2023.04.30

山口・周防大島の観光スポット15選！おすすめランチも紹介＜2023＞

美しい浜辺の風景やパームツリーの並木の雰囲気から、“瀬戸内のハワイ”ともいわれる、山口県の周防大島には、写真映えする絶景スポットや海を臨むカフェ、島の恵みやハワイ風のランチを堪能できるレストランなど、島旅を満喫できるスポットが盛りだくさんです。リゾート気分を満喫できるモデルコースもあるので、お出かけの際は参考にしてみてくださいね。

※この記事は2023年4月20日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。

記事配信：じゃらんニュース

周防大島ってどんなところ？

海辺の美しい風景とのんびり流れる島時間に癒される“瀬戸内のハワイ”！

周防大島（すおうおおしま）は山口県東部に浮かぶ、瀬戸内海で3番目に大きな島です。ハワイとの長い交流の歴史があることや、美しい浜辺の風景やパームツリーの並木などの景観が話題になって、“瀬戸内のハワイ”と呼ばれています。

夏場には毎週土曜日にフラダンスイベントの“サタフラ”こと「サタデーフラ」を開催。ハワイ料理を提供するレストランやカフェも多く、リゾート気分を満喫できるのが魅力です。

島の入り口となる大島大橋までは、山陽道玖珂ICより約30分。島の周囲を国道がぐるりと一周し、車での移動がしやすいうえ、瀬戸内の海の景色を楽しめるドライブロードにもなっています。

電車利用の場合、島への最寄り駅は大島大橋から約5分のところにあるJR山陽本線大畠駅。島内は車移動になるのでレンタカーが便利です。

おすすめのビーチ

片添ヶ浜海浜公園（海水浴場・オートキャンプ場）

環境省の快水浴場百選にも認定されている片添ヶ浜海水浴場は7月～8月ごろのオープン。その形状から“バナナビーチ”とも呼ばれる美しい砂浜には、シーズンになると多くの海水浴客が訪れます。オフシーズンでも海辺での散策を楽しむことができるほか、海岸に沿うように走る国道脇には、背の高いパームツリーが並び、絶好の撮影スポットになっています。日本にいることを忘れそうな南の島の風景が広がります。

公園内にはテントサイトやコテージを備えたオートキャンプ場があるほか、防波堤の付近では釣りを楽しむ人の姿も見られます。きらめく海の向こうに映える朝日や夕日も美しく、ぜひ見ておきたい島の風景のひとつです。

隣接した「片添ヶ浜温泉 遊湯ランド」では、日帰り入浴でリフレッシュもできます。

おすすめの絶景スポット

星のビーチ

片添ヶ浜から車で5分の和佐地区にある「星のビーチ」。穏やかな浜辺を守るように2基の突堤がシンメトリーに並び、星が描かれた突堤には星形の風向計モニュメントが設置されています。

和佐地区は、周防大島町出身の作詞家、星野哲郎さんのふるさと。このモニュメントは、『三百六十五歩のマーチ』などで知られる星野さんの偉業をたたえる記念碑です。青い海と青い空の間に立つモニュメント周辺は、多くの人が“映える写真”の撮影を楽しむフォトスポット。思い出に残る素敵な1枚を狙ってみては？

夜になると、星のモニュメントはライトアップされ、昼間とはまた違った雰囲気に。澄んだ空に輝く満天の星空の下で、幻想的な風景の中に身を置けば、日常を忘れてゆったり過ごせそうです。

厳島神社

片添ヶ浜から国道沿いを南に下った小積・大積地区には、世界遺産・宮島厳島神社の分社があります。こぢんまりした社は海に向かって立ち、その先には宮島と同じ赤い鳥居が！宮島の大鳥居に比べるとサイズは小さいですが、この場所への遷移150年を記念して2021年に修繕が行われ、美しい朱色の姿を取り戻しました。

