さりゅーさんの青森県〜秋田県の旅行記
北東北(青森、秋田、岩手)4泊5日の旅
- 1日目2017年4月30日(日)
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平泉駅
早朝、新幹線に乗車して一ノ関駅まで移動し、そこから在来線を乗り継いで平泉駅まで来ました。バスに乗るつもりでしたが、始発まで時間があるため、毛越寺まで歩くことにしました。
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駅から歩くこと約10分。毛越寺の門が見えてきたのですが、その直前に何にもない広場があります。ここが「観自在王院跡」です。
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「観自在王院跡」の前を通過すると、すぐに「毛越寺」の山門が見えてきます。
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山門を潜り抜けて境内に入るとすぐに本堂が見えてきます。まずはここでお参りをします。
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お参りが終わった後、毛越寺庭園へ。庭園は「大泉が池」を中心としたもので、池には船首が竜の形をした舟が2艘浮いているのが見えます。
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毛越寺からバスに乗り、約10分ほどで中尊寺のバス停に到着しました。そのバス停のそばには弁慶の墓だという大きな岩があります。
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そこからしばらく歩くと、中尊寺の入り口が見えてきます。そして、月見坂という急な坂を上っていきます。
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これは月見坂沿いにあるお堂の1つである「弁慶堂」。お堂内部には弁慶と義経の像が安置されています。
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さらに歩いていくと、中尊寺の本堂が見えてきたので、お参りをします。
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本堂でのお参りのあと、さらに月見坂を上っていくと、「目」が目立つ幟と「め」と書かれた絵馬が目立つお堂「峯薬師堂」があります。ここは目の病気にご利益があるのだそう。
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さらに歩くと金色堂を守っている覆堂が見えてきました。この中に金色堂があります。本当にお堂も内部の仏像もほとんどが金色に輝いていて、奥州藤原氏がどれほど栄華を誇っていたのかを伺わせます。
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金色堂を見た後、さらに奥へ進んでいくと、白山神社があります。ここには国の重要文化財に指定されている野外能楽殿があります。
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中尊寺境内にあるお蕎麦屋さんです。ここでは「わんこそば御膳」を注文しました。よくテレビで見るようにお替りを店員さんがどんどん入れてくるタイプではなく「盛り出し式」と言われる最初から量が決められているタイプです。
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昼食後、平泉駅に戻り、そこから約35分ほどかけてバスで猊鼻渓へ。ここでは砂鉄川を船頭が竿で小舟を操る川下りを楽しむことができます。
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私が訪れたときは結構頻繁に舟が出ていたので、それほど待たされることなく舟に乗ることができました。
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素晴らしい景色を眺めながら上流へ向かっていた船は約45分ほどで折り返し地点に到着しました。
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折り返し地点に上陸してしばらく歩くと、「大猊鼻岩」が見えてきます。
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大猊鼻岩の前の白州に運玉が5個100円で販売されていて、これを大猊鼻岩にあいている穴に入れることができれば、願い事が叶うとか。私も挑戦してみましたが1玉も入りませんでした。
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川下りが終わった後、JR一ノ関駅まで移動しそこから新幹線で盛岡へ行き、この日のホテルにチェックインしました。
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焼肉店のように1人では入りにくいということがないのがいいです。そして、冷麺初体験だったのですが、麺がつるつるしていてコシがあり、とてもおいしかったです。
- 2日目2017年5月1日(月)
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盛岡から秋田新幹線「こまち」に乗り、角館に移動しました。
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角館駅
角館駅から徒歩で武家屋敷街へ移動します。
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武家屋敷街に到着しました。黒い塀の向こうにしだれ桜が咲いているのが見えるけど、もう満開の時期は過ぎてしまったようです。
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一般公開されている武家屋敷の一つで中流武士の典型的な家屋で映画「たそがれ清兵衛」のロケ地になりました。
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敷地が3000坪もあり、敷地内に様々な品々が展示が行われています。
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敷地内には「解体新書」と挿絵を描いた角館出身の画家・小田野直武についての資料館もあります。
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敷地内に植えられているしだれ桜。武家屋敷街とは違いまだこちらは満開に近い状態できれいでした。
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「ハイカラ館」という建物は1Fは喫茶店、2Fはアンティークミュージアムとなっていて、蓄音機や写真機、柱時計などが展示されています。タイミングが合えば、実際に蓄音機の演奏を聴くことができるみたいです。
