れおんさんの福島県の旅行記
3泊4日 初の会津で景色、歴史、温泉、グルメを大満喫!
- 1日目2015年6月28日(日)
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15:00-16:00
午前中は所用のため、昼に自宅を出発。常磐道をひたすら北上、会津に行く前にまず寄ったのは鍾乳洞の「あぶくま洞」です。1キロ離れたところに入水鍾乳洞というのもありますが、そちらは自分でライトを照らしながらずぶ濡れになって先に進むというガチの洞窟探検になるらしいので、もっと気軽に40分程度で子供でも洞窟探検が楽しめるらしいこちらを選びました。なお入場の最終受付は営業終了時刻よりもずっと早いですので、注意してください。
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15:00-16:00
受付で入場料を支払い、通路を昇り降りしながら洞窟入口に突入します。中は照明が設置され道も整備されているので、安全に進めます。また見所にはスポットライトが当てられ、幻想的な雰囲気を醸し出しています。
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15:00-16:00
しばらく進むと洞内にまた受付があり、通常コースと別途200円が必要な探検コースのどちらに進むか聞かれたため、その場で200円を支払い探検コースに進みました。そこからは写真のとおり、急な昇り降りの階段や、腰をかがめたり横向きでないと通れないような道が続き、ちょっとした探検気分を味わいながら先に進みました。そしてそこを抜けると・・・
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15:00-16:00
たどり着いたのは異空間でした。写真では分かりにくいですが、高さもある広い空間にいくつもの鍾乳石があり、ここに着いた瞬間、思わず妻と一緒に「おおっ!」と声をあげてしまいました。ちなみにこの空間は通常コースからもたどり着けるようです。ここを抜けると出口は近く、洞窟探検を楽しんだ私たちは今夜の宿に向かいます。
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18:00-18:00
あぶくま洞から車で1時間半ほどかけてたどり着いたのは、会津若松駅近くにある今夜の宿「会津若松ワシントンホテル」です。ビジネスホテルだからもっとショボいかと思っていたのですが、入口やロビーなど結構立派なものでした。ここではダブルの部屋を予約していました。部屋は狭いですが、翌朝は早くに出発する予定で長時間くつろぐつもりもなかったので、気になりません。それどころか室内は清潔に保たれ、快適に過ごせました。
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19:00-20:00
夕食はホテルの10Fにある「ガスライト」でとります。夕朝食付きの宿泊プランを利用していたので、食事代は宿泊料金に含まれています。ありきたりのファミレスのような店を勝手にイメージしていたのですが、店内は高級ラウンジのような造りで、ウェイターさんも徹底した教育を受けているような丁寧できびきびとした対応でとても好感が持てました。
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19:00-20:00
食事内容も、これまた定食や弁当のようなものを勝手にイメージしていたのですが、出てきたのはステーキでした。私の焼き加減はレアです。これ以外にスープ、サラダ、ライス(またはパン)が付いた立派な夕食です。お肉も非常に柔らかくジューシーで、妻も「美味しい!」と絶賛していました。特に鉄板の右上に乗っているソースですが、オニオンとジンジャーがきいた和風ソースで、このソースだけでもご飯が進むくらい美味しかったです。ちなみに一緒にお酒も飲みたかったのですが、夕食後にも車で行くところがあったため諦めました(泣)
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20:00-21:00
その夕食後に向かったのがホタル鑑賞です。ホテルから車で20分くらいの町の外れで、田んぼの真ん中にある「ホタルの森公園」に行きました。初めてのホタル鑑賞で光の乱舞を期待していたのですが、その夜は気温が低くかったため、ホタルは5〜6匹くらいしか光っていませんでした(真っ暗で何も写らなかったので写真もありません)。ただ逆にどこでホタルが光っているかを必死に探し、見つけたら「あそこにいた〜!」と妻と二人で大はしゃぎ。これはこれで楽しかったです。ちなみにその場にいた施設の方の話では、日没1時間後くらいで蒸し暑い夜によく光るそうです。30分ほどホタル鑑賞改めホタル探し(笑)を楽しんだ後は、ホテルに戻り部屋で少しお酒を楽しんでから寝床につきました。
- 2日目2015年6月29日(月)
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08:00-09:00
翌朝は、昨夜と同じガスライトで朝食のバイキングをいただき、8時にはホテルを出発。向かったのはホテル前の大通りを車で数分走ったところにある「飯盛山」で、写真はその登り口です。両脇には土産物屋が並んでいます。私たちの他に客はいませんでしたが、いくつかのお店はすでに開いています。 ちなみに帰りにここの土産物屋を物色していると、店のおじさんに昆布茶と自家製の佃煮をごちそうになりました。
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08:00-09:00
飯盛山へは、この階段か右側に写っている有料のスロープで登ります。昨日の洞窟探検で少し筋肉痛になっていた運動不足の私は、迷わずスロープを使うことにしました。ちなみに会津若松市内のいくつかの店舗・施設で割引や粗品がもらえる「まるとくパンフレット」との引換券を印刷して持ってきていたので、ここの受付でそのパンフレットと引換してもらったうえ、スロープの利用料も少し安くなりました。そうしてスロープをグングン登っていきます。あ〜楽チン(だから運動不足になるんだよ)。
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08:00-09:00
2〜3分ほどで広場にたどり着きました。ここには「白虎隊十九士の墓」があります。写真に写っているパラソルの下でお線香が無人販売されていたので、そこで買ったお線香を墓に供えました(不謹慎に思われたので、墓の写真は撮っていません)。次はこのまま「白虎隊自刀の地」に向かいます。
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08:00-09:00
