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さとけんさんの神奈川県〜静岡県の旅行記

【天にも聞こえる】菖蒲を楽しみ小田原・松永記念館と熱海・起雲閣を訪ねる水無月の旅。かんぽの宿・熱海本館に泊まる一日目。【熱海のかはづ】

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6月の下旬、小田原と熱海で、日本の大器達の別宅を訪ねてきました。坂の町・熱海の宿に泊まり、蛙の声を聞きながら、夜の露天風呂に浸かりました。

神奈川ツウ さとけんさん 男性 / 50代

1日目2017年6月22日(木)

県立相模原公園

相模原市南区

「県立相模原公園」を   >

時刻は7時44分、旅行の同行者との待ち合わせの前に、雨上がりの相模原公園へ一人でやって参りました。昨日の強い風雨がおさまって、今日は天候が回復する予定です。6月のモワッとした空気が流れています。

今日は6月の下旬、相模原公園の菖蒲が見頃のはずです。相模原公園の菖蒲は「水無月園」という場所で観ることができます。水無月園にはスロープを上るか、この階段を上るかして行きます。

相模原公園の水無月園へ通じる「水無月橋」を渡ります。

県立相模原公園

相模原市南区

「県立相模原公園」を   >

おぉ! 相模原公園の菖蒲がみえてきました。

相模原公園には良く来ますが、相模原公園の水無月園には2013年の6月以来、4年ぶりの訪問になります。

県立相模原公園

相模原市南区

「県立相模原公園」を   >

おぉ! これは綺麗ですな。菖蒲の見頃はやや過ぎた模様で、開きすぎたり枯れ始めたりしている菖蒲が目立ちますが、まだまだ可憐に咲いております。

菖蒲は湿地に咲いていますので、このボードウォークは助かります。相模原公園の水無月園にて。

相模原公園の菖蒲は、4年前と同じように綺麗に咲いていました。

4年前には、母に菖蒲をみせに連れて行って欲しいと頼まれて、この相模原公園の水無月園へやってきました。当時は私が母を連れてきたと思っていましたが、今となっては、あれは私が母に連れてきてもらっていたのではないかなと考えるようになりました。あの時、一緒に花を観ることが出来て良かったなとつくづく思います。