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石黒家は現存する武家屋敷のうちでもっとも格式が高く、佐竹北家の財政を担当する家柄でした。そして実は、この石黒家、現在も子孫の方々がお住まいなんです。 この石黒家にはガイドさんがいて、石黒家について簡単に説明してくれます。
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玄関から入って、すぐの座敷に石黒家に代々残されてきた「五月人形」を見ることができました(4〜5月限定)。
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ところで、部屋の壁を見てみると亀の影絵を見ることができます。欄間の模様で影絵ができてるんですね。
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武家屋敷街を出た後、桧木内川の方へ歩いていきます。するとその川沿いに桜並木が全長2kmにわたって続いています。なかなか綺麗だったのですが、やっぱり満開の時期がすぎてしまったようで少し残念かな。
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昼食は比内地鶏を使用した親子丼を注文しました。鶏肉は歯ごたえがあって噛むたびにうまみが出てくるのがわかります。
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秋田駅
昼食後、角館駅から秋田新幹線に乗り秋田駅へ向かいました。そこから乗り合いタクシーを使用して男鹿半島へ移動しました。
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秋田駅から約1時間後、独特な外見の「なまはげ館」に到着しました。ここにはなまはげに関する様々な資料が展示されています。
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なまはげが身に着けるお面や持っている物は男鹿市内の各地区ごとで違いがあって手作り感満載です。ここでは、各地区ごとのなまはげを見ることができ、80体前後のなまはげに取り囲まれることになり、圧倒されます。
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なまはげ館の隣にある曲家の中で、真山(しんざん)地区で行われるなまはげ行事の実演が行われ、その雰囲気を味わうことができます。 ところでこの様子をただの傍観者として見ていると、なまはげに襲われます^^ ご注意してください(笑)
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男鹿真山伝承館から少し歩いたところにある「真山神社」に行きお参りをしました。山門にはなまはげで有名な場所にふさわしく、いかにもな感じの包丁が奉納されています。
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真山地区から約10分ほどのところにある男鹿温泉郷のホテルにチェックインしました。この日の夕食には秋田名物のハタハタとしょっつる鍋がメニューに含まれていました。
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ホテルのそばにある「五風」で和太鼓グループ「恩荷(おんが)」によるなまはげライブが開催されます。ライブ中3匹のなまはげは、激しく和太鼓を演奏していたり、客席に乱入したり・・・。「なまはげ!」と呼びかけると立ち止まってこちらを向いてくれます^^
- 3日目2017年5月2日(火)
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朝食後、乗り合いタクシーに乗り、JR東能代駅へ移動します。
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東能代駅
ここはこれから「リゾートしらかみ」が走行する五能線の起点となる駅で、到着ホームの端には「くまげらタイプ」を模した待合室があります。
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リゾートしらかみが到着しました。グリーンの車体の「ぶな」タイプの車両です。
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東能代を出てすぐに到着する能代駅では10分間の停車時間を生かして、フリースローに挑戦できます。自分も挑戦してみると成功したため、記念品として天然秋田杉の板で作られたはがきを貰いました。匂いをかぐととてもいい匂いがします^^
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十二湖駅で下車してバスで十二湖へ向かいます。十二湖の周辺の散策を行いましたが、やはり青池はとても綺麗です。湖面が深い青色で神秘的な感じがします。
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再び十二湖駅へ戻り、再びリゾートしらかみに乗車します。
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リゾートしらかみは千畳敷駅に到着しました。ここでの停車時間が15分なので、千畳敷海岸に降りてみます。200年前の地震の際に隆起した場所で、かつてお殿様が千畳の畳を敷いて宴会を開いたのだとか。
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弘前駅
再び「リゾートしらかみ」に乗車して、電車は弘前駅に到着しました。
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弘前駅からバスに乗車して、この日の宿にチェックインしました。
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ホテルを出てバスで「津軽藩ねぷた村」へ向かいます。途中、弘前公園のお濠沿いを歩いたのですが、お濠には散った桜の花びらがびっしり。とってもきれいです。
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有料区域に入ると、弘前ねぷたがいくつも展示されています。
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ねぷた館では三味線の生演奏を聴くことができ、この日の最終公演に間に合いました。ねぷたに囲まれる中で聞く三味線はなかなか素晴らしかったです。
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「弘前藩ねぷた村」を出た後、「さくらまつり」開催中の弘前公園へ移動しました。桜はだいぶ散ってしまっているけどまだまだ桜の美しさを味わうことができました。
