メタボ大王さんの富山県の旅行記

立山「雪の大谷」と万葉歴史館を訪ねて
- 夫婦
- 2人
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人気の立山「雪の大谷」にGWの混雑を避けその前に行くこととした。立山駅から室堂平往復に1日を当て、前後1日を含め3日間の旅行となった。初日は滑川の「ほたるいかミュージアム」を見学後、白岩川流域古墳群のうち3つの古墳を回ってから立山町内泊。2日目は立山室堂平で「雪の大谷」、雪山の絶景を見てから立山博物館(展示館・教算坊)、雄山神社(祈願殿)を回り魚津市内泊。3日目は高岡市万葉歴史館を訪ね、新湊きっときと市場で念願の生白エビを食べた。「雪の大谷」・室堂平の圧倒的な雪景色。博物館・教算坊の曼陀羅画、見事な庭園。大伴家持も眺めたであろう富山湾越しの立山連峰を見ることができた。
長野ツウ メタボ大王さん 男性 / 70代
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- 1日目2017年4月26日(水)
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14:00-15:00
3月20日〜6月下旬で「活きたほたるいかの発行ショー」が行われている。シアター内の真っ暗闇に青白く光るほたるいかは幻想的だった。刺激に対し発光する。
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14:00-15:00
活きたほたるいかを毎日採取し、発光ショーや触れ合い体験に出しているとのこと。 富山湾を一望できる併設のパノラマレストラン「光彩」で昼食を取ったが、ほたるいかを食べる気にならなくて白エビのかき揚げ丼を注文した。生白エビはなかった。
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15:00-16:00
若王子塚古墳(わくおうじづかこふん)
富山市水橋中馬場にある富山県内最大級の円墳(直径46m)。墳裾から頂上まで6m。周辺から古墳時代前期の土師器が出土。北東隅に神社のような建物がある。
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15:00-16:00
若王子塚古墳の案内看板
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15:00-16:00
竹内天神堂古墳(たけのうちてんじんどうこふん)
富山県中新川郡舟橋村竹内にある前方後方墳(全長38m)。「村社神明社」があり、鳥居の向こうの拝殿の後方が古墳です。この鳥居より更に手前に大きく立派な石の鳥居と神社名の標柱がある。
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15:00-16:00
高さ7.2m、底部直径46.8mの円墳。頂部が平らな断頂円錐形の古い形。墳丘は富山県で唯一、葺石で覆われている。5世紀ごろのかなり有力な一族の墓。頂部に登るよう石段があり、頂部には枯死した杉の切り株と蛭子神を祀った小祠がある。地域の人がいかに大切にしてきたかがわかる。
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15:00-16:00
稚児塚案内板
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16:00-17:00
藤塚古墳
立山町日中にある町指定史跡の円墳。元々は直径約20m、高さ3.8mと考えられるが、後世に築かれた石垣により方形状をしている。昭和39年の発掘調査では、頂上部から竪穴式石室が検出され、中から鏡、鉄剣、鉄槍などが出土。盗掘されなかった証だ。道路を拡張するためか円墳の端を削り、崩れないよう石垣を作っている。文化財の保護と日常生活の調整は難しい。今日見た三つの古墳共、神社、祠を置いているが、破壊され、盗掘されなかった要因か。
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18:00-19:00
なめらかな温泉で畑仕事で荒れた手がスベスベになりました。料理も満足。
- 2日目2017年4月27日(木)
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08:00-09:00
立山駅周辺のホテルの予約が取れなくてこちらで。立山駅まで30分。早めに出発。
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09:00-10:00
11日前にWEB予約。キャンセル、変更については要確認。立山駅には1,000台の無料駐車場があり、混雑時は更に500台の臨時駐車場。当日は、WEB切符窓口で免許証など本人確認できる物を呈示、予約番号かバーコードを見せ乗車券を受け取る。ここで冬装備に着替え靴も防寒靴に。9:40発の予定なので余裕。構内や外に外国人観光客があふれていた。各国の言葉が乱れ飛ぶ。雪の無い国から来た人が多いようだ。雪国で育った私達でさえ見たい「雪の大谷」を、雪を知らない人がどれほど胸を高鳴らせているか。
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09:00-10:00
室堂平の気温が駅に表示されているが、気象の変化を考えた装備が必要だ。ケーブルカーはは20分間隔で運行。
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10:00-11:00
ケーブルカーを降りると広いバスロータリーとなっておりバスに乗り換え。ここも20分間隔だが、ケーブルカーの観光客を全部乗せるため何台かのバスが待っている。ロータリーは綺麗に除雪され雪はない。その雪が端の方に壁を作っておりその高さだけでもまず驚かされた。春の景色から一気に冬の景色に。
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10:00-11:00
バスは称名滝が見える場所で暫く止まってくれる。バスの中はほとんど中国の団体さん。標高が高くなるにつれ道路脇の積雪も増してくると、大騒ぎで中国語が飛び交っていた。
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10:00-11:00
「雪の大谷」をバスの窓から見る
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10:00-11:00