県立相模原公園

相模原市南区

「県立相模原公園」を   >

今日もまた一つ、天国のような景色に出会うことが出来ました。相模原公園の水無月園にて。

甘えん坊の可愛らしいワンちゃんが、飼い主のおじいさんと一緒に相模原公園の水無月園をお散歩していました。

県立相模原公園

相模原市南区

「県立相模原公園」を   >

まるで天国のような景色を、長い時間をかけて拾い集めていくのも良いものだなと考えながら、相模原公園の水無月園を歩きます。

相模原公園の水無月園には、わずかですが、アジサイも咲いていました。

相模原公園の水無月園には、水無月橋へ続く通路の左右に菖蒲が咲いています。

こちらの菖蒲も可憐に咲いていました。来年も綺麗に咲いてくれることでしょう。相模原公園の水無月園にて。

時刻は8時11分、そろそろ相模原公園の水無月園をおいとまします。

相模原公園の空です。今日の天候は回復しそうですね。本日は昼頃に、外を少し歩く計画がありますので、雨が降らないと助かります。

相模原公園の水無月園へ続くスロープです。車椅子で水無月園へ行くことが出来ます。傾斜がややありますので、ご注意ください。

こちらが相模原公園の水無月園へ続くスロープの入り口です。

相模原公園・水無月園へのスロープ及び階段には、入り口にノボリが立っていますので、目印にしてください。

相模原公園・水無月園の案内板です。このあと、旅の同行者をそれぞれ車に乗せて、小田原を目指します。

だるま料理店

小田原市

「だるま料理店」を   >

時刻は11時14分、小田原・だるま料理店へ到着です。だるま料理店は明治26年創業の老舗で、現在の建物は大正15年に再建されたものです。開店は11時からです。

だるま料理店

小田原市

「だるま料理店」を   >

だるま料理店・食堂の入り口では、だるまさんが「いらっしゃーい」と迎えてくださいます。

だるま料理店の食堂のメニューです。このお店はごま油で揚げた天丼が有名です。

だるま料理店の食堂の天井です。天井か高くて格子になっていて特別な空間になっています。

週末には行列必至のだるま料理店、木曜日の11時20分には食堂の入りは6割ほどでしょうか。このあと次から次とお客さんがやってきて、繁盛していますね。

お待ちかねの朝食兼昼食です。こちらは海老天丼(海老が3本)、1,900円(税込2,052円)です。プリプリの海老が3本も付いています。

こちらは私が頼んだ天丼セット(海老が1本)1,500円(1,620円)です。キス・ししとう・なす・イカの天ぷらに旨いタレがかかっています。ご飯はたっぷりあります。海老3本のどんぶりから、1本をいただき相手も私も2本ずつという素晴らしいシェアぶりでございます。

そしてこちらは(竹)特さしみ天ぷら定食2,000円(税込2,160円)です。お刺身が3種類、3切ずつ、こちらのお刺身も一切れずつ、何故か我のお腹に収まります。ふむふむ、美味しゅうございました。同行者には少し量が多かったようですが、だるま料理店、繁盛店。とても満足できました。御馳走様でした。

時刻は11時49分、だるま料理店の食堂出口ではおかめさんが「またいらしてくださいと」見送ってくださいます。

だるま料理店の二階は座敷になっていて法事などでも利用できるようです。だるま料理店の駐車場では車いすの御婦人とそのお連れの方々と挨拶を交わします。お邪魔して申し訳ありませんなどととても恐縮されていましたが、気後れなさらずに、どんどんお出かけして、どんどん美味しい物を召し上がってください。このあと、国道1号線を僅かに走って箱根板橋の松永記念館へ向かいます。

松永記念館(神奈川県小田原市)

小田原市

「松永記念館(神奈川県小田原市)」を   >

時刻は12時1分、だるま料理店から10分ほどで、神奈川県小田原市板橋941-1の小田原市郷土文化館分館・松永記念館に到着です。こちらは駐車場です。

小田原市郷土文化館分館 松永記念館

小田原市

「小田原市郷土文化館分館 松永記念館」を   >

松永記念館は本日はお庭の手入れが入っているようですね。

そしてこちらが松永記念館の入り口です。松永記念館は本館・別館・老欅荘、そして茶室と庭園とからなる施設です。開館時間は9時から17時、入館料は無料です。同行者にオストメイトがいまして、松永記念館の別館に多機能トイレがあることを調べていましたので、こちらでトイレを利用してもらいました。(どうやら多機能トイレは、残念ながら故障中で使用できず、一般のトイレをお借りしましたとのこと)。小田原市の公式ウェブサイトには、「観光」のカテゴリーに「障がい者対応状況(主要観光施設)」というページがあって、各観光施設のバリアフリー状況やトイレの設置状況などが一覧になっていて、とても親切なページになっています。プランニングの際に是非ご利用ください。別館は平成4年築です。

同行者が別館へ行っている間、私はお庭をぐるっと散策しました。こちらの池には蓮が群生しています。松永記念館にて。

こちらは平安時代の五重塔とのこと。案内板には「長岳寺五重塔」とあります。松永記念館にて。

石橋を渡ります。松永記念館にて。

池からは湿度のある涼しい風が吹いてきます。湿度はあっても気分が良いです。松永記念館にて。

今渡ったばかりのこちらの石橋も長岳寺の石橋、平安時代の石です。

ハスの池越しにみる松永記念館の本館です。昭和34年築です。今年の3月に旧東海道を歩いた際は、ちょうど休館日に当たっていて訪問することができませんでしたが、ようやく訪れることができました。

小田原三茶人(おだわらさんちゃじん)の一人、益田孝(鈍翁)の別邸・掃雲台にあった沓脱ぎ石とのこと。

松永記念館に咲くアジサイです。

こちらは松永記念館に咲くハスの花。午前中は沢山の花を咲かせるとのこと。

松永記念館の入り口には各種案内が張り出されています。私達が訪れた際は別館から係りの方がいらっしゃいまして、施設の概要や見学について説明してくださいました。本館・別館の建物内部の撮影は禁止、老欅荘は個人の想い出としてなら(建物内部を)撮影できるとのことです。