白虎隊士自刀の地は、広場から歩いて5分ほどのところの墓地の中にありました。ここも場所柄、不謹慎と思われましたので慰霊塔の写真は撮りませんでしたが、眺めがよかったので景色は撮りました。非常に小さくて分かりにくいですが、鶴ヶ城は写真真ん中の左寄りにある白いポールの後ろに写っています。最初はこの景色を見て妻と二人で「眺めがいいね〜」と言っていましたが、私たちの娘と同じ年頃の少年たちが同じこの景色を眺めながら壮絶な最期を迎えたことを想うと、私たち二人ともやるせない気持ちでいっぱいになり、妻はいつまでもここから離れようとしませんでした。
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09:00-10:00
今度は車でわずか1分ほどのところにある(運動不足になるから歩けってーの!)、白虎隊が出陣する際の本陣となった「旧滝沢本陣」に来ました。駐車場はこの写真の左側にあります。写真には写っていませんが、この建物の裏はここを管理している方の住宅のようで、そこで入場料を支払います。
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09:00-10:00
中は民俗資料館のようになっており、当時の生活ぶりが再現され様々な生活用品が展示されています。建物に入った瞬間、おばあちゃん家のような懐かしい香りがして、思わず囲炉裏の横で大の字に寝転がってしまいました。またこの奥にもいくつか部屋があり、広々ゆったりしています。そのうちの一室でとうとう妻も座り込んでしまったので、引きずって中を見学しました(夫婦そろって運動不足かよ)。
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09:00-10:00
とは言っても、ここは戦時の本陣。戦いの跡を示す刀瑕や鉄砲の弾痕が随所にあり、広々ゆったりしたこの建物ですが、実はここで本当に死闘があったんだということを物語っていました。
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10:00-11:00
次は旧滝沢本陣から車で20分くらいで、会津若松市の中心地から少し離れたところにある「会津藩校日新館」に訪れました。ここは江戸時代に開設された、日本で初めての民間の学問所です。 駐車場からは少し階段を登って入口に向かいます(筋肉痛がああああ)。たいした段数もないのに息が切れてしまいました(ダメだこいつは)。
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10:00-11:00
階段を登りきったところに、有名な「什(じゅう)の掟」が掲示されています。“年長者の言ふことに背いてはなりませぬ”。自宅に帰って娘に聞かせたら「うるさい」と背かれました(泣)この後は入口の受付でまるとくバンフレットを見せ、入場料を割引してもらって中に入りました。
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10:00-11:00
中は少年たちが学ぶ姿や学問所での過ごし方などが、実物大の人形で再現されています。ちなみに人形は、生徒も先生も美男子揃いです。たいていそういう人形だと写真のような日本的なシーンに違和感を感じるのですが、それを感じなかったのは日本人と思えるように瞳が黒くなっていたからかも知れません(そんな細かいことはどうでもいいと思う)。
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10:00-11:00
館内は結構見ごたえがあり、出口まで1時間かかりました。写真は、出口直前にある急な階段を登った天文台から撮った日新館の全景です。筋肉痛だという私だけを登らせ、下から「そこにベンチがあったら教えて〜」とのたまう妻に、「ベンチあるよ〜」とウソの報告をして同じく階段を登らせてやろうかと思いましたが、昼食抜きにされたら困るのでやめておきました。
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11:00-12:00
日新館から車で20分ほど、再び会津若松市内の中心地に戻り訪れたのは「七日町通り」。街中には写真のような風格のある造りのお店や、大正浪漫を感じる洋風モダンな建物がたくさんあります。私たちは大東銀行会津支店すぐ近くの有料駐車場に駐車しましたが、少し離れたところには無料の駐車場もあるようです。
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11:00-12:00
今回の会津旅行で私が心惹かれていたのは、この「昭和なつかし館」です。昭和の香りがプンプンする、どころか激臭がする(くさいという意味ではないですよ)店内は、1階が懐かしの雑貨や骨董品の販売、2階が博物館になっています。
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11:00-12:00
店内で入場料を支払い、またまた急なギシギシときしむ階段を昇って2階に行きます(ああ筋肉つry)。ちなみに、ここもまるとくパンフレットで入場料が少し安くなりました。お店の方も「好きなだけ写真撮って行ってね〜」と見送ってくれました。
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11:00-12:00
階段を昇りきった目の前には、昭和の時代の小さな寿司屋のカウンターが再現されています。これを見た瞬間、いきなりテンションMAX。中に入って椅子に座り、目の前に置いてある寿司に手を伸ばし、酔っ払いおやじの気分を味わいました(お前もおやじだろ)。
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11:00-12:00
そんなに広くはない店内には昭和の風景がぎっしり詰め込まれていて、細部のひとつひとつをじっくり見続けてもまったく飽きません。昭和大好きの私にとっては天国のような空間です。
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11:00-12:00
一般家庭の日常的だった夕食シーンです。テレビには白黒のアニメが放映されていました。丸いちゃぶ台に質素な夕飯、誰も弾けないのになぜか家にあったギター。座敷にあがることもでき、懐かしい色んな生活用品を手に持って眺めていました。
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12:00-13:00
