マイBOOさんの徳島県〜愛媛県の旅行記
四国88カ所霊場と別格20カ所霊場の車遍路 8日目
- 1日目2017年9月18日(月)
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00:00-08:00
台風の影響もあって、当ホテルで2連泊しました。 進路も強さも速度も想定外の台風で、大変でした。 前日は、無料で利用できる、マッサージ、大浴場で、しっかりと心身を休めました。 (7時12分)
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08:00-09:00
伊予(愛媛県)の『菩提の道場』は当寺院で最後になります。 駐車場は有料で利用できます。 山の中にある三角寺さんまでの道のりは、少し大変なので頑張りましょう。 まずは、長い階段を上っていきます。 (8時22分)
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08:00-09:00
四国88カ所霊場の第65番札所です。 弘法大師が訪れ、本尊の十一面観音像を彫造して安置されました。 さらに、大師は不動明王像も彫られ、三角の護摩壇を築いて 21日間、国家の安泰と万民の福祉を祈念して『降伏護摩の秘法』を修法されたといわれています。
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08:00-09:00
まずは、本堂を参拝します。
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08:00-09:00
本堂を参拝した後は、大師堂を参拝いたしました。 延命地蔵菩薩立像が大師堂の前に鎮座しており、 山中の静かな雰囲気の中で、気持ちを落ち着かせ参拝させていただき、 御朱印をいただき、次の札所を目指しました。
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09:00-10:00
台風の跡
三角寺から仙龍寺に向かう道の途中です。 倒木が道をふさぐこと1カ所。(写真くらいの木が道をふさぐ) 落石2カ所、それぞれ、どけたりするのに大変でした。 朝から、苦行が続きます。
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09:00-10:00
台風の跡
だいぶ、キレイにした後の道です。 もう少しで通行できます。 遅れて来た車も、ハザードを出して停車している車に驚いて降りてきましたが、 これを見て、すぐ理解したみたいです。 「あと少しで通れそうですよ」「・・・ご苦労様です」(まったくです。)
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09:00-10:00
別格20カ所霊場の第13番札所です。 三角寺の奥の院にあたる『仙龍寺』です。 前日の台風で予想していたのですが、ここまでの行程は大変でした。 倒木処理1回、落石処理2回の苦行をして、ようやく到着です。 なかなか得られない、貴重な経験でした。 (9時25分)
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09:00-10:00
仙龍寺は、四国88カ所霊場の第65番札所、三角寺の奥の院です。 そして、四国88カ所霊場の総奥の院でもあります。 三角寺から、当寺院までのナビを設定すると、近い道を選んで、 とんでもない細い道を通らせられますが、広い道で遠回りしたほうが安全です。
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09:00-10:00
写真に写っている建物が、仙龍寺です。 独特な造りをしているでしょう。 大きなトンネルになっているところから、瀧が流れ落ちていきます。 洋館とも何とも表現しようもない美しい木造の建物が、自然に囲まれ素晴らしいです。 私が最もカッコいいと思っている造りをしている寺院です。
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09:00-10:00
本堂と大師堂は、同じ場所にあります。 御本尊が弘法大師がからです。 建物の中の、納経所のとなりにある場所で、参拝させていただきました。 堂内も、古い木造建築を堪能でき、良い気分でした。
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09:00-10:00
御本尊が弘法大師である、この寺院では、弘法大師様が、 『厄除大師』または『虫除大師』とも言われています。 大師はここに住んでいた法道仙人よりこの地を譲り受け、 厄除と虫除五穀豊穣の護摩修行を21日間行ったと伝わっています。 修行満願成就の後に、大師は自身の姿を刻んだと言われています。
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10:00-11:00
椿堂(常福寺)
四国別格20カ所霊場の第14番札所です。 椿堂(常福寺)という場所です。一般的には『椿堂』と呼ばれています。 (10時27分)
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10:00-11:00
椿堂(常福寺)
非常に小さい寺院です。 門には鐘楼があります。 鐘楼の背中側には、すぐ大師堂があります。 本堂は、入ってすぐ左側です。
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10:00-11:00
椿堂(常福寺)
この地方に悪い熱病が流行し、住民の苦しめていることを弘法大師は知りました。 大師は、住民をこの庵に集めて、手にした杖を土にさして祈祷し、 病を杖とともに土に封じました。 その後、この杖から『椿』が芽を出して成長しました。 この椿を、『大師お杖椿』として地域の方々が、信仰の対象としました。 そして、住民を集めた庵を『椿堂』と名付けました。
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10:00-11:00
椿堂(常福寺)
本堂を参拝した後、大師堂を参拝し、御朱印をいただき、次の札所を目指しました。
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11:00-12:00