同行者と合流し、松永記念館の本館を見学します。松永安左ヱ門は1875年(明治8年)に生まれ、生涯に渡ってその卓越した手腕を発揮した日本の大器です。1875年生まれの彼は、戦中の1942年(昭和17年)に67歳で引退し茶道に精進されたようですが、戦争が終わると世の趨勢は彼の隠居を許さず、再び日本財界の表舞台に登場し、戦後日本の電力の行く末に決定的な影響を及ぼすことになります。率直に言って、知れば知るほど凄い人だと思います。

本館を見学した後は庭園から茶室『葉雨(ようう)庵と烏薬(うやく)亭』の見学です。写真は葉雨庵近くの東大寺石造蓮池です。松永記念館にて。

『葉雨(ようう)庵と烏薬(うやく)亭』は、一般の見学では建物の内部には入ることは出来ません。茶室として利用することができます。写真の葉雨庵は国の登録有形文化財です。

葉雨庵は、小田原三茶人(おだわらさんちゃじん)の一人、野崎廣太(幻庵)によって建てられた茶室です。昭和61年に松永記念館内に移築・復元されました。小田原三茶人とはすなわち、益田孝(鈍翁)、野崎廣太(幻庵)、そして松永安左ヱ門(耳庵)です。

時刻は12時39分、松永記念館のお庭を通って老欅荘へ向かいます。同行者の高齢者が階段は無理と言うので無理をせずに待っていてもらいます。階段の勾配は急ではないし、段数は多くはありません。

老欅荘へ向かって歩いていると立派なケヤキが現れました。松永記念館にて。

ケヤキの根元には大きな岩があります。松永記念館の老欅荘前にて。

このケヤキは「老欅荘」の名前の由来になった樹で推定樹齢は400年、岩は黒部の自然石を昭和30年代中ごろに、この場所へ設置したとのこと。松永記念館にて。

土塀の向うに老欅荘がみえてきました。松永記念館にて。

階段は老欅荘へ向かって緩やかにカーブしています。松永記念館にて。

老欅荘の土塀と門です。とても質素な印象を受けます。

松永記念館(神奈川県小田原市)

小田原市

「松永記念館(神奈川県小田原市)」を   >

こちらが老欅荘です。苔と青紅葉の緑と壁のクリーム色が、柔らかな空間をつくりだしています。窓の形が独特で面白いですね。

老欅荘の土塀が緩やかに曲がっています。

土塀の手前からみた老欅荘の一画。採光豊かな部屋とお見受けします。それでは建物の中へお邪魔しましょう。

老欅荘の中へお邪魔し案内を請いますと、学芸員の方でしょうか、係りの方が一つ一つ丁寧に説明をしてくださいました。昭和21年にここ小田原板橋の地に移り住んだ松永氏のお宅は、初めは15坪ほどの新居であったとのこと、平屋ですので、実に質素な印象を受けます。写真は当初の玄関にある窓を、当初の茶室・後に寄り付き(待合い)からみたものです。この形は「平安のイメージ」とのこと、何の形であるかは「松永氏の持つ平安のイメージ」以外の何物でもありません。紅葉の季節が特に美しいとのことで、さもありなん、窓の向うにみえる青モミジもまた、湿った空気に輝き清々しいです。