潮の満ち引きにより、土台部分は海面下に隠れたり、砂浜に顔を出して真下まで下りることができたり、変化していきます。鳥居の向こうに広がる空と海をバックに、いろんな角度でカメラを構えてみるのも面白そうです。

7月下旬には、宮島の厳島神社と同じく、船上での管絃奉納を行う管弦祭も行われます。

真宮島

周防大島の中央辺り、「道の駅サザンセトとうわ」の裏手にあたる海上に浮かぶ小島が「真宮島」です。丸っこい島の形もかわいいのですが、一番の見どころは、干潮時刻の前後3時間だけ現れる“エンジェルロード”。瀬戸内海の多島美ならではの神秘で、島へとつながる海の中道が浮かび上がります。例えば、干潮時刻が15時の場合、12時～18時の時間帯は島へ渡ることができます。

七夕の故事にちなんで、瀬戸内海を天の川にみたてた恋愛成就のパワースポットとしても注目を集める真宮島。永久の愛を願うカップルや、意中の人を想い、恋の成就を祈る人など、多くの人が訪れています。

嵩山山頂展望台

「嵩山」は“大島富士”とも呼ばれる、標高619mの美しい山。山頂付近には駐車場があり、そこから歩いて5分ほどのところに展望テラスが建てられています。テラスからは、眼下に大島東部の殆どを見渡すことができ、瀬戸内海特有の多島美を望む絶景スポットになっています。早朝に条件が揃うと、周防大島周辺の島々にかかる雲海を眺められることもあるそうですよ。

山頂への道は細く曲がりくねっていて、自動車同士のすれ違いが難しいところが多いため、車で向かう場合は注意してくださいね。

おすすめの体験スポット

みらいガーデンファーム

島内にある観光農園「みらいガーデンファーム」では、7月下旬～9月上旬ごろになるとブルーベリー狩りを楽しめます。安心安全な果物づくりを目指して、農薬は最小限に抑え、化学肥料・除草剤は使用せず栽培しているそう。園内に緑があふれ、段々畑からは海を眺めることもできます。草の匂いと潮風を感じながら、のんびり果物狩りはいかが？

暑い時期の果物狩りになるので、日よけの帽子や水分などを持参するのがおすすめ。トイレは水洗式です。

農園では、果物の発送や直売も行なっています。園内ではブルーベリーのほか、ぶどうやすもも、いちじくなどが育ちますが、直売所で購入したい場合は、収穫時期の確認をお忘れなく。

農園で獲れた果物を使ったジャムやドライフルーツは、年間を通して「道の駅サザンセトとうわ」でも販売しているので、お土産にもよさそうです。

なぎさ水族館

「なぎさ水族館」は島内にある小さな水族館。飼育員が採取したものや、地元漁師さんから提供された瀬戸内海の生き物を展示しています。館内の人気コーナー「タッチングプール」は、水族館で育てている海の生き物に触れながら、裸足で入れるプールです。

潮溜まりの「タッチングプール」では、ヒトデやナマコなどの磯の生き物を触ることができ、子どもたちの歓声があがります。奥のプールには様々な瀬戸内の魚たちや、サメまでいるそうです。

また、なぎさ水族館では、ニホンアワサンゴの生態を調査研究中。周防大島近海はニホンアワサンゴ群生地となっていて、館内でもたくさん見ることができます。ちょっと不思議で美しいその姿、ぜひ間近でチェックしてみてください。

おすすめのランチスポット

アロハオレンジ

ハワイで修業したシェフが、独自のアレンジを加えたオリジナルハワイアン料理を提供してくれるお店。「ロコモコ（グレイビー1300円・テリヤキ1500円）」や「ハワイアンパンケーキ」、リピーター続出の「ガーリックシュリンプ」など、ハワイの定番メニューが並びます。

さらに、食肉加工業に従事していたオーナーが遊び心で作ったという「ギャング丼」が、いつしかお店の看板メニューになったそう。新鮮な国産牛の赤身肉を強火で一気に焼き上げ、職人の手で適度な厚みにカット。良質な素材を見極め、素早く丁寧に調理する技術を持った“肉のプロフェッショナル”だからこそできる、ワイルドなレアステーキ丼です。