昨年はここで、昼食を食べましたが、 今年は・・・こっ混んでる!ロープウエーの待ち時間を考えたら、 食べられないので、あきらめました。 『たらいうどん』など色々なうどんが食べられて美味しいですよ。 去年は、遠征だったのか、どこかの学校の生徒たちが楽しそうに、うどんを食べていました。
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11:00-12:00
箸蔵山ロープウエー
箸蔵寺までは、ロープウエーで行くことができます。 箸蔵寺まで上って行ける道がロープウエーから見えます。 道は確かにありますが、まあ止めたほうが良いでしょうね。 去年、行こうとして、あまりの道の荒れようにあきらめました。 見た目以上に、無理がありますよ。(ナビは勧めないで!ムリ!) (11時35分)
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11:00-12:00
箸蔵寺 中門
ロープウエーを降りて、右へ進むと、 すぐに箸蔵寺の中門を見つけることができます。 ここをくぐって、本堂を目指します。 (11時50分)
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11:00-12:00
箸蔵寺 金毘羅事務所
中門を過ぎたところにある、箸蔵寺 金毘羅事務所です。 この建物の1番右端に、納経所があります。 本堂・大師堂を参拝した後、御朱印をお願いすることにし、先へ進みます。
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11:00-12:00
箸蔵寺 護摩殿
箸蔵寺の納経所から見える護摩殿です。 国指定重要文化財です。 本殿と同じような造りをしていることから、同時期に造られたものと推察されています。 このような複合社殿形式としながらも仏寺建築を混交する手法は珍しく、 その当時の建築を知るうえで、貴重な建築物です。
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11:00-12:00
箸蔵寺 鐘楼
護摩殿を過ぎて、少し進むと、 鐘楼と鳥居が見えます。 ここを過ぎると、本堂へ向けての階段が延びています。
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11:00-12:00
箸蔵寺 本堂前の階段
鐘楼を過ぎると、この階段を上ります。 1番上に少し見える、青い屋根の建物が本堂です。
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11:00-12:00
箸蔵寺
階段を上りきり、箸蔵寺の本堂を参拝しました。 寺院としては珍しい造りをしているはずです。 階段を上った先は、非常に広々とした境内が広がっています。 『金毘羅奥の院』として金毘羅信仰の中心をなしている寺院です。
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11:00-12:00
箸蔵寺 大師堂
箸蔵寺の大師堂は、広々とした敷地の本堂から見て、左端にあります。 大師様の御姿が、はっきりと見える珍しい御堂です。 本堂を参拝した後、大師堂を参拝し、御朱印をいただき、次の札所を目指しました。
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13:00-14:00
四国88カ所霊場の第67番札所です。 地元では大興寺というより、山号(小松尾山)にちなんで『小松尾寺』と呼ばれています。 別格を巡っていると、箸蔵寺から向かうので、66番札所『雲辺寺』よりも近い場所にあり、 順打ちが難しくなります。 (13時17分)
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13:00-14:00
まずは本堂を参拝させていただきます。
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13:00-14:00
本堂を参拝した後、大師堂を参拝し、御朱印をいただき、次の札所へ向かいました。
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13:00-14:00
四国別格霊場の1つ萩原寺は、ちょうど萩まつりでした。 境内には30種類2000株あまりの萩が咲き乱れる、萩原寺全体で行われるまつりです。 昨年訪れた時よりも、人が訪れており、少しですが屋台が出ていました。
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13:00-14:00
四国別格20カ所霊場の第16番札所です。 元は地蔵院という名の寺院で、弘法大師が開創されました。 県指定自然記念物の『萩』があり、萩原寺となっています。 (13時41分)
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13:00-14:00
仁王門をくぐって、階段をのぼり、本堂を参拝しました。 ちょうど、『萩まつり』が行われていたので、昨年には見られなかった、 紅白の垂れ幕が、本堂のまわりを覆っていました。
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13:00-14:00
本堂を参拝した後は、昨年は静かだった大師堂を参拝しました。 今年は『萩まつり』ということもあってか、参拝者も多く、 参拝者の子どもたちが、大師堂のまわりで楽しく遊びまわっていました。
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13:00-14:00
ちょうど、萩まつりが、萩原寺で行われていました。 特に、何か特別なことが行われているわけでなく、 ちょうど、萩の見ごろの時期なので、境内全域で行われています。 昨年のときと違い、駐車場に多くの車が停まっていて、 萩を見に訪れている方が、多くいらっしゃいました。
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14:00-15:00
雲辺寺までは、非常に遠い道のりです。 雲辺寺までの道のりは『遍路ころがし』の1つです。 さすが、『涅槃の道場』、讃岐(香川県)の関所寺です。 乗ると素晴らしい自然の中、雲辺寺まで進みます。 (14時7分)
