まりもさんの岐阜県〜愛知県の旅行記

日本列島のど真ん中?大垣1泊2日の旅
- 一人
- 1人
- 芸術・文化
- 史跡・歴史
旅のキーワードは「守屋多々志」と「源朝長」です。以前、美術館の企画展で守屋多々志さんの「星と武者」という絵に惹かれました。大垣市にある守屋多々志美術館で企画展「武士の魂」を開催中と知り、大垣旅行を計画。調べる過程で源義朝の次男の朝長が亡くなった青墓が大垣市であることが判明、こちらも目的の1つにしました。行ってみて、大垣市とその周辺は昔から交通の要所で、歴史的に魅力のある史跡等が多いところだと感じました。いつか大垣から不破の関を越えて琵琶湖に出るような行程の旅行をしてみたいです。

アートツウ まりもさん 女性 / 40代
- 1789views
- 1参考になった!
- 0コメント
- 1日目2019年3月9日(土)
-
08:00-08:00
新幹線で名古屋まで行き、レンタカーを借りるため岐阜駅で下車。そして店に行く前に、岐阜駅北口にある金色の織田信長の像を見に行きました。太陽の光を浴びて光ってました。周りの風景にあまり溶け込んでおらず、ちょっと異様で目立ってましたが、当時の信長の存在そのものをあらわしている感じがして面白いです。
-
09:00-11:00
豊臣秀吉が一夜で築造したと言われる墨俣一夜城。何にも知らなかったので勉強になりました。昔ながらの展示方法で、全体的にパネルが多く、説明を読むのがしんどかったですが、豊臣秀吉や彼を支えた人たちなどについて深く知ることができてよかったです。特に秀吉はあまり好きではないのですが、築城をはじめ数々の活躍を見ていると、ただの成りあがりではなかったんだと感心。少し見直しました。
-
09:00-11:00
展望台からは、金華山と山上の岐阜城が見えます。墨俣地区には源平墨俣川古戦場や源義経の兄の義円(乙若丸)の墓があるというので行きたかったのですが、歩いて行くには少し時間がかかるので今回は諦めました。
-
11:00-12:00
11時開店直後に入店。客は少数でしたが、食後は満席状態でした。鶏肉と湯葉が入った乾麺のパスタのランチセットを注文。パスタは少し芯が残っていた感じ。お店自慢の生パスタにした方がよかったかなと後悔。デザートのほうじ茶味のアイスケーキがあっさりしていてパスタより美味しかったです。
-
12:00-14:00
この後行く予定の、昼飯大塚古墳の出土品が展示されているというので来てみました。考古資料としては弥生・古墳時代の物、国分寺関係の物、あとは民俗資料が展示されています。それほど広くはないので、さらっと見ることができます。
-
12:00-14:00
きれいに整備されていて、広くてのどかです。隅の方で詩吟を読んでいる人がいて自由でいいなあと思いました。広大な四角い敷地に基壇や礎石がある光景は、なんとなく大宰府政庁跡や復元建物ができる前の平城京跡に似ています。奥には美濃国分寺が見えます。
-
12:00-14:00
美濃國分寺
歴史民俗資料館の横には、現在の美濃国分寺があります。
-
14:00-15:00
1つの古墳で葺石と芝生、2種類の整備方法を取っているところが面白いです。整備されて月日があまり経っていないのか、案内板や階段などの設備が色あせてなくてきれいです。駐車場は隣にある岐阜大学旧早野邸セミナーハウス第1駐車場を利用しました。AR用確認タイルなるものが地面にいくつかあり、これは専用タブレットを用いたガイダンスシステムらしいのだが、団体見学者が対象で、広く利用されているわけではないようです。
-
14:00-15:00
正直住宅地の中にある違和感は拭えないが、公園と思えばいいのかもしれない。実際近所の子供たちが遊んでいたし、地域の人にもけっこう利用されているようです。
-
15:00-16:00
道の駅池田温泉は午後5時までなので、この後行く予定の円興寺を通過して先にこちらへ行きました。小さなテナントの店が並んでいて横丁みたいな雰囲気でした。粉もん屋「たこちゅう」で、大垣赤みそのたこ焼き6こ(430円)をいただきました。私には少し辛かったです。