マカデミアナッツの香ばしさとコクのあるミルクベースのソースが一体になった「ハワイアンパンケーキ」は、ギャング丼と双璧の人気メニューで、本場ハワイと同様のモッチリとした食感で食べごたえも抜群。 大き目サイズなので、シェアして食べるのもおすすめです。

かわい寿し

周囲を海に囲まれた周防大島だけに、海鮮料理は島の定番。「かわい寿し」はその中でもボリュームたっぷりの「海鮮ちらし」が人気のお店。その日の仕入れ状況により、旬でおいしい魚介をピックアップして贅沢に乗せた海鮮ちらしは食べ応えも十分です。

できるだけたくさんの魚種を確保するため、市場はもちろん、地元漁師からも直接仕入れ。店舗には大きな生け簀を備え、常に活きのいい新鮮な魚を確保しているそうです。にぎり鮨や刺身定食といった定番メニューのほか、季節ごとの旬の魚や、その日入荷した魚介を使った一品料理もおすすめです。要予約で、周防大島の地魚をふんだんに使った、鮮度ものよい、店主おすすめの会席料理も楽しめます。

土日祝日は混み合う日が多いため、あらかじめ電話予約しておくとよいでしょう。

ゆゑゆゑ

2022年8月にオープンしたホテル「セトノウツツ」1階にあるレストラン。目の前には片添ヶ浜のビーチと青い海が広がり、リゾート感たっぷりのテラス席や、天井までの大開口で、店内からも美しい風景を眺めることができます。

おすすめの「島ごぜん」は、周防大島で料理長自ら釣った鮮魚や、地元農家さんから仕入れた無農薬・有機栽培の野菜を贅沢に使用した副菜6種など、“島のご馳走”がたっぷり。赤貝にタイラギ貝、姫貝、アワビ、マダイ、ハマチ、サワラなどなど、天然ものを使用した「プレミアム海鮮丼」も人気です。

2023年3月からは、ビールで発酵させた衣をつけて揚げた「フィッシュフリットバーガー」や、 魚のアラから丁寧に取った出汁で炊き上げる「釜めしごぜん」1700円もメニューに登場。島の恵みを満喫してくださいね。

おすすめの絶景カフェ

Re:seto

片添ヶ浜のビーチ近くにあるカフェ。モダンな外観のお店の中に入ると、一転して、視界の先に青い海が広がります。海風が心地よいテラスに出れば、そこはもう南国リゾート。テラスからの絶景を眺めながら、のんびりメニューを味わえば、つい時間を忘れそうです。

カフェの人気メニューのひとつが、オーブンでじっくり焼き上げるドイツ風パンケーキ「ダッチベイビー」。外はサクッと、中はふわもち、スキレットに乗った生地のうえには、アイスやクリーム、フルーツなどをトッピング。季節ごとに限定メニューもあるそうです。

フードメニューのいちおしは、エビや貝がごろごろ乗って、魚介の旨味がたっぷり味わえる「パエリア」。サンドイッチやベーグルプレートなど、メニューのバリエーションも豊富です。

cafe Misaki

「cafe Misaki」は小高い丘の上に立つカフェで、芝生の庭にはアウトドアのカウチシート。海風を感じるテラス席もあって、瀬戸内海の美しい景色を一望できます。店内にはジャズやボサノバの心地よい音楽が流れ、気持ちもなんだかゆったり。島時間に身を委ねて、のんびり過ごしたいですね。

お店の看板メニューはカレー！島の魚介を使ったシーフードカレーやバターチキンカレー、エビ・貝などの魚介たっぷりのルーをオーブンでアツアツに仕上げた「海のお祭カレー」など、定番や季節メニューも含めて、常時7種類以上がそろっています。

