日本の世界遺産
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左右対称にしつらえられた豪奢な建築が池の水面に映る様は、極楽浄土の風景を思わせる。平等院の「鳳凰堂」は平安時代後期に時の権力者、藤原頼通によって建立された。堂内に鎮座する金色の阿弥陀如来坐像の姿は圧巻。左右の壁にかけられた52体の菩薩像も1体1体異なるポーズや表情を見せ、いくら眺めても飽きることはない。JR宇治駅より徒歩約10分の立地で、境内には近年完成したモダンな「平等院ミュージアム鳳翔館」も。自然光や最新の展示施設を活かした館内で国宝群を鑑賞し、雅なミュージアムグッズをお土産にしてはいかが。
宇治川を挟んで平等院の対岸にある宇治上神社は、ひなびた風情で自然との調和が見事。本殿は平安時代後期に建てられたもので、現存する我が国最古の神社建築。周辺には「三室戸寺」や「源氏物語ミュージアム」など源氏物語ゆかりのスポットも多数。6〜9月には宇治川を舟で下りつつ鵜飼の観賞ができ、秋には「宇治川ライン」という道をドライブしながら眺める紅葉が見ものだ。平等院とともに巡るならぜひ、宇治川に浮かぶ「橘島」や「塔の島」に立ち寄りたい。島と岸を結ぶ朱塗りの橋の数々は、記念撮影の場にうってつけ。
伏見区の東南にある醍醐寺は、上醍醐と下醍醐に分かれている。下醍醐では「金堂」や「五重塔」といった国宝をはじめ、池に映る姿も美しい「大講堂」などが見どころ。「女人堂」を後に約60分山道を行くと、西国第十一番札所の「准胝堂」や「五大堂」が必見の上醍醐へ到着する。特別史跡・特別名勝の「三宝院庭園」や、国宝群を展示する「霊宝館」もお忘れなく。4月頃には境内に約1000本の桜が咲き乱れ、「豊太閤花見行列」が催される。1000基の灯篭や提灯が点される8月5日の「万灯会」、艶やかな紅葉が見頃の秋もぜひ訪れて。
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