ペットと一緒におでかけしよう!〜ドライブ編〜

ペットと一緒におでかけしよう!〜ドライブ編〜

愛犬を助手席に乗せてドライブ…、なんてシーンはドラマの中だけ。ケージにいれて安定させておくのが一番安心だし、酔いにくい。いかに快適に過ごさせてあげるかが、ドライブ旅行のキモなのだ!乗せるときは、安全運転を心がけて。

私がノウハウを伝授します!

斎藤明徳先生
獣医師
斎藤明徳先生
神奈川県川崎市・さいとう動物病院院長。愛犬・ゴンちゃんのオーナーでもある犬好き先生だ。「炎天下の連れ歩きは危険。夏場は特に熱中症に気をつけてあげてください」
倉持秀美さん
ベテランオーナー
倉持秀美さん
オーナー歴6年、年に2〜3度はわんこと旅行へ出かけるわんこ旅行のベテラン。「ひとりひとりがきちんとマナーを守れば、犬連れOKの施設ももっと増えるはずだと思います」

いよいよ出発。これで道中快適!ドライブ編

愛犬を助手席に乗せてドライブ…、なんてシーンはドラマの中だけ。ケージにいれて安定させておくのが一番安心だし、酔いにくい。いかに快適に過ごさせてあげるかが、ドライブ旅行のキモなのだ!乗せるときは、安全運転を心がけて

【出発までにしておくこと】

POINT1
食事は3時間以上前にすませておこう
「胃の中に食べものが残っていると車酔いしやすくなるので、ドライブの3時間前には食事をすませておきましょう。長時間休憩できないからといって、多めに与えるのは禁物。少なめか、多くてもいつもの量まででストップを」(斎藤先生)。水もいつも通りに与えていいが、おなかに水がたまると気持ちが悪くなりがちだ。ガブ飲みするわんこには控えめに、少量ずつ数回に分けて与えるのがコツ。
POINT2
トイレは車に乗る前にすませて
すっきりした気分で出かけたいのはペットも同じ。軽く散歩をさせてトイレをすませておきたい。ただし、いつもの距離で用を足さない場合は、無理強いせずに出発を。「犬は意外とガマン強いので、神経質になりすぎる必要はありません。その分、早めに休憩をとってあげてください」(斎藤先生)。

【運転中に気をつけること】

POINT3
車内の温度は涼しめに設定しておこう
「犬種にもよりますが、ほとんどの犬は、寒さよりも暑さに弱いものです。室温が上がりやすい夏場の場合、車内温度は20度前後を目安に調整してください。これなら人間も犬も快適に過ごせるはずです」(斎藤先生)。ここで注意したいのは、ペットの位置。いくら暑いのがニガテでも、冷風の直撃は絶対にNG。逆に、後部座席に乗せている場合などは、そこだけ風があたっていないなんてこともあるから気をつけて。温度計に頼らず、ときどき、ペットの位置から室温を確かめてあげよう。
POINT4
ドアや窓のロックはしっかりと
走行中もこまめに窓を開けて換気をしたいところだが、これはペットをケージに入れてあるか、窓に近づけない位置に固定してあることが大前提。そうでない場合は、飛び出し防止のためにも、窓の開けっ放しは控えたい。「ペットが車内を動きまわっているうちに、パワーウインドウのレバーを押してしまうこともあるので、ロックも忘れずに」(倉持さん)。
POINT5
ペットを乗せるときは安全運転を心がけて
人間より体が軽いわんこは、揺れや振動による負担も大きい。「急ハンドルや急ブレーキなど、車体が安定しない走行は、車酔いの原因になるので要注意。のんびり走行が基本です」(斎藤先生)。

【休憩するときに気をつけること】

POINT6
休憩は1〜2時間に1度を目安に
車酔いしやすいわんこに限らず、ドライブ好きなわんこだって、長時間車に揺られているのはしんどい。「こまめに休憩をとって、リフレッシュさせてあげることが大切。適度な水分補給と軽めの散歩で、気分もかなりスッキリするはずです」(斎藤先生)。このとき、車内の換気もしておくとグッド。
POINT7
車外に出るのは車内でリードをつけてから
ドアを開けた拍子に、ペットが飛び出してしまうことは少なくない。これが高速道路のパーキングなら危険度は倍増。事故にあっても、すぐに病院に連れていける保証はないし、ペットが原因でほかの車同士の事故を招いてしまったら、責任はもっと重大だ。「“ドアを開ける前にリードをつける“の約束事は、日頃から徹底しておくといいでしょう」(倉持さん)。
POINT8
車内に置き去りは思わぬ事故の原因にも
「店などに連れて入れないからといって、犬を車内に置き去りにするのは厳禁。停車中の車内はどんどん温度が上昇するため、わずかな時間でも熱中症になる恐れがあります」(斉藤先生)。また、首輪やリードが車内設備にひっかかって、思わぬ事故につながることも。やむを得ず車内で待たせる場合は、必ずだれかが一緒にいてあげよう。
POINT9
人の多いSAやPAではマナーを厳守!
ドライブインやサービスエリアの人ごみにペットを連れていくのは極力控えたい。抱っこしたまま売店内を歩いている人もいるが、これはマネしたくない代表的な例。公共の場には犬嫌いの人やアレルギーで犬が苦手という人もいることを、肝に銘じておこう。「最近は、わんこを自由に走らせることができるドッグランを併設しているドライブインもあります。外で休憩させたい場合は、そうした場所を利用するといいですよ」(倉持さん)。
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