まだまだ見たかった昭和なつかし館に後ろ髪を引かれつつも、お腹が空いたので昭和なつかし館から歩いて5分ほどのところにある「満田屋」に来ました。郷土色豊かな味噌や油などの調味料、漬物を販売しているお店ですが、奥は食事処になっており田楽料理が食べられます。お店は少し混んでいましたが、待つことなく着席できました。
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12:00-13:00
店内には囲炉裏が2つあり、そこでお店の方が焼いた田楽をアツアツ出来立てのまま素早く目の前に運んでくれます。色々な種類の田楽がありましたが、今夜の夕食のことを考え少しセーブするため、二人でみそ田楽コースを一人前だけ注文しました。
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12:00-13:00
取り皿と一緒にお店のお姉さんが最初に運 んでくれたのは、アツアツのこんにゃくが2丁。写真では分かりませんが、この2丁は塗られている味噌が違います。ひとつは甘味噌、もうひとつは柚子味噌です。特に柚子味噌は、味噌の甘みと柚子のさわやかな風味が口の中に広がり、とっても美味です。
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12:00-13:00
ほどなく次が来ました。上がとうふ生揚、下がおもちです。とうふ生揚は山椒味噌が塗られ香ばしく焼かれていて、表面のカリっ、中のフワっとした食感が同時に楽しめます。おもちは子供の頃に夢中で食べた、甘い味噌が塗られた懐かしい味です。
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12:00-13:00
次に来たのは、上がしんごろう、下が里芋です。しんごろうとは、ご飯を半つぶしにしヘラに付けて焼いた会津の郷土料理で、見た目は五平餅のようですが、五平餅のようにモチモチしていなくて、米粒の柔らかな食感が特徴で、その中に米本来の甘味が残っていて大変美味しいです。里芋も中の繊維質は完全にほぐれ、ホクホクと柔らかく里芋の自然な甘さと味噌の甘さが非常によく合います。
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12:00-13:00
最後に来たのは身欠きにしんです。にしんを使った料理もこちらの郷土料理です。身は肉厚ですが、口に入れるとフワっと柔らかく、まるで鰻の蒲焼きのようです。また炭火でじっくり焼かれているためか小骨が口に触らず、まさに鰻の蒲焼きです。それどころか程よい脂の乗り加減と、塗られた山椒味噌の香ばしさもあり、もしかするとこっちの方が美味しいかも知れません。 囲炉裏の近くで出来立ての田楽をいただき身も心も大満足した私たちは、店を後にして次に向かいました。
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13:00-14:00
次に訪れたのは、七日町通りから車で10分ほどの会津若松の名所「鶴ヶ城」です。飯盛山から見たときは豆粒みたいにちっちゃくて何だかよく分かりませんでしたが、近くで見ると立派な城構えです。入場料を支払って城の中に入りました。
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13:00-14:00
城内は基本的に撮影禁止だったためほとんど写真は撮れませんでしたが、天守閣は撮影可能だったため、四方の雄大な景色を全て撮りました。写真はその内の1枚で、方角は・・・・・忘れました(汗) この後は長い廊下を通り外に出た後、売店でソフトクリームを食べて今夜の宿に向かいます。
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15:00-15:00
鶴ヶ城から車で20分くらい走り、東山温泉にある今夜の宿「くつろぎ宿 千代滝」に到着しました。この宿でよく見かける外観写真は夜の玄関なので、実際に昼間に見てみないとどんな宿か分かりませんでしたが、この写真を見てのとおり大変綺麗な宿です。玄関口に車を付けると中から宿の方が出て来られて、あたたかくお出迎えしていただきました。
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15:00-15:00
中に入ると、ゆったりとしたおしゃれなロビーがあります。これを見ただけで、「この宿にして良かった!」と思えます。ちなみに、ここはじゃらんでかなりの高評価です。私はフロントでチェックインをしている間、妻は写真右手のソファーでのんびりくつろいでいました。
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15:00-16:00
素朴な優しくてかわいらしい仲居さんに案内されたのは、黒い柱が印象的な、全体的に朱色に彩られた10畳ほどの和室です。高い格式を感じさせますが、いざ座って足を伸ばしてみると、落ち着きと癒しを感じる趣のある部屋です。 私たちは少し休んでから、先に姉妹宿の風呂へ行くことにしました。
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16:00-17:00
この宿には歩いて7分ほどのところに姉妹宿があり、それぞれの宿泊者は、お互いの宿を無料で入浴することが出来ます。私たちは宿で借りた下駄をカランコロンと鳴らしながら、坂道や小さな温泉街を姉妹宿に向かって歩きました(写真は降りてきた坂道を下から撮ったものです。)
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16:00-17:00
と、その途中で足湯処を見つけたので、少し立ち寄ることにします。最初は少し熱かったですが、すぐに熱さにも慣れ気持ちよく足湯を楽しむことが出来ました。
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16:00-17:00
さて、たどり着いたのは姉妹宿「くつろぎ宿 新滝」です。千代滝が落ち着いた雰囲気で趣のある宿とすれば、こちらは明るい雰囲気で高級感のある宿です。宿の入口で「千代滝から来ました」と伝えると、従業員の方が館内で風呂までの行き方を丁寧に説明いただき、ゆっくりと湯船につかりながら日ごろの疲れを癒しました。その後は千代滝に戻り、そこでもまた風呂につかりました。 ちなみに風呂の数は、千代滝より新滝の方が少し多いです。なお新滝の売りは渓流の見える風呂と二つの露天風呂ですが、私は千代滝の絶景展望露天風呂の方が好みです。
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18:00-19:00
風呂に入った後は部屋に戻って少し休んだら、お待ちかねの夕食です。こちらのダイニング「鶴城」でいただきます。全体的に黒を基調とした落ち着いた雰囲気です。