こちらは広間10畳の縁座敷からお庭を眺めた景色、心地よい風が入ってきます。昨日の雨で苔も元気を取り戻した模様で、濃淡の緑の中、落ち着いた空気が流れています。写真にみせていただいた紅葉の時期もまた美しく、暖かい小田原は寒暖の差がそれほどないので、あまり紅くはならないとのことですが、12月の上旬あたりが見頃のようです。土塀は曲がっていますが、これは土地が沈み込んで偶然にも曲がったとのこと、それもまた趣がありますね。今は樹が茂っていますが、当初の若木の頃は土塀の上の遠くに相模湾が見え、小田原市南町にあった小田原三茶人の一人・野崎幻庵(野崎廣太)の別荘「自怡荘(じいそう)」を借景にしたお庭の景色が楽しめたということです。松永安左エ門氏は身長が180cmあったそうで、その背の高さにも驚いたのですが、この老欅荘は総じて鴨居というか長押というか、あの部分が低い造りになっています。これは座った高さを基準にしているからとのことで、まさに茶人としての視点なのですね。敷かれた七つの畳の種類がすべて違う部屋や、櫛をモチーフにした欄間や、ふちの無い畳など、さりげない工夫が随所にあるとのこと、説明を受けてとてもわかりやすかったです。ありがとうございました。縁座敷に座ってゆっくりと風を感じていたいところですが、同行者を待たせていますので残念ながらこれで老欅荘を辞します。

老欅荘は案内図のピンクのあたりから始まり、その後に増築を重ねていったそうです。簡素であり質素でありながら意匠が凝らされているのですね。

時刻は13時7分、箱根板橋の松永記念館を辞します。この後は本日の宿泊地・熱海へ向かいます。なお、有料道路の熱海ビーチラインを利用して熱海へ行く場合で、行った日か翌日に「起雲閣」を訪問する場合は、熱海ビーチラインの通行券を大切にとっておきましょう。起雲閣の受付で熱海ビーチラインの通行券をみせると、見学料が一人510円から410円に割引となります。一枚の通行券で5人まで割引を受けられます。

時刻は13時48分、熱海の親水公園近くの駐車場に車を停めて銀座通りへ歩きます。

パインツリー

熱海市

「パインツリー」を   >

このショーウインドーは凄い。生クリームが沢山並んでいる!熱海市銀座町のパインツリーです。ここでお茶休憩にします。

昔の喫茶店という感じがします。明るい席を選んで座ります。熱海市銀座町のパインツリーにて。

パインツリー

熱海市

「パインツリー」を   >

パインツリーのメニューです。いろいろあって目移りします。

純喫茶・パインツリー

熱海市

「純喫茶・パインツリー」を   >

こちらはパインツリーのドリンクメニューです。

熱海市銀座町のパインツリーにて。クリームソーダです。

熱海市銀座町のパインツリーにて。クリームあんみつです。

そしてこちらがチョコバナナパフェでございます。煙がもくもくとしていますのは、器が二重になっていて、ドライアイスが入っているのです。たっぷりの量の甘味にみんな大満足です。昔の話をしていたら、すぐに時間が経ちます。15時からチェックインですので、そろそろ出ましょうとお店を出たのが14時40分少し前でした。

宿へ向かう際に、熱海市桜町付近の一画に車を停めて写真を撮ります。もう三十数年前に、この辺りにあった保養所へ家族で泊まりに来たことがあり、入り口のこの辺りで撮った写真が我が家にありますが、保養所も無くなり、建物も立て替えられてすっかり様子が変わっていました。多分、写真左の白く塗られた塀は当時のままでしょう。

人々の生活はやがて過去となり、新しい生活がそこで営まれているのです。家族の歴史というものは多分、そういうものなのでしょう。時刻は14時44分、熱海市桜町付近にて。このあと、熱海市桜町付近の「かんぽの宿・熱海本館」へ向かいます。かんぽの宿熱海本館の公式ウェブサイトに説明があるように、来宮駅の近くを通って熱海梅園前の交差点を左折して宿にアプローチするのが比較的簡単なルートになるのですが、今日は熱海市桜町付近から細くて急な登り坂を使って宿へ行きました。途中、オートマ車のギヤをL(ロウ)にしないと登れない箇所があり、熱海は坂の街だと実感します。いやー、熱海市小嵐町5付近の坂は、本当に傾斜のキツイ坂でした。

亀の井ホテル 熱海

「亀の井ホテル 熱海」を   >

かんぽの宿・熱海本館に到着、同行者の「入り口前の貫一お宮の撮影ボード」での撮影に協力して、宿にチェックインをしました。ロビーが明るくて立派です。時刻は15時です。

