園内はまた違った趣へと変わっていきます。

■箱根湿生花園
[TEL]0460-84-7293
[住所]神奈川県足柄下郡箱根町仙石原817
[営業時間]9時~17時(最終入園16時30分)
[定休日]12月1日~3月19日
[料金]入園料【中学生以上】700円【小学生】400円
[アクセス]【電車】箱根登山鉄道 箱根湯本駅より箱根登山バス「桃源台」行きで30分、仙石案内所前停下車徒歩8分【車】東名御殿場ICより20分
[駐車場]90台
「箱根湿生花園」の詳細はこちら
「箱根湿生花園」のクチコミ・周辺情報はこちら

一面に紅葉とススキが広がる秋【仙石原すすき草原】

ススキが風に揺れ、辺り一帯が黄金色に輝く

仙石原すすき草原
一面に広がるススキの草原

仙石原すすき草原は毎年多くの観光客が訪れるススキの名所。「かながわの景勝50選」「かながわの花100選」 にも選ばれています。

見頃は9月下旬から11月上旬頃で、台ヶ岳の斜面一帯に見渡す限りススキの草原が広がる様子は圧巻。ススキの中に整備された遊歩道を歩くと、美しい草原の風景を楽しみながら手軽にハイキング気分も味わえます。

見頃の時期には近くに無料の臨時駐車場が設置されます。また、バス停からも徒歩すぐなので、訪れやすいのも嬉しいポイントです。

仙石原すすき草原
3月中旬~下旬には、大きな炎がススキを焼き尽くす「山焼き」が行われます

春には名物の「山焼き」、夏には新緑と、秋以外の季節にもまた違った楽しみがありますよ。

■仙石原すすき草原
[TEL]0460-85-5700(箱根町総合観光案内所)
[住所]神奈川県足柄下郡箱根町仙石原
[営業時間]散策自由
[定休日]なし
[アクセス]【電車】箱根登山鉄道 箱根湯本駅より箱根登山バスで30分、仙石高原停下車徒歩すぐ【車】東名御殿場ICより20分
[駐車場]なし(9月~11月は無料の臨時駐車場を開設)
「仙石原すすき草原」の詳細はこちら

クリスタルガラスが煌めく冬【箱根ガラスの森美術館】

季節を彩るクリスタルガラスのツリー

箱根ガラスの森美術館
『クリスタルガラスのペア・サクラツリー』の展示期間については毎年、直前に公式HPなどで発表

ヴェネチアン・グラス専門の箱根ガラスの森美術館では、冬から初春にかけて『クリスタルガラスのペア・サクラツリー』を展示することが恒例となっています。2023年は1月21日(土)~5月21日(日)に展示されます。

クリスタルガラスで作られた2本のツリーは、箱根の四季折々の美しさをガラスで表現したいとの思いから、箱根町の「町の木」に制定されている山桜としだれ桜をイメージしたもの。2022年には、その足元に高さ1m、計2万粒の小桜20本も加わり、さらに華やかさを増しました。

また同時期、美術館内では春に関連した所蔵作品展が開催され、そちらも合わせて楽しめます。

箱根ガラスの森美術館
鉄板料理「うかい亭」を運営するうかいの本格メニューが楽しめる「カフェテラッツァうかい」も併設

広大な敷地内には、貴重なヴェネチアン・グラスやガラス・アートを展示した美術館や庭園のほか、カフェレストランやショップ、予約制の体験工房なども併設。

山々を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせます。

■箱根ガラスの森美術館
[TEL]0460-86-3111
[住所]神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
[営業時間]10時~17時30分(最終入館17時)
[定休日]1月「成人の日」の翌日より11日間
[料金]入館料【大人】1800円【大学・高校生】1300円【小・中学生】600円
[アクセス]【電車】箱根登山鉄道 強羅駅より施設めぐりバスで20分、箱根ガラスの森停下車徒歩すぐ【車】東名御殿場ICより20分
[駐車場]250台(300円)
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「箱根ガラスの森美術館」のクチコミ・周辺情報はこちら

まとめ

春夏秋冬、いつ訪れても箱根の自然美を感じられる「仙石原」エリアの魅力をご紹介しました。温泉はもちろん、山々や森を眺めながら澄んだ空気をたっぷり味わいつつ、楽しんでくださいね♪

※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。

じゃらん編集部  じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

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