-
15:00-16:00
購入予定だった、よしやのバームクーヘンは値段が少し高く感じたので、お茶の瑞草園の生クリーム大福、「ふんわりん」(170円)、抹茶味とほうじ茶味を1個ずつ購入。あっさりしてて美味しかったです。
-
16:00-16:00
円興寺
今の円興寺は万治元年に現在の地に再建されたとのこと。紅葉で有名らしいです。
-
16:00-17:00
青少年憩いの森遊歩道
朝長の墓は、青少年憩いの森遊歩道というハイキングコースにあります。ここには元円興寺跡もあって、さっき行った円興寺は昔はこちらにあったようです。表参道口前に駐車場があるので車を止めて、ここから入りました。
-
16:00-17:00
初っ端から眼前に立ちふさがる門。そばにはクマに注意の看板。1人で入るのを一瞬躊躇しました(汗…)。
-
16:00-17:00
15分ほどで展望台に到着。はっきり言って景色は良くありません。
-
16:00-17:00
源朝長の墓
展望台から5分ほどで朝長の墓にたどりつきました。横には父の義朝と兄の義平、朝長に付き従って亡くなった従者たちのお墓があります。周りは本当に静寂としていて、心静かにお参りをすることができました。松尾芭蕉もここで句を詠んだそうです。
-
16:00-17:00
そばには地域の有力者だった大炊氏の墓もあり、入口付近には刀を置くための「刀石」というのもあります。
-
16:00-17:00
元円興寺跡
元円興寺跡は説明板があるくらいで、ほとんど未整備です。金堂跡付近も少し広場があるくらいで、木は倒れているわ、崩れた五輪塔が転がっているわで、雑然としていてどんな寺だったか想像がつきません。ただ、鐘堂跡(?)に至る階段跡は、本当に階段に見えたので、やっとそれっぽいものを見つけたぞ!という感じで嬉しかったです。個人的には最近の史跡は整備され過ぎなので、このような放置状態のところも残してほしいです。
-
16:00-17:00
表参道口から裏参道口に出るまで約1時間。熊には遭遇せず無事に脱出できましたが、朝長の墓に行くまでの前半はドキドキでした。その間ハイカーは1人しか会いませんでした。クマの看板にはびっくりさせて〜と思いましたが、目撃情報がある以上は気を付けた方がいいです。
-
18:00-18:00
道の駅パレットピアおおの
2018年7月オープンの新しい道の駅。ただ行くのが遅かったため、物産販売所しか見れませんでした。この後岐阜駅まで戻り、レンタカーを返却。
- 2日目2019年3月10日(日)
-
09:00-12:00
あいにくの雨模様で、天気が良かったら白い壁が映えただろう大垣城。戦前は国宝だったという。大垣城、郷土館、守屋多々志記念館、奥の細道むすびの地記念館の4館共通券(600円)を購入。展示内容は疲れない程度のほどほどのボリュームです。展望室からの景色は、城の立地はよくわかるが、高さが高くないため眺望ははいまいち。長野剛さんの描いたパネルのおあむがかわいかったです。
-
09:00-12:00
印象に残ったのは、杭瀬川の戦いのジオラマ。これだけ1つのテーマについて場所を取られると、詳しい説明も頑張って読もうという気になります。大垣城が重要拠点だったことや、杭瀬川に続く関ヶ原合戦の内容についても詳しく知ることができたのがよかったです。
-
09:00-12:00
長野剛さんの描いたおあむ。この絵が好きなのでテンションあがりました。他にも石田三成とか武将のパネルもありましたが、この絵が好きなんです。長野さんって男性だけでなく女性もこんなに美しく魅力的に描けるんですね。
-
12:00-13:00
庭園もあってきちんと管理された施設でした。通常展示以外に、所蔵品展「錦絵と引札展」をやっていて、歌川国芳や国貞の絵が見れたのがよかったです。2階の画廊での「城の写真・切り絵展」の作品が思いのほか、よくできていて見入ってしまいました。今までなんで手間かけて切り絵にする必要があるのかと思っていましたが、その独特の雰囲気に魅了されました。