カフェの人気メニューはハワイアンパンケーキ。生地から手作りで、パンケーキの上には季節のフルーツなどがた～っぷり。シングルからトリプルまで選べるので、カフェタイムにはしっかりと、食事の後にもちょっとだけ、幸せ気分なパンケーキを味わうことができます。

おすすめのお土産

KASAHARA HONEY

養蜂家が営むはちみつ専門店。色鮮やかに咲く花と花の間を元気に飛び回るミツバチたちが集めた蜂蜜を、何も手を加えず提供しています。採取場所や季節によっても、さまざまに変化するという奥深い蜂蜜を、食べ比べてみるのも楽しそう。季節のはちみつシロップの量り売りもうれしいですね。

里山と海を臨む高台にあるお店は、土日祝日のみ、蜂蜜をはじめ素材にこだわって作った、身体にやさしいドリンクやスイーツを提供するカフェとしても営業されています。

瀬戸内ジャムズガーデン

自家製手作りジャムと、自家製レモンリキュール「レモンチェッロ」の専門店。島の果物を使用して、年間180種類ものジャムを作っているそうです。店内には常時30～40種類の商品が並び、お土産選びにもぴったり。店内で行われているジャム作りの様子は見学可能なので、甘～い匂いに包まれながら、幸せ気分を味わってみて。

店内に併設のカフェは、瀬戸のしまなみを一望できるオープンテラス。カウンターに座って、海を眺めながらのんびりいただくスイーツは最高です。ガーデンカフェはペット同伴OKなのもうれしいですね。

5月中旬までは自家農園のいちごを使用した「いちごスイーツフェア」を開催中。そのほか、季節ごとにブルーベリーフェアなども予定されているそうです。

道の駅 サザンセトとうわ

周防大島の玄関口ともいえる「道の駅 サザンセトとうわ」。郷土料理レストランや、瀬戸内の魚介類を使ったフードコートがあるほか、「物産直売所」では地元の特産品や土産物を多く扱っています。 “瀬戸内のハワイ”のお土産にピッタリなアロハシャツやアロハTシャツ、柑橘類やその加工品、海の恵みの海産物・加工品などがそろっています。

道の駅では、毎月さまざまなイベントを開催。夏休み期間中の土曜日は、やさしいハワイの音楽にのせてダンサーの皆さんが優雅に踊る、「サタデーフラ」のデイステージをイベント広場で見ることができます。日曜日には朝市も開催されるので、近隣農家さんがつくった新鮮な野菜や果物など、掘り出し物をお土産にするのもいいかもしれませんね！

おすすめモデルコース

“瀬戸内のハワイ”リゾート気分満喫コース

周防大島の魅力を満喫できるおすすめコースを紹介します。

車で周防大島に入ったら、まずは干潮の時間帯を見計らって「真宮島」のエンジェルロードへ。目の前の道の駅サザンセトとうわでは、早めにお土産物に目星をつけておきましょう。

片添ヶ浜に移動したら、ビーチを歩いたり、遅めのランチで楽しんだりしてのんびり過ごします。その後は海沿いに点在するフォトスポットで、旅自慢の“映え”写真撮影を思う存分楽しみたいですね。

大島大橋
↓約25分
「真宮島」干潮に合わせて、エンジェルロードで恋愛成就祈願
↓歩いてすぐ
「道の駅サザンセトとうわ」周防大島のお土産をチェック
↓約4分
「片添ヶ浜海浜公園」パームツリーのあるビーチを散策
↓約1分
「ゆゑゆゑ」海を眺めながら遅めのランチ
↓約3分
「厳島神社」参拝後、SNS映えな写真を撮影
↓約7分
「星のビーチ」夕景の中、星のモニュメントで撮影
（所要時間はGoogleMapをもとに算出しています）

まとめ

“瀬戸内のハワイ”周防大島には、たくさんの印象的な風景と、おいしい食べ物、素敵なお店との出会いがいっぱい詰まっています。時間を忘れて海辺のカフェでのんびり過ごす、そんなリゾート気分いっぱいの時間をこの島で過ごしてみませんか？

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