ビラーゴ750さんの秋田県の旅行記
横手盆地北部の古代史跡の半日小旅行
- 家族（子連れ）
- 6人〜9人
- 史跡・歴史
家族連れで温泉に行ったあと、近くの古代遺跡をちょっとだけ探訪しました。まず、資料館関係では、払田柵跡の前にある秋田県埋蔵文化財調査センターは、調査施設ではあるが、展示部門も広くて、展示が非常に充実しています。しかも企画展が多く、年２回くらいは行きたいところです。後三年の役・金沢の柵資料館は、小さな施設で、展示品はそれほど多くないかもしれませんが、質は非常に高く、展示替えも多いです。特にいま、隣接する金沢柵跡の調査がものすごい勢いで進んでいるので、その調査内容を知るためには、現地説明会に行ったり、横手市や美郷町の主催するシンポジウムに出かけたりしなければならないのでしょうが、行けない私たちにとっては、ぜひ頻回立ち寄りたい資料館です。常駐する担当者の方のレベルが非常に高くなり、いつ行っても満足できるところです。この二つの、展示・解説者共に珍しいほど卓越した施設に前年度に金沢柵に付属していたと思われる阿弥陀堂らしい建物遺跡が見つかった、陣館遺跡を組み合わせ、あわせて、横手盆地で有名な鏡像の出土地などを組み合わせたのが今回の小旅行です。
神社ツウ ビラーゴ750さん 男性 ／ 60代
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- 1日目2015年4月5日(日)
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秋田県唯一の国宝をご神体とする神社である。国宝の鏡像は、線刻千手観音像等鏡像と言われ、鏡の表面に精緻な線で千手観音等が線刻されている。１１世紀前半ごろのものという人が多い。この鏡像は、例大祭の日に、年一度一時間しか公開されないそうだが、東北歴史博物館の特別展で２回私は拝んだことがある。この写真は、大仙市旧中仙町の中心施設ドンパルに展示してあるレプリカである。
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横手盆地からは平安時代中期の鏡像が三つ出土しているが、ドンパルのそばの某家の敷地内から出土した半分に割れた鏡像もその一つである。ドンパルに展示してあるその鏡像のレプリカは、この旅行記の表紙にしてある。この写真はその出土地付近に立つ菅江真澄の紀年柱である。この反対を向けば、出土地のお屋敷がある。
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いつ行っても素晴らしいが、今回は払田柵をテーマにした企画展で、素晴らしい内容だった。建物外観の写真は例によって撮らなかったが、この写真は展示品なのだが、戒壇に展示してあったので、まあ、何とか許していただければと思うが、問題があればカットして欲しい。
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またまた資料館自体の写真は撮って来なかった。前年度に資料館の裏山で、金沢柵に付属したものと思われる阿弥陀堂の跡が見つかったとのことで、その展示もやっていた。いつ行っても満足度の高い資料館である。博物館と名前を変えた方がいい。あのやたらと詳しく親切な係の方は学芸員の資格を持っていないのか？どう見ても持っていそうであるが。
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前年度に、金沢柵跡に隣接する陣館遺跡で、金沢柵に付属すると考えられる阿弥陀堂らしい建物が見つかったというので、雪解けを待って行ってみました。写真はその阿弥陀堂と金沢柵を結んでいたと思われる道の跡を、阿弥陀堂側見たものです。金沢柵、早く発見されればいいですね。もっとも、もうだいたいわかっているという人もいるようですが。
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この写真は、今回の旅行のものではない。この神社には入り口から１５分くらいは徒歩で登らなければ着けない。また、仏像も年１回しか拝めないので、仕事のある人にはちょっと大変である。今回は入り口に行っただけである。この２０１４年冬から春にかけての時期には、２体の国指定の仏像のうち１体が東京国立博物館で、もう１体が東北歴史博物館で展示されていた。
横手盆地北部の古代史跡の半日小旅行
1日目の旅ルート
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