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18:00-19:00
今夜は会津の創作郷土料理会席をいただきます。案内された席に着くと、先付や前菜などのいくつかの料理はすでに用意されています。食前酒は少し甘みがかった、すっきりした後味の日本酒でした(銘柄は忘れちゃいました)。
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18:00-19:00
先付は「季節の野菜の揚げ浸し」です。茄子、ズッキーニなど、軽く素揚げされた夏野菜がさっぱりとした酢出汁に浸っています。あっさりとした味付けなのですが、夏野菜そのものの味は濃く美味です。
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18:00-19:00
前菜(八寸七点盛り)です。右端は郷土料理の「ニシンの酢漬け」、小さな小鉢は「唐辛子の辛味が利いたイカの醤油漬け」、白い扇形は「クリームチーズ」、左端は「サーモンか鱒の手まり寿司」です。私は会席料理の中でも八寸が大好きで、八寸だけでお腹いっぱいに食べてみたいものです。八寸50点盛りとか(美的センス無し)。 イカはご飯に合いそうだったので、最後の食事まで取っておくことにしました。
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18:00-19:00
造里は「生トロ湯葉刺し」です。湯葉刺しは何枚かを重ねてあり、口当たりの良い適度な食感を楽しめました。何も付けずこのまま食べても大豆のふんわりとした甘みが感じられますが、少しだけ岩塩を付けるとさらにその甘みが増し美味しかったです。
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18:00-19:00
こちらは「旬の生野菜」です。添えられたとうふのディップを付けながらいただきます。野菜の味をストレートに味わえる品です。
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18:00-19:00
こちらは別注の「馬刺し」です。真ん中にあるにんにく味噌と一緒にいただきます。食感はとても柔らかく上質な赤身で、牛肉と食べ比べると牛肉の方がクセがあるように感じられるくらい、この馬刺しにはクセやくさみが全くありませんでした。さらににんにく味噌を付けると・・・・・・ダメです、ムリです、もう限界です。我慢できません。
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18:00-19:00
ということで、日本酒を頼みました。会津の酒造で造られた純米吟醸生酒「風が吹く」です。生酒とは、殺菌のための火入れ(加熱処理)をしていない日本酒のことで、フルーティーながらも力強い味わいが特徴です。また殺菌をしないため保存や流通が難しく、造られた地元以外にはあまり出荷されないそうです。よって生酒を存分に楽しめるのは、まさにたくさんの酒造がある会津のようなところに来た時の醍醐味です。
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18:00-19:00
にんにく味噌をつけた馬刺しを口に放り込み存分に赤身の旨味を味わった後は、生酒をグビっと飲み口の中をリセットして、今度は透明感を持ちつつも力強い生酒の後味を味わう。生酒、馬刺し、生酒、馬刺し・・・・ヤバイです、止まりません。
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18:00-19:00
冷鉢は「粒蕎麦ジュレ」です。さっぱりとした蕎麦つゆのジュレの下に、湯通しした蕎麦の実が敷かれています。両方を一度に口に入れると、まるで蕎麦をすすっているような柔らかな蕎麦の香りが鼻を抜け、蕎麦つゆの旨みが舌を撫でていきます。
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18:00-19:00
焼魚は「銀鱈の二年味噌焼き」です。脂の乗った身には、味噌の濃い味がよく合います。なんで銀鱈ってこんなに美味しいんでしょうね。こちらもお酒が進む逸品です。銀鱈、生酒、銀鱈、生さry(もうええっちゅうの)
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18:00-19:00
平椀は、有名な会津の郷土料理「こづゆ」です。帆立の貝柱の戻し汁で山菜や野菜、豆麩などを煮込み、日本酒や醤油であっさりと味付けされています。飲めば飲むほど、食べれば食べるほど貝柱のうまみが口に広がり、美味しかったです。
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18:00-19:00
「国産牛の陶板焼き」です。A5ランク肉のようなサシはあまり入っていませんが、むしろこれくらいのほうが肉の旨味を味わえます。
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18:00-19:00
熱した陶板に肉と野菜を乗せジュージューと焼きます。妻はしっかりと火が通った肉を好みますが、私はレア気味の肉が好きです。表面を軽く焦げ目が付く程度にあぶったら、添えられた味噌だれに付けていただきます。噛むと中からジュンジュワーと肉汁があふれ、甘めの味噌だれが口の中で一緒になり最高の味になります。
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18:00-19:00
「地野菜の漬物」、汁物は「会津田舎汁」、食事(ご飯)は「会津産コシヒカリ」です。前菜で残しておいたピリ辛のイカの醤油漬けもいただきます。やっぱり会席の最後のご飯はおいしい!漬物やイカの醤油漬けといった少しのおかずでご飯をグイグイと飲み込みます。会津田舎汁にはみょうがが入っていて、会席最後の食事をさっぱりと締めくくってくれる、いいアクセントになっています。この後はデザートで「トマトのピューレ、羊羹、メロン」をいただきました。ここの宿の料理は評価が高くかなり期待していましたが、その期待を裏切らない大変美味しい夕食でした。この後は、酔いを覚ましてから再び会津の夜景を見渡す展望絶景露天風呂にたっぷり浸かり、部屋に戻ってからはお酒をたしなみながら心地よい気分で眠りにつきました。
- 3日目2015年6月30日(火)
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07:00-08:00