亀の井ホテル 熱海

「亀の井ホテル 熱海」を   >

ロビー(2階)の天井はご覧のようなガラス張りになっていて、とても開放的です。チェックイン時には館内の案内を受け、夕食の時間は(この日は)17時半・18時・18時半の中から選択し、部屋と大浴場とレストランの説明があります。館内は浴衣とスリッパで移動できるので楽ちんです。朝食は7時から9時半の間、チェックアウトは11時です。大浴場は24時まで、翌朝は5時半からです。部屋へ向かいます。

部屋に到着です。綺麗な和洋室で、窓の外はベランダになっていて、海が良く見えます。広さはちょうどいい広さ、三人で狭くはありません。かんぽの宿・熱海本館にて。

こちらがトイレ。部屋の真ん中にあります。かんぽの宿・熱海本館にて。

そしてこちらが洗面所。眺望風呂でとても眺めが良いです。熱海で花火大会がある時はお風呂に入りながらみられますね。部屋のお風呂は温泉ではありません。私達は大浴場へ行きましたので、部屋の風呂は使いませんでした。かんぽの宿・熱海本館にて。

そしてこちらが部屋からの眺望です。真鶴半島が綺麗にみえます。熱海は山坂の町ですね。かんぽの宿・熱海本館にて。

熱海は戦後昭和の早い時期に繁栄した街です。今はとても静かな印象を受ける街です。かんぽの宿・熱海本館にて。

こちらが和室。談笑は和室で行います。三人目は和室に布団を敷いてもらいます。冷蔵庫は空の冷蔵庫があり、部屋に入ってからスイッチを入れます。かんぽの宿・熱海本館にて。

そしてこちらが茶請けです。かんぽの宿・熱海本館にて。

アジサイですね。2階の売店で購入できます。かんぽの宿・熱海本館にて。

部屋には浴衣とバスタオルとフェイスタオル・歯ブラシのセットが備えてあります。大浴場へ行く際は、バスタオルとフェイスタオルは部屋から持って行きます。その他のアメニティは大浴場前に揃っています。かんぽの宿・熱海本館にて。

時刻は15時35分、大浴場へ入りにまいりましょう。この3基体制のエレベーターは、ほとんど待つことなく乗ることができました。部屋は綺麗ですが、廊下とエレベーターホールは若干匂いがする、古い建物の匂いがすると同行者が言っていました。ビジネスホテルではありがちな匂いですが、確かに匂いはします。かんぽの宿・熱海本館にて。

こちらは5階にある飲料の自動販売機です。価格は良心的です。かんぽの宿・熱海本館にて。

そしてこちらは1階・大浴場前へあるアイスクリームの自動販売機です。かんぽの宿・熱海本館にて。

それでは大浴場へ入ってきます。男女の入り口の中間に髭剃りやヘアブラシ・シャワーキャップなどのアメニティがあります。かんぽの宿・熱海本館にて。大浴場は露天風呂に入りました。熱くていいお湯でした。早い時間でしたが、大浴場に入りにきている方が結構いらっしゃいました。それでも、洗い場も浴槽も、ゆったりと使用することができました。山肌に沢山の建物が建つ熱海の町としての特性上、露天風呂はかなり視界が限られた造りになっていますが、音がとても良く聞こえます。長湯をしていると東海道本線の列車の音がしたり、夜は季節柄、蛙の大合唱が聞こえ、朝は鳥の鳴き声が響くといった感じで、とても良いです。夏はきっと蝉時雨なんでしょうね。かんぽの宿・熱海本館にて。

大浴場を出ると中央の広場から2階のフロント階を通してサンルーフの明るい光が射します。この開放感のある造りは本当にいいですね。なお、写真左下の黒い枠あたり、2階フロント階のエレベーターホール付近にコーヒーのサーバーがあって、掲示してある時間内であれば、フロント階の椅子に座って自由に飲むことができます。部屋には持って行かないでくださいという注意書きがありました。かんぽの宿・熱海本館にて。