-
13:00-14:00
珈琲幸房多香
ゆっくりランチできそうなところが少なく、1店目は満席。外から見て空いていた珈琲幸房多香さんに勢いで入ったものの、店内はカウンター席しかなく、なんか敷居が高そうなコーヒー専門店に入ってしまったと少し後悔。しかし…。
-
13:00-14:00
コーヒーカップは店内の棚に並んでいる中から好みのを選んでコーヒーを入れてもらう方式で、あまりこだわりのない私にはちょっとカルチャーショック。しかししかし、注文したオムレツサンドと本日のコーヒー(名前言われたけどよくわからなかった)の美味しいこと!サンドイッチは卵ふわふわ、ボリューム満点でお腹いっぱいになり、コーヒーは苦手なブラックでも美味しく飲めました。休憩もできたし、店内の雰囲気も良く、とてもいい時間が過ごせました。今度行く機会があったらワッフルが食べたいです。
-
14:00-15:00
守屋多々志美術館は1階と2階に展示室があります。お目当ての「武士の魂」展では思ったより下図が多く、完成作品はないのかなぁと少し残念に思いました。下図と完成図を並べて見れるのが理想的です。今回印象に残ったのは大下図の「駒競べ」。駆ける馬が何頭も描かれていて(たくさんの馬の脚がすごい)、大きな絵なので下図でも(下図だからこそ?)大迫力でした。
-
15:00-17:00
あら、いい景色と思ったら船は作り物らしく、やや興ざめ。なぜわざわざ作り物の船まで浮かべて景色を作ってるのかとその時思いましたが、ここは国名勝「おくのほそ道の風景地」になっていると後で知りました。川辺の景色は確かに情緒あります。なんか腑に落ちない気もしますが…。
-
15:00-17:00
展示内容はハードルが高くてちょっとしんどかったです。奥の細道の原文に注釈がついたパネル展示がほとんどで、根気がないと読んでいられません。もう少しとっつきやすくする工夫がほしいと思いました。シアターでは映像がいくつかありますが、内容が1番易しそうな映像だけなぜか上映回数が少なく、行った時間では見れませんでした。ここで人生二回目のペッパーくんに遭遇。この子は本当に健気です。
-
15:00-17:00
売店で購入した烏骨鶏バームクーヘン(650円)と小豆やっこ(600円)。どちらもお味は普通です。
-
18:00-19:00
新幹線に乗る前に名古屋駅周辺で食べれる店を空いてる店を探したところ、なかなか見つからず、結局高島屋9階のカフェドサリューに辿り着きました。味噌ドリアを注文しましたが、私には少し辛かった。というか、私には味噌はあまり合わないということが今回の旅行でわかりました。
日本列島のど真ん中?大垣1泊2日の旅
1日目の旅ルート
まりもさんの他の旅行記
-
2024/12/6(金) 〜 2024/12/9(月)
- 一人
- 1人
知覧に行って以来、行きたいところがたくさんできた鹿児島を再び訪れました。今回は旧日本軍の航空基地...
225 1 0 -
2024/11/22(金) 〜 2024/11/23(土)
- 一人
- 1人
行田市の2つの博物館の企画展を見に行き、ご当地グルメのゼリーフライとふらいを食べてきました。その...
153 1 0 -
2024/7/12(金) 〜 2024/7/17(水)
- 一人
- 1人
熊本を中心とした装飾古墳と旧陸軍飛行場関連を巡る旅行を計画しました。連日雨だったのが残念でしたが...
375 0 0 -
2024/6/8(土) 〜 2024/6/10(月)
- 一人
- 1人
6/9の加西市だけは家族と車で、それ以外はいつものように1人で神戸から明石まで電車で行ってきました。...
327 0 0
みんなのコメント(0件)
投稿する
投稿に際しては、必ず観光ガイドご利用規約をご確認ください。
閉じる皆様がより快適にご利用いただくための「投稿上のルール」や、
投稿内容の利用に関して記載しております。
さらに表示する