早朝に朝風呂に入り昨夜とはまた違う朝の絶景を楽しんだ後は、昨日と同じダイニングでバイキングの朝食をいただきます。どうも朝食のバイキングはいつも同じものに目がいってしまいがちで、今朝も大好きな温泉卵と玉子焼きをたくさん取ってしまいました(写真の後にもたくさんたべています)。ただここで食べ過ぎてしまうと、今日の昼食、夕食が食べられなくなってしまうので、ご飯のお代わりは1回だけに留めました。 本日も盛りだくさんの観光地めぐりなので、朝食の後は身支度をして、8時半前には宿をあとにしました。
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08:00-10:00
本日最初に来たのは東山温泉のすぐ近く、千代滝から車で5分もかからない「会津武家屋敷」です。8時半に到着したと同時に開園し、入口で太鼓がドドンと鳴らされていました。入口でまるとくパンフレットを見せ、入場料を割引いてもらい中に入ります。
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08:00-10:00
こちらの建物は会津藩の家老を代々務めた西郷家のとても大きなお屋敷で、屋敷の周りを巡りながら当時の生活ぶりや調度品を見ることができます(屋敷の中には上がれませんのでご注意ください)。間取りは26LLLDKくらいありました(意味わからん)。私も妻もこのような昔の家屋や調度品を見るのが大好きです。ただし見るポイントが違います。私の口から出る感想は「へえ、こんな風に使うんだ」「なるほど、だからこういう造りなんだ」、妻の場合は「これ、重くて私には運べないな」「この部屋、トイレが遠い」。お互い捉え方は違いますが、それぞれの楽しみ方で敷地内を巡りました。
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08:00-10:00
中にはこの家族の日常のシーンが生き生きと再現されていて、見るたびに親近感とこの子供たちへの愛着が沸いてきます。しかし・・・・・。 ここも見どころのあるスポットで、全部巡るのに1時間かかりました。最後は出口の土産物屋で職場や娘のお土産を購入し、次に向かいました。
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11:00-13:00
会津武家屋敷から車で1時間ほどかけて来たのは、今回、妻がどうしても行きたいと駄々をこねたために会津旅行が決まるきっかけとなった「大内宿」です。駐車料金は帰りに支払います。 今から考えると、妻がここに行きたいと駄々をこねたおかげで会津の素晴らしさを大満喫することが出来たので、妻には感謝です。もちろん妻には言いません、駄々こねまくるようになるから(笑)
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11:00-13:00
駐車場を抜け、大内宿入口からゆるやかな曲線の道をのんびりと歩いていくと、そこには茅葺屋根の家屋が両脇にならんだ、なんとも風情のある街並みがありました。それらの家屋では会津郷土の工芸品や物品、飲食を提供しています。こういう街並みが大好きな私たちは、見ただけで腰が抜けそうで、もうメロメロです。
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11:00-13:00
大内宿といえばこれ、というくらいよく見る構図の風景です。大内宿一番奥の高台からの眺めです。私も同じように写真を撮りましたが、やっぱり実際に自分の目で見ると喜びと感動もひとしおです。しばらくこの景色を眺めていました。 そろそろお腹も空いたので、昼食をとることにします。
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11:00-13:00
大内宿と言えばねぎを箸代わりにして食べる蕎麦が有名ですが、あえてそこは外してこちらの「山本屋」にします。大内宿街道の真ん中あたりに位置しています。他にも食べ物屋はたくさんあったのですが、なぜここにしたかと言うと写真にあるとおり妻がくるみそばに興味を持ったことと、もう一つは・・・
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11:00-13:00
店先にあったこの炭火焼です。結局この炭火で焼かれている餅や川魚、だんごは食べていませんが、とにかくこの炭火焼から漂う香ばしい匂い、それに店構えや従業員の方の雰囲気がとても良かったのでこちらのお店に決めました。
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11:00-13:00
入口で靴を脱いで上がると、思わず「ただいま〜」と言ってしまいそうな懐かしくもほっこりする雰囲気の屋内です。テーブルがたくさんあるので、おばあちゃん家で近所親戚の人たちが大勢集まる祝い事のときを思い出します。 店内は風通しがよくて涼しく、私は温かい蕎麦を食べたのですが一滴の汗も掻きませんでした。
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11:00-13:00
どれも美味しそうなメニューでしたが、最終的に私が選んだのはこちらの温かい「栃もちあられそば」です。 まずはおつゆをすすります・・・・おお、うまい!味付けは少し抑え目ですが、出汁の味がしっかり出ています。むしろこれだけ良い出汁が出てるなら、味付けはこのように少し抑え目なのが良いですね。 次に蕎麦を一口・・・うは!うま〜い!蕎麦の風味が強すぎず弱すぎず、このおつゆにぴったりです。歯ごたえもしっかりしています。 そして栃もちあられを・・・・ああああ、美味すぎて理性が崩れていくのがわかる・・・ 砕いたあられを素朴な風味の栃もちにまぶして揚げています。口に入れると衣に吸われた出汁がにじみ出てきます。そこに少しやわらかくなったあられのサクッ、中のもちっとした食感が加わる感動の逸品です。これは本当に美味かった。
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11:00-13:00
妻はもちろん「くるみもりそば」を頼みました。一見普通のもりそばで、そばつゆに付けていただきますが、写真右上にあるようにすり下ろしたくるみが付いていて、これをそばつゆに溶いていただきます。「美味しそう」を連発していた妻が、まずはくるみを入れずに蕎麦を一口すすりました・・・・ 「辛っ」 えっ??どういうこと??? 「わさび溶かすの忘れてた」 どうやら最初に入れたわさびを溶き忘れたため、わさびの塊を食べてしまったようです(あほか) 次はくるみを溶いてから蕎麦をすすりました。 「うわ、美味しい!」 私も一口いただきました。食べた瞬間、蕎麦の風味がふわっと感じられ、その後にくるみのほのかな甘みがやってきます。蕎麦とくるみがこんなに合うものとは知りませんでした。これも絶品です。 観光地の飲食店は高くて味はいまいち、という私の固定観念を見事に粉砕してくれた名店でした。