部屋に戻って談笑をしていましたら、あっというまに夕食の時間となりました。今日は18時からの予約をしています。かんぽの宿・熱海本館にて。

1階のレストランに行きまして部屋番号と名前を言うと、テーブル番号を教えてくれますので、その番号の席に座ります。おぉっ!御馳走でございます。かんぽの宿・熱海本館にて。そしてこのお肉が美味しかったですね。今回の宿のプランを選ぶにあたり、食事が軽めのプラン(12,000円)とレギュラーのプラン(14,000円)のどちらにするか、迷ったのでありますが、お肉が美味しかったですから、今回はお肉もお魚もあるレギュラーのプランを選択して良かったなと思いました。

お刺身もお豆腐も、そしてこのお赤飯と海老に餡がかかっている料理も、どれも美味でございます。かんぽの宿・熱海本館にて。

こちらがお品書きです。かんぽの宿・熱海本館にて。

天ぷらは少し冷めていましたが、天ぷらのあいなめがフカフカとしておいしい。そしてこの煮物の冬瓜がとても美味しかったですね。アツアツでした。かんぽの宿・熱海本館にて。

ご飯とお吸い物とイクラしょうゆ漬けです。私はお腹いっぱいでも全部食べましたが、同行者達は、とても全部は食べきれなかった模様でございます。このあとニューサマーオレンジのデザートがやってきましたが写真に撮り忘れました。全部美味しくて、食堂の従業員の方々も皆さん笑顔でとても感じが良くて、満足度が高い夕食でした。御馳走様でした。かんぽの宿・熱海本館にて。

時刻は19時9分です。部屋のエアコンにも付いていたこちらの方。スダレでヒゲを生やしているのに、アンバランスに可愛らしいというこちら、「あつお」でございます。熱海市のキャラクターかと思ったら、どうやら「熱海温泉ホテル旅館協同組合」のキャラクターなんだそうですな。「見た目はおじさま、心は乙女。熱海大好きな、おじさまの妖精」とかいうことで、みなさん、遊び心が旺盛ですねー。ちなみに売店には「あつお」の包装の温泉饅頭が売っていました。焼き印で「あつお」が押された饅頭なら、もっと売り上げが上がると思いました。かんぽの宿・熱海本館にて。

売店の前には、何か朝市の気配を感じさせる広告やノボリがあります。「危険な塩辛」? これは何だろう? 何が危険なんだろう? ちょっと興味が湧きますね。かんぽの宿・熱海本館にて。

部屋に戻りまして夜景を観ます。なかなか綺麗です。昔は100万ドルの夜景と言われて、大いに賑わっていたころの熱海は、さぞかし夜景も派手な賑やかさを持っていたことでしょうが、今は住宅地の夜景といった感じで、それでも海から山肌にかけて展開する街の夜景は、なかなかに、綺麗なのであります。かんぽの宿・熱海本館にて。

亀の井ホテル 熱海

「亀の井ホテル 熱海」を   >

このあと、談笑をして、23時前に大浴場へ行きました。露天風呂に行きますと、田んぼも無いように思える熱海のどこに居るのか、蛙の鳴き声の大合唱が、地から沸き立つように、また天から降り注ぐように聴こえてきます。5年前に、あれもやはり母に頼まれて横浜の神奈川近代文学館へ、生誕130年の斎藤茂吉展へ行ったことを想い出し、感情の上下動の激しくもまた愛情の深い才人の句に、改めて感銘を受けたことも思いだし、しばらくシンとして湯に浸かっていたのでありました。明日は起雲閣へ立ち寄ります。この後は『【天にも聞こえる】菖蒲を楽しみ小田原・松永記念館と熱海・起雲閣を訪ねる水無月の旅。起雲閣を訪ねる二日目。【熱海のかはづ】』へ続きます。

2日目2017年6月23日(金)

【天にも聞こえる】菖蒲を楽しみ小田原・松永記念館と熱海・起雲閣を訪ねる水無月の旅。かんぽの宿・熱海本館に泊まる一日目。【熱海のかはづ】

1日目の旅ルート

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