ターミナル内は非常に混雑していた。外のロータリー、屋上もラッシュアワーのよう。しかし雄大な立山の雪景色にみんな笑顔で、雪遊びに興じていた。雪を初めて見た人達であろうかその騒ぎは半端ではない。こちらも嬉しくなった。
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11:00-12:00
今年は雪が多かったとのこと、何と19m。
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11:00-12:00
4月15日に全面開通したばかりなので19mの積雪。多くの人が雪の壁にメッセージを刻んでいた。いろいろな国の文字があった。
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12:00-13:00
玄関先まで行ったが帰りの時間を考えて風呂に入らず。後悔。
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14:00-15:00
途中で上りのケーブルカーとすれ違う。麓は全く雪がない。
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15:00-16:00
展示館は立山の歴史と信仰を知る最適な場所。立山曼陀羅はまるでテーマパークのよう。日本三大霊山として多くの修験者、参詣者を集めたが、曼陀羅の絵説きが重要な役割を果たしただろう。今日は簡単に登ったが、神々しい雪山の魅力は過去も現在も変わらない。
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15:00-16:00
博物館の隣にある「教算坊」。江戸時代の宿坊であったが、その後立山を開山した佐伯家の邸宅として利用され、更に富山県に寄贈された。県で解体修理し、展示室、教養室等として一般公開。室内には立山曼陀羅、チベット曼陀羅、前田常作曼陀羅等展示。部屋の中から窓越しに庭園を望む。絵画のよう。
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15:00-16:00
庭園が見事。管理人ご夫妻のご努力が「とやまの名勝」に選定されたのだと思う。この他、隣の「山岳集古未来館」を見学。まんだら遊苑には行く時間がなかった。
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16:00-17:00
博物館西隣に立山大権現雄山神社の中宮祈願所がある。祈願所が拝殿であり、本殿は、立山大宮と立山若宮がある。また中心には立山を開山した佐伯有頼の廟がある。神社の由来を見ると、「文武天皇の大宝元年(701年)越中国司佐伯宿祢有若卿の嫡男有頼少年が白鷹と熊に導かれ霊峰立山を開き、勅命により山麓芦峅(あしくら)の地に立山雄山を奉斎する根本中宮を始め、壮大なる神社仏閣が建立された」とある。
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16:00-17:00
「若宮社殿」(立山町指定建造物)と杉の大木。
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16:00-17:00
立山若宮案内板。
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16:00-17:00
祈願所。(拝殿)
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16:00-17:00
熊が亀を踏んで、熊の上に童子。子供の佐伯有頼が熊に導かれている姿か。
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16:00-17:00
「立山大宮」。本殿なのだが小さい。本来の本殿・大拝殿は明治初年、山中よりの落石の災害により破壊されたとの説明。
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18:00-19:00
海外の団体客で混んでいたが、対応は親切。日本のおもてなし。
- 3日目2017年4月28日(金)
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09:00-10:00
韓国の団体客が出発前にホテル前でグループ毎に記念撮影。こちらも写真を撮って出発。
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10:00-11:00
大伴家持のビデオはわかり易かった。国守として赴任したものの、冬から春にかけ病気になり、翌年まで病床にいた。回復してから国中を回り、豊かな自然や人々と触れ合う中で多くの歌を詠んだ。帰京した家持は万葉集を編纂するが、全4500首の内、家持が越中で詠んだ歌が220余首で、ゆかりの歌を加えると337首とのこと。これらの歌が「越中万葉」とし後世、研究・読み継がれ、集大成がこの歴史館にある。
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12:00-13:00
生の白エビが食べたくて魚津から富山市内の道沿いで探したがなく、結局、富山湾の白エビのほとんどを水揚げをしていると聞いた新湊に来た。海鮮市場で生の白エビの値段をみたが「富山湾の宝石」と称されるだけあり高い。しかし、ここまで来たので奥のレストランに入り生白エビの定食とかき揚げ丼をいただく。その後、市場、土産物店を覗く。浜焼きコーナーもある。こちらの方が安かったかと後悔も。海外の方も多いが店の人も慣れたものである。土産にホタルイカ、鮪のカマ、魚醤などを購入。
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13:00-14:00
新湊大橋車窓から見る海王丸パーク
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13:00-14:00
新港大橋から見る立山連峰。橋の中央アーチの下で。
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13:00-14:00
新湊大橋から立山連峰を望む。この景色を大伴家持も見ていたのか。夏でも雪を残す立山を家持は、「立山に降り置ける雪を常夏に見れども飽かず神からならし」と詠み、神々しいとしている。昨日、あの頂上直下にいたのに何故か遠い昔のようだった。
立山「雪の大谷」と万葉歴史館を訪ねて
1日目の旅ルート
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