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11:00-13:00
大内宿の中にある「大内宿町並み展示館」に来ました。中は博物館のようになっています。入場料を支払い中に入りました。
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11:00-13:00
建物に入った瞬間、なんだかちょっと煙たいです。中に進むと囲炉裏がありました。こういう郷土色のある博物館にはよく囲炉裏がありますが、たいていは飾りのようなもので使ってはいません。でもここの囲炉裏は本気で薪を炊いていて、とてもいい香りがします。煙がもくもくとあがり、建物中に煙が行き渡っています。おそらく演出というよりも、茅葺の保存(乾燥と防虫など)のために炊いているようです。ここでもまた大の字に寝転がってしましいました。 他にこの囲炉裏のような生活空間を再現しているシーンもあれば、宿場の外観を模したセットもあります。 妻の念願だった大内宿を心行くまで堪能した私たちは、次に向かうことにしました。
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13:00-14:00
大内宿から車で20分かけて「塔のへつり」にやって来ました。“へつり”とは、会津の方言で断崖絶壁を意味するそうです。こちらは無料で鑑賞できます。
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13:00-14:00
ゆるやかな階段を下っていくと、吊り橋が見えました。その先を見てみると・・・絶壁の狭い場所を人がへばりつくように歩いています。思わず私は、 「まるで“塔のへばり”やな」 この日の気温は28度と少し暑かったのですが、なぜかこの瞬間、寒々とした空気が夫婦の間に漂いました(泣)吊り橋を渡って絶壁に行きましたが、足場はあまり広くなく、足を滑らせば間違いなく川にダイブですので注意してください。
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14:00-15:00
塔のへばり、じゃなくへつりから車で10分くらいかけて「湯野上温泉駅」にやって来ました。ローカル線の会津鉄道の駅なのですが、ここは非常に珍しい茅葺屋根のある駅舎です。大内宿の一角にあってもおかしくない構えです。 中にはこじんまりした休憩所と囲炉裏がありました。今は誰もいませんが、列車の発着時には賑わうことでしょう。茅葺屋根の建物の特徴ですが、外は暑くても中はひんやりと涼しいです。もちろん冷房装置などはありません。
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14:00-15:00
駅舎の横には足湯が併設されていました。昨日、今日とかなり歩きましたので、縁に腰掛けて疲れた足をのんびり癒しました。あ〜気持ちいい〜。 そのうちだんだん足湯や駅付近に人が増えてき、しばらくすると列車がやって来ました。単編成の気動車です。旅行はいつも車なので、私も一回でいいから列車で旅をしてみたいです・・・。 ディーゼルエンジンのうなり声を上げ走り去る列車を見送ってから、いよいよ今夜の宿に向かうことにしました。
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14:00-15:00
湯野上温泉駅から車で15分、今回の旅行で私がもっとも楽しみにしていた今夜の宿、芦ノ牧温泉「丸峰観光ホテル」に到着です。HPの外観写真では玄関に杉玉が写ってましたが、今回はハゲ玉になっています。にもかかわらず、玄関に風格と高級感が溢れています。ハゲ玉すらもひとつのオブジェのように見えます。
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14:00-15:00
玄関を抜けロビーに入りました。ひ、広い・・・&ゴージャス。二人で感嘆の声をあげながら、その豪華さと優雅さに驚きロビーにたたずんでいると、私たちを見つけたフロントの男性が飛んできて「到着されたのに気づきませんで申し訳ありませんでした」と平謝り。どうやら駐車場に車を停めた時点で出迎えし、中まで荷物を運んでくれるつもりだったようです。でも気づかなくて当たり前です。チェックインは15時からなのに、私たちが着いたのは14時半で早過ぎます。それに自分の荷物は自分で運ぶ(さらに妻の荷物まで私が運ぶ)ことに慣れているので、こちらの方が恐縮してしまいます。 でもこの時点で、このホテルが間違いなく今回の旅行の最高の締めくくりになることを確信しました。 また写真には写っていませんが、このロビーラウンジ右側の大きなガラス越しに池があり、そこに鯉が何匹も泳いでいます。私がフロントでチェックインしている間、妻はその鯉をずっと立って眺めています。チェックインが済んだ私も見てみましたが、大きいんです。すごく立派です。その辺の公園でエサやりしたら寄って来る鯉とはレベルが違います。 思わず口から出た言葉が「高いなあ〜」・・・意味が分かりません。 ここでお茶をいただいたあと、和服が似合う超美人の仲居さんに連れられ今夜の部屋に向かいます。
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14:00-15:00
廊下ひとつとってもこの優雅さです。それに館内には至るところに花が生けられており、花が好きな妻はその度に立ち止まってしまうので、一向に先に進みません。それでも、仲居さんはそんな私たちに笑顔で付き合い一緒に会話してくれます。さすが「プロが選ぶ日本のホテル旅館100選」に選ばれただけのことはあります。建物や内観だけでなく、従業員の方まで一流です。 でも先に言っておきます。ここは平日だと1泊2日の2名計で2万円以内から泊まれます。宿泊料金の数倍の満足感が得られると思います。
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15:00-16:00
その廊下を突き当たったところには、圧巻のミニチュアがあります。1,000体以上の紙人形で会津地方の様々な行事や出来事を再現しています。紙人形ひとつひとつに動きがあり、「この人は何をしてるんだろう」というぐあいに観察すると何時間でも見ていられます。思わず仲居さんに「ここに僕の布団を敷いてください」と頼んでしまいました。
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15:00-16:00