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弘前公園の有料区域には天守閣があるのですが、現在石垣の修復工事中のため本来の位置から少し離れた場所に移動しています。
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天守閣に上ると岩木山と夕陽を見ることができました。とても綺麗な光景だったので、陽が沈むまでずっと見つめていました^^
- 4日目2017年5月3日(水)
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本日は、バスに乗って五所川原へ移動しました。
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五所川原駅周辺でひときわ目立つ建物です。立佞武多(たちねぶた)展示室に入ると高さ20mもある立佞武多が3体展示されていて、その大きさに圧倒されます。
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1Fからでは全貌がわからないほど大きくエレベータで4Fに上がってようやくどんな表情をしているのかを知ることができます。
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津軽鉄道で金木駅で下車後、歩いて10分。津軽三味線会館に到着しました。タイミングよく三味線の生演奏が始まりました。
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三味線の生演奏後、すぐそばにある「斜陽館」に向かいます。ここは太宰治の生家なのですが、彼のイメージとはずいぶんギャップがあり驚きました。
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「斜陽館」を出た後芦野公園へ徒歩で向かいました。「芦野公園駅」の隣には太宰治の小説にも出てくる旧駅舎があり、現在「駅舎」という喫茶店になっています。
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公園ではさくらまつりが開催中で花見客で賑わっていました。屋台の列を抜けた先には遊歩道があり桜のトンネルのようになっていました。
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芦野公園駅に接近する「走れメロス号」。もう少し時期が早かったら満開の桜のトンネルをくぐってくる様子を見ることができたのですが、少し残念。
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芦野公園駅から列車で津軽中里まで行き、さらにそこからバスに乗って十三湖の畔にある「はくちょう亭奈良屋」に行きました。そこで注文したのは「中泊メバル膳」。メバルの刺身や煮つけがとてもおいしかったです。
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「はくちょう亭奈良屋」の真正面には十三湖が広がっていて、その対岸には岩木山が見えます。
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05:00-
路線バスで五所川原駅に戻った後、運よく「リゾートしらかみ」に乗車することができました。これで「ぶな」「青池」そして「くまげら」の3タイプを全部制覇です^^
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車窓からは徐々に岩木山の向こうに太陽が沈んでいき、夕焼けがとても綺麗でした。
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午後7時すぎに青森駅に到着後、本日の宿にチェックインしました。
- 5日目2017年5月4日(木)
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朝食はバイキング形式ですが、青森名物のせんべい汁やホタテ味噌貝焼きがメニューに含まれているのがよかったですね。
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青森駅前からみずうみ号というバスに乗車し、十和田湖方面へ向かいます。その途中、休憩のために芦野茶屋に立ち寄ります。茶屋の前には飲めば長生きするという熱々の麦茶が用意されていて無料で飲むことができます。
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青森駅から約2時間半後。石ヶ戸(いしげど)休憩所に到着して、ここでバスを下車しました。この先子ノ口(ねのくち)まで休憩所がないため、ドリンクを購入していよいよ散策路に足を踏み入れます。
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石ヶ戸というのは石でできた小屋を意味していて、休憩所のそばにはその由来となった小屋のように見える岩を見ることができます。
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渓流で一番激しい流れを誇る「阿修羅の流れ」。
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石ヶ戸から約2.6kmの地点には、散策路沿いに通っている道路の向こう側に「雲井の滝」があります。高さは25mもあり水音が静けさの中に激しく聞こえてくるのだけど、パンフレットのものと比べると水量が少なかったのかも。
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川の流れから少し離れたところにある「九段の滝」。
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「銚子大滝」に到着しました。ここまで大小いくつもの滝があったのですが、本流唯一にある滝です。十和田湖に入ろうとする魚を阻む「魚止めの滝」とも言われています。
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石ヶ戸から歩いて約2時間半後。とうとう奥入瀬渓流散策路の終点に到着しました。
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奥入瀬渓流の終点からすぐのところに子ノ口の遊覧船乗り場があります。ここから船に乗車して休屋を目指します。
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子ノ口から約50分ほどかけて休屋まで移動します。船上から特徴的な形や色をした岩々を楽しむことができます。
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八戸駅
休屋到着後、昼食をとり、そこから「おいらせ号」というバスに乗車してJR八戸駅へ向かいました。そして新幹線で帰京しました。
北東北(青森、秋田、岩手)4泊5日の旅
1日目の旅ルート
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