ジャンボさんの鳥取県〜島根県の旅行記

出雲探訪
- 家族(子連れ)
- 3人〜5人
- 温泉
- 史跡・歴史
- 乗り物
- ハイキング・登山
早朝宍道湖の畔にある神話の里に降り立った。最初はまず、大社への参詣である。社殿は背面からのお姿も素晴らしく、国旗はためくその景観に暫く我を忘れた。一畑電鉄に乗りたい車両があるのを見つけ、息子は電車で向かい、私達はワイン工場に足を進めた。器に盛られた芳醇な香りと妖艶な甘さ、レストランから漏れ出る素敵な香りに我が胃袋は気が狂いそうになった。しまった。運転手を確保しておくべきだった。運転手が私では試飲を諦めざるを得ない。平田駅で旧東急の車両に乗車できた喜びに歓喜する子供を押し込み、取りつかれたように宍道湖とは反対にある鰐淵寺を目指した。駐車場から歩いて古刹に向かった。途中にはお地蔵さまが鎮座し、綺麗に整備され、お花を手向けられたそのお姿に地域の人たちの心を感じた。本堂への階段は駆け上がるには厳しいものがあった。周囲には夥しい枯葉が敷き詰められ、全山を真っ赤に焼け焦がした紅葉の美しさを想像しながら静寂の中に微かに聞こえるせせらぎの音に引き込まれるように足を速めた。登山度は整備されておらず、途中断念しかけたが、何とか滝のある場所まで辿り着く事が出来た。滝を背にして裏側には社が鎮座し、その荘厳な光景に言葉を失った。誰が、どのようにしてこのような場所にお社をお造りになられたのだろうか。その意気込みと大変な作業を想い、暫くその場を離れられなくなってしまった。来て良かった。本当にそう思った。今回の旅はここを訪れた事で全て満足だった。その後玉造温泉にて旅装を解いた。湯量が豊富そうだが、かけ流しの宿は数件しかないそうだ。温泉好きの私はその中でかけ流しの宿を選んだ。大きな浴槽を有する宿では循環や塩素消毒しているところが多く、本当の温泉が欲しかった。露天では心地よい疲れを浴槽に溶かし込み、純粋な温泉に感謝した。翌日も晴れであった。この時期の山陰は天候が優れない日が多く、私達は2日も晴天に恵まれたことを感謝した。この日は境港で蟹祭りの開催があることを知り、中海の上を滑るように車を走らせた。途中テレビで有名になった急坂を持つ橋を味方に妖怪たちの待つ町へと急いだ。街では妖怪たちが蟹を勧めたが、私達はのど黒に舌鼓を打った。また来年会おうと妖怪たちに別れを告げ、機上の人となった私達は、今回の旅路の思い出を語りながら、眠りについた。

ジャンボさん 男性 / 60代
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- 0コメント
- 1日目2016年1月16日(土)
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是非社殿背面からの景観も見て頂きたい。大きな国旗のはためきに感動して頂ければ。写真はありませんが心のシャッターを切りました。
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滝の裏側にある矢代の景観に我を忘れていた。登山道は滑りやすく転落すれば命の保証はない。保護柵もないので十分気を付ける必要がある。
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かけ流しの温泉が少ないのには驚いた。大きな浴槽を持つ旅館では塩素消毒と循環が多い。温泉ファンは確実にかけ流しを好む。
- 2日目2016年1月17日(日)
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蟹祭りには妖怪たちと戯れる事が出来る。いつも会えるといいですね。
出雲探訪
1日目の旅ルート
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