という冗談はそこまでにして、私たちのお部屋に着きました。モダンな和洋室で40平米ある落ち着いた雰囲気です。奥の座敷は掘りごたつになっています(もちろん時期的にこたつそのものはありません)。そしてさらに奥の大きな窓ガラスからは、目にやさしい木々の緑が見えます。 また写真には写っていませんが、ツインベッドの前には畳一枚分はあろうかという大きな液晶テレビが掛かっています。こんなに大きい画面でテレビを見るのは初めてです。 そして私が今回の旅行でこの宿のこの部屋に決めた最大の決め手は・・・
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15:00-16:00
こちらの客室露天風呂です。目の前をさえぎるものがなく自然の絶景を眺めることができ、好きな時に好きなだけ入れる自分たちだけの源泉かけ流しのお風呂。ずっと憧れていました。もちろん今までも露天風呂付き客室には泊まったことはありますが、眺望がない(柵で囲われてる)ところばかり。また絶景が眺められるところを見つけても、高すぎて泊まれなかったり・・・。そういう意味で、この部屋は完璧でした。 ただ、じゃらんやHPの写真で見た限りでは、どうしても判別が付かず実際に来てみないと分からなかったのは、湯船の大きさでした。じゃらんやHPで見た湯船の写真は、私が撮ったこの写真と全く同じで、見方によっては小さく見えます。でも実際は・・・・
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翌朝に妻が入浴している写真です。比較するものがあるとよく分かると思いますが、デカイです。立派です。大人4人が足を伸ばしてもゆったりと入れる大きさです。実際に湯船に浸かり足を伸ばしても、爪先が縁に届きません。もうね、感動しました。本当にここにして良かった。 そしてこの宿・この部屋の全てに驚愕と感動しっぱなしの妻が、しきりに「お金大丈夫なの?」とものすごい不安そうな顔で何度も聞いてきます。大丈夫なわけありません、明日の早朝にこのテラスからスタコラ逃げ・・・って、んなわけないです。大丈夫なんです。宝くじに当たったわけでもありません。平日料金で1泊2日の2名計で36,000円、これだけでもかなり安いのですが、今回は福島県のふるさとクーポンを入手出来たのでさらに1万円引きとなり、計26,000円の破格値です。 うれしくて涙が出そうです。
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15:00-16:00
さていっぱい書き込み過ぎて字数制限にも引っ掛かかるので、ちょっと館内を散策します。客室露天風呂にゆったり浸かるのは後の楽しみにするとして、先にこの宿の大浴場に入りに行くついでにお土産屋へ寄ることにします。 それがこの写真なのですが、はっきり言ってこれもデカイです。普通、宿にあるお土産屋って隅の方にちょろっとあるものだと思うんですが、ここはかなりの大きさで品揃えも豊富です。お土産屋の専門店よりも立派です。色々と物色しながら、ここで買えばよかった、と後悔しつつ大浴場に向かいます。
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16:00-17:00
大浴場に入ったところ、誰もいなかったので写真を撮っちゃいました。これもデカイです。正直、自分の目がおかしいのかと思えます。写真だとピンとこないかも知れませんが、25メートルプール位の大きさです。もちろんいい年こいてバシャバシャ泳いだり、潜水艦ごっこ(よい子のみんなは何か知らなくてよし)しましたよ、ハイ。 他にもこの宿には露天風呂と檜風呂があり、全て行きましたがどれも大変良かったです。その後は部屋に戻り、夕食の時間まで客室露天風呂にずーっと入りっぱなしでした。
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18:00-19:00
さてお待ちかねの夕食です。こちらの「胡蝶」の個室でいただきます。写真には写っていませんが、この個室の前には立派な花が大きな鉢に生けてあり、またもや妻が石像のように動かなくなってしまいました。でもさすがにお腹が空いていたのか、私が耳元で「ご飯だよ」と囁くと、ハッと我に返ったようで、ようやく個室に入ることが出来ました。ここからは小さな中庭が見えるようになっていて、中に入ると思わず二人で歓声を上げてしまいました。こんな風情ある景色を眺めながら食事が出来るなんて、夢のようです。
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18:00-19:00
さてテーブルには、既に先付や旬菜などが並んでいます。もちろん温かい料理は後から運ばれて来ます。食前酒は梅酒です。 私たちが一皿一皿に嘆声を上げていると、仲居さんがそれぞれの素材や調理法を丁寧に説明してくれます。ここの宿の仲居さんはみんな優しくて丁寧でかわいらしくて、ほんと家に連れて帰ろうかと思いました(おいっ)
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18:00-19:00
まずは先付「ニシンの焼き浸し」です。焼いたニシンを、少し酸味の利いた出汁に浸してあります。脂の乗ったニシンが、このお酢のおかげでさっぱりあっさり食べられます。 これぞ先付の力ですね、これを食べた後は、食べる前よりもお腹が空いてきました。
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18:00-19:00
旬菜は見た目も鮮やかに、可愛らしい品々が並んでいます。特にすごかったのが、沢ガニとトウモロコシ。沢ガニは素揚げしてあり、丸ごと口に入れ噛んだ瞬間、中からカニのエキスが飛び出し、こんなにも小さいのに正にカニを目一杯食べてるような錯覚に陥ります。 トウモロコシは、一見すると焼いたものをただ切っただけのように見えますが、これ芯の部分がトウモロコシのムースなんです。つまり焼いたトウモロコシの実を外し、ムースの上に綺麗に並び直しているんです。これは手が込んでいるうえ大変に美味です。
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18:00-19:00
冷鉢は胡麻豆腐と玉子豆腐の「二色豆腐」です。それぞれを別々に食べても美味しいですが、二つをいっぺんに食べるとこれまた美味しいです。
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18:00-19:00
鍋は「海鮮昆布鍋」です。昆布が入った出汁でホタテや海老などの魚介類を煮込んでありますが、この出汁が美味しい。主役は魚介類じゃなく、魚介類から旨みが染み出したこの出汁のような気がします。
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18:00-19:00
進肴は「海老と夏野菜のアボカド添え」です。ボイルした海老と夏野菜を、アボカドのムースに付けていただきます。