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14:00-15:00
雲辺寺 仁王門
雲辺寺ロープウエーから、仁王門までたどりつけました。 この頃になると、疲れて、無心になってきます。 考えることを脳が嫌がるんですよね。 不思議と、イライラしなくなりますね。 嬉しいことが起こると、異常なほど、ハッピーにもなれます。 (14時32分)
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14:00-15:00
雲辺寺
四国88カ所霊場の第66番札所です。 いよいよ四国遍路、最後の道場、涅槃の道場の関所寺の本堂を参拝しました。 雲辺寺は、『四国坊』とも呼ばれ、四国の各国から馳せ参じる 僧侶たちの学問・修行の道場となり、『四国高野』と称されて栄えたと伝わっています。
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14:00-15:00
おたのみなす
雲辺寺の本堂の脇にある『おたのみなす』です。 くぐって腰かければ、御利益倍増とのことです。 今年も、願掛けさせていただきました。
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14:00-15:00
雲辺寺 大師堂
本堂を参拝した後は、大師堂を参拝し、御朱印をいただき、 雲辺寺ロープウエーへ向かいました。
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14:00-15:00
雲辺寺の眺望を楽しめる場所です。 雲辺寺ロープウエーから雲辺寺に向かう道は2つあります。 1つは五百羅漢や木々の間を抜けていく道です。 そしてもう1つが毘沙門天展望台の前を通っていく道です。
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14:00-15:00
雲辺寺ロープウエーの山頂駅を降りると、 目の前には、このような場所があります。 雲辺寺は、ちょうど香川県と徳島県の県境にあることを示しています。 この後は、もちろん県をまたいで仁王立ちしました。
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14:00-15:00
雲辺寺山頂駅から眺めると、香川県の全景が眺められます。 瀬戸内海や香川の平野など、それらが視界に広がっています。 多くの緑と、ため池のある香川県の美しさを堪能できます。
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15:00-16:00
四国88カ所霊場の第68番札所、神恵院に到着?あれ? 四国88カ所霊場の第69番札所、観音寺も書いてある? どういうこと?と思うかもしれませんが、同じ仁王門をくぐって、 大クスの左側が神恵院、右側が観音寺です。 (15時39分)
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15:00-16:00
神恵院と観音寺の仁王門をくぐって、境内に入ると、最初に大きい楠が見えます。 この楠木を境にして、左側が神恵院、右側が観音寺です。 同じ境内に2つの札所があるのは、ここだけです。
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15:00-16:00
四国88カ所霊場の第68番札所です。 2002年に新しく建立された、コンクリート打ちっぱなしの本堂です。 コンクリートのトンネルを抜けた先に本堂があります。 このような寺院は、日本でも珍しいでしょう。 明治初年の神仏分離令で、琴弾八幡宮から分離された阿弥陀如来像を本尊として、 観音寺の境内に祀ったため、神恵院は観音寺と同じ境内にあります。
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15:00-16:00
本堂を参拝した後、大師堂を参拝し、観音寺に向かいます。
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15:00-16:00
四国88カ所霊場の第69番札所です。 弘法大師は、この地に仏塔を建てて、瑠璃、珊瑚、瑪瑙などの七宝を埋め、 地鎮をしたことから、『七宝山・観音寺』と名付けられました。
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15:00-16:00
本堂を参拝した後、大師堂を参拝し、御朱印をいただき、次の札所へ向かいました。
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16:00-17:00
四国88カ所霊場の第70番札所です。 本尊は馬頭観世音菩薩で四国霊場では唯一のものです。 仁王門は国指定の重要文化財となっています。 (16時20分)
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16:00-17:00
本堂を正面から見て、左側には五重塔があります。 ただ、現在は改修中ですので、その本体を見ることはできません。 写真のみを見ることができます。 本堂そのものも国宝に指定されています。 何より良かったと思うのは、納経所で、別格霊場の第2番札所の堂学寺の募金をしていたことです。 堂学寺さんを参拝した時は、知らされていなかったのですが、火災があったことを知りました。 霊場同士で助け合う姿勢が嬉しく思いました。
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16:00-17:00
本堂を参拝した後、大師堂を参拝した後、御朱印をいただき、今日の遍路を終えました。
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17:00-23:00
今回の遍路では、前回、心の余裕がなくて行けなかった、金刀比羅宮へ行きたいと思っていました。 そこで、こちらの宿にお世話になることにしました。 金刀比羅宮に行くのに、とても便利でしたし、なかなかに良い宿でした。
四国88カ所霊場と別格20カ所霊場の車遍路 8日目
1日目の旅ルート
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