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18:00-19:00
ここで私の相棒がやって来ました。宿の名前が付いた日本酒「丸峰」で、喜多方市の酒造に頼んで作ってもらってるそうです。 まずはご挨拶の一口を・・・ふ〜っ、やっぱり私にはお前が必要だよ。
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18:00-19:00
洋皿の「牛のたたき」は、赤身肉を使ったさっぱりといただける一品です。添えられたもみじおろしやさらし玉ねぎと一緒に食べると、より肉の旨みが引き立ちます。
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18:00-19:00
焼肴の「鮎の塩焼き」がアツアツで運ばれてきました。綺麗に立った鮎を、手づかみでガブリといきます。身の甘さと肝の苦味が一緒になると、もうたまりません。頭と骨と尾びれ以外は、綺麗にいただきました。
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18:00-19:00
強肴の「ロブスター黄金焼き」には、マヨネーズに卵黄を溶いたソースが塗ってあります。身はホロリとはがれ、ぷりっぷりの食感です。もっと食べたい逸品です。
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18:00-19:00
揚物の「海老真蒸と山芋磯辺揚げ」もアツアツで運ばれて来ました。海老真蒸はフワっとした食感が心地よく、山芋磯辺揚げは海苔が良いアクセントになっています。
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18:00-19:00
三種の漬物に、汁物は「田舎味噌仕立」、食事は「蒸籠ご飯」です。蒸籠ご飯にはもち米が使われており、モチモチした食感に強めの甘みが印象的です。この後は水菓子として「黒豆羹、巨峰、スイカ」をいただきました。黒豆羹はツルンとした食感に黒豆の淡い甘さが加わり、最高にふさわしい締めくくりでした。お腹いっぱいになった私たちは、今夜の食事に心の底から満足し部屋に戻りました。
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19:00-23:00
さて部屋に戻り、後は風呂三昧です。妻はまた館内の大浴場にも入ったりしていましたが、私は何かに取りつかれたようにずっと客室露天風呂に入り浸りです。だっち気持ちいいんだもん。 湯船に浸かり縁にもたれかかって、渓流の音を聞き、景色を眺め続ける。暑くなりのぼせそうになったら、湯船の横のテラスでゆっくりと熱を冷まし、少し体が冷えてきたら再び湯船にチャポン。これの繰り返し。やめられない、止まらない。 それから湯船にお酒なんか浮かべちゃってみました。もうね、天国ですよ、ここは(飲酒しながらの入浴には注意してください、ほんとに天国へ行っちゃうことになるかも知れません)。
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19:00-23:00
それから私が客室露天風呂に入り浸った理由がもう一つ、ご覧の景色です。単に木々がライトアップされているだけです。だけなんですが、これがすごく良かったんです。 このライト、よく見ると緑がかっていて、木々が色鮮やかに照らされています。これだけでも綺麗なのですが・・・ 「あっホタル!」 いくつもの緑の光が飛び交っています。いや、ホタルじゃなく普通の小虫かも知れません。小虫に緑のライトが当たって、緑に光ってるだけかも知れません。ただどちらにしても、初日に見られなかった光が乱舞する幻想的なこの風景を、露天風呂に入りながら眺められるなんて・・・。嬉しくて涙が出そうになりました。 22時半にはそのライトも消え景色は暗やみ包まれましたが、目を凝らすと渓流の白い波しぶきは見えます。私はその景色とせせらぎの音を聞きながら、深夜まで露天風呂を楽しみました。
- 4日目2015年7月1日(水)
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04:00-08:00
翌朝は4時頃に目が覚め、再び客室露天風呂に。雨が降る中、夜が明け始めています。辺り一体はモヤがかかっていて、これもまた幻想的です。徐々に明るくなり木々の色や輪郭が鮮やかになりつつある風景を、いつまでも湯船にもたれかかりながら眺めていました。
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08:00-09:00
「ダイニングかわせみ」の渓流が望める窓際の席で、こちらの朝食をいただきます。内容は王道ですが、なんだかホッとします。バイキングの朝食も良いですが、こうやって御膳として出される朝食も良いですね。 おかず一品一品、お米一粒一粒をしっかりと味わいながらいただきます。何か特別なところがあるわけではありませんが、どの品も丁寧に作り上げられた大変美味しい朝食でした。それから部屋に戻り、身仕度を整え宿を後にしました。
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13:00-14:00
帰りは芦ノ牧温泉温泉から南下、甲子道路を東に走り、白河から東北道に乗ります。その途中でパサール羽生(羽生パーキング)のことを思い出し、少し立ち寄ることにします。 こちらの東北道上りのパサール羽生は、大江戸犯科帳に基づく江戸時代をイメージした造りになっていて、まさに私たちの大好物スポットでした。
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13:00-14:00
今回初めて会津に訪れ思ったこと、それは「どうしてもっと早くに訪れなかったんだろう」。見れば見るほど、知れば知るほど、感じれば感じるほど、そして味わえば味わうほど、会津の素晴らしさとその奥深さに感動を覚えました。 一時は風評被害などで大変な時があったのかも知れませんが、行ってみてよく分かりました。 会津の人たちは、みな元気いっぱいです!! 今度は娘を連れて行きます。娘は剣道をやっていて、同じ年頃で同じく文武両道を目指していた少年たちがどういう運命をたどり最期を迎えたのか、目の前で見せたいと思います。 さてお腹もいっぱいになったことだし、帰るかな。 明日からまた仕事がんばろう! 大変な長編にも関わらず、最後まで読んでいただきありがとうこざいました。
3泊4日 初の会津で景色、歴史、温泉、グルメを大満喫!
1日目